商品レビュー カメラのナニワ 京都店

魔法のトーン、ライカ ズマリット50mm 1.5 レビュー

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こんにちは!カメラのナニワ京都店 たかはしです。
今回ご紹介いたしますレンズは、ライカ・ズマリット 50/1.5でございます。

もし、私が数あるライカのレンズラインナップで、
まずは何が使いたいと聞かれたら・・・
色々悩みますが…少なくとも、このレンズは確実に候補に入ります。

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開放f値1.5という値は、世に出た1949年当時としては驚異的な明るさを誇りました。
絞り羽の枚数実に15枚。絞り込まれる際、生き物のようにうねる様は美しく、
どこまで絞っても常に円形を保ち豊かなボケ味を出してくれます。

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絞り環を回すとスーッと進み、各値で沈み込むようにきっちり止まります。
ピントリングの無限遠ロックもカッチリ。
とにかくフィーリングが気持ち良く、ずっしりとした重みもあり、
当時最高スペックを誇った大口径レンズらしい高級感ある造りを感じます。
さて、その実力やいかに。

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ボディはアダプターを介し、オリンパスペンE-P1での使用。
せっかくの大口径レンズ、まずは開放で撮ってみるに限ります。
淡いベールがかかったような描写が癖になります。

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50/1.5というスペックは、ライバルの同スペックのツァイス・ゾナーを思い出しますが
あちらは滲むようなボケ感であるのにたいし、ズマリットは穏やかなボケ感ですね。
コーティング有でも逆光に弱いのはどちらも同様ですが、
ズマリットの方が顕著かもしれません。

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旧国鉄のEF15系車両。
二枚目は運転席。
青磁色のドアがどこか懐かしく、今となってはオシャレですね。
人工物を撮ると、開放寄りで柔らかな印象ですが…


絞ると、ここまで劇的にシャープになります。
強い光源下ではフレアが出るのでわかりにくかったですが、
こうしてみるとたしかな解像力を秘めている事がお解りいただけるかと思います。

余談ですが、日本初の新幹線であるこの0系新幹線は
新幹線大爆破という映画では故・高倉健さんと同じく主演を張った車両です。


日も落ちかけた時間帯、とても印象的な写りが出ました。
レンジファインダーで使われた時代、開放付近では
ピントがきっちりでているか不安になったかもしれませんが、
画面で確認できるデジタル全盛の昨今、価値の出てきたレンズの一つであります。

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夕方の水面。
ソフト感、空気感は花や人物に大変効果的ですが、
水面の揺らぎの質感にもひときわ効果を与えてくれます。

ズマリットというレンズで注意すべきところは、前玉に使われている硝材が
とても柔らかく、傷つきやすい事とレンズ全体が白曇りしやすいことが挙げられます。
すなわち、各個体で写りの差が大きく異なってきます。

今回、比較的状態のいい個体を使用しておりますが、
状態の良いズマリットの描写は癖になること請け合いです。

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ボケ味、にじみ、フレア。どれも場合によっては盛大に出ます。
ですが、その条件によってはたいへん美しい写真が撮れてしまう。
そんな魔力を持ったライカ ズマリット50mm 1.5。
お求めの際はぜひ、カメラのナニワ京都店まで。

担当 たかはし

【今回のレンズ】

ライカ ズマリット5cm/1.5(Lマウント)
商品ランク:B
商品状態:カビ跡,拭キズ有 整備済
店頭価格 ?\69,800 (税込)  2015年12月現在

※売切れの際はご容赦願います

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