ペンタックスKPを持って出かけました

2017年5月22日

こんにちは、カメラのナニワ心斎橋本店の吉永です。

今回は「ペンタックス KP」を持って撮影に出かけてみました。

場所は、琵琶湖から昇る朝日と周辺の風景の撮影です。

ペンタックスK-Pと言えば、最高ISO819200の「高感度撮影に強いデジタル一眼」と言う事で、陽が昇る前からの撮影と、日中の撮影の写真をご覧いただこうと思います。

まずはこちら

陽が昇る前に撮影現場に到着しましたので、まだ空も暗く月がキレイに見えていましたので撮影いたしました。

今回は高感度撮影に評判の高いKPを使っての撮影ですので、あえて三脚を使用せず、手持ちでの撮影を行いました。

ISO感度6400 シャッタースピード1/13 絞りF8 画像仕上げ:風景

結果ノイズは出ているものの、拡大しないとほとんどわからないくらいですので、ISO6400でも十分常用感度として使用できると感じました。

KPなら、夕方以降の光量の少ない場面でも、高感度撮影を楽しんでいただく事が出来そうです。

続きましてはこちらの写真

ISO感度200 シャッタースピード1/2000 絞りF8 画像仕上げ:鮮やか

天気予報では「晴」と言う事でしたが、低い位置に雲がかかっていた為、太陽が顔を出すまでに少し時間がかかってしまいましたが、雲が良い感じでディフューザ―の役目をはたしている為に、NDフィルターなどを使用しなくても撮影する事が出来ました。

この写真は、逆光で人物のシルエットを入れながら縦位置で撮影いたしました。

今回掲載している風景写真はカメラの機能のみを使用していますので、撮影後の色補正や明るさ補正、トリミングなどは行わず、KPの特徴を知っていただく為に、そのままの色合い、明るさ、画角でご覧いただいています。

朝日編最後の写真がこちら

ISO感度200 シャッタースピード1/250 絞りF8 画像仕上げ:鮮やか

メインである貝殻にピントを合わせ、バックの朝日が水面に反射してきらめく様子を撮影しました。こちらの写真は、今回の撮影の中でも特に気に入っている写真のひとつです。

2432万画素の画質の良さ以外にも、自分が撮影したいと思っている色が出ていると事が良いと思いました。

 

太陽の位置も高くなり朝日の撮影を終え、場所を移動しました。

朝日の撮影場所から車で少し走ったところにある場所です。

この場所には、桜並木とキレイな川、そして山々があり、4月半ばというのに山の頂上には雪が残り、雪解け水が川に流れ込んだ影響か、非常に水量が多く感じました。

欲を言えば、青空の色と、桜の色がもっと鮮やかに写れば理想でしたが、本来なら色修正をしたいところですが、今回はそのままの画像をご覧いただいています。

ISO感度200 シャッタースピード1/400 絞りF4.5 画像仕上げ:鮮やか

ですが、ロケーションは最高でした。

 

続いての写真がこちら

ISO感度400 シャッタースピード1/160 絞りF8 画像仕上げ:鮮やか

菜の花畑を撮影中、良い形の花を探していると、タイミング良く蜂が飛んできたので、急いでシャッターを切りましたが、反対側に移動してしまい、その後飛んで行きました。

蜂の写り込みは少ないですが、菜の花の黄色は非常に良く出ていると感じました。

KPの画像仕上げ機能の「風景」「鮮やか」「ナチュラル」などを被写体に合わせて使い分ければ、メリハリの利いた良い色表現が可能です。

では、最後にこちら

ISO感度200 シャッタースピード1/160 絞りF5.6 画像仕上げ:鮮やか

35年くらい前に淀川の土手でつくしが生えているのを見た記憶がありますが、近所の川沿いでは一度も見た事が無く、琵琶湖の周りにはつくしがニョキニョキ生えていて大変驚きました。

大阪からも2時間かからない距離ですので「おっ!!この風景良いな」と感じられた方が居られましたら、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

ペンタックスKPを使って撮影して感じた事は、評判通り高感度に強く、光量の少ない場面でも手持ち撮影が出来ると感じました。

操作性については、今回は動いている被写体がありませんでしたので、操作自体は落ち着いてゆっくりする事が出来ましたが、ボタンも大きく、液晶画面の文字表示が大きいので見やすく操作も簡単でした。

本体は、他の機種に比べ若干大きく感じますが、重さ自体は703gとそんなに重く感じる事はありませんでした。

あと、液晶画面が可動式ですので、最後に撮影したつくしの撮影では、そんなにしゃがむ事無く、ローアングル撮影が出来ましたので、非常に楽でした。

撮影時の注意点として、フルオートの撮影でも問題ないですが、被写体に寄って露出補正、ホワイトバランス、画像仕上げモードを駆使して撮影すると、さらに良い撮影が可能です。

 

今回撮影に使用致しましたペンタックスKPは、カメラのナニワ心斎橋本店にてお取り扱いいたしております。

ご興味を持っていただいたお客様が居られましたら店頭に実機もございますので、是非当店までご来店下さい。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。


ドラマチックに撮れる!?逆光撮影3つのポイント

2017年5月18日

こんにちは。カメラ担当の吉冨です。

今回は逆光シーンをドラマチックに撮影できるポイントを3つ紹介します。

1.逆光とは


図のように、被写体の背後に光源があってカメラ(撮影者)に向かって指す光の事を逆光といいます。

 

この逆光、撮影がむつかしいために 「良くない印象」を持っているかた多いのではないでしょうか。

良くない印象の理由をあげると

  1. メインの被写体が暗くなる
  2. 露出(明るさ)の調整が難しい
  3. 明暗差が大きい為、出来上がりの写真をイメージしにくい

などがあげられます。

 

反対に、この3点を改善すると逆光を味方につけてドラマチックな写真を撮る事が出来るようになります。

それでは早速、「ドラマチックに撮影できる、逆光時の撮影ポイント3つ」をご紹介します!

 

2.逆光撮影ポイント


☆ポイント①「露出(明るさ)にこだわるべし!」

 

逆光の撮影時に一番重要だといっても過言ではないのが「測光方法」になります。

測光方法とは 「カメラが明るさを決める時に判定する場所や方法を指定する設定」のことで、代表的な測光方法は以下の3つが挙げられます。

 

1.マルチパターン測光(評価測光&分割測光)

写真の広い範囲を複数に分割して明るい部分、暗い部分を判断してバランスをとる測光方式です。

マルチパターン測光

 

 

2.中央部重点測光

写真の中央部分に重点を置いて、明るさを判断する測光方式です。

中央部重点測光

 

 

3.スポット測光

写真、中央部のスポット部分で明るさを判断する測光方式です。

スポット測光

 

この3つがあります。逆光時にオススメ設定は 「スポット測光」です。

スポット測光を使うことで、中心部の狭い範囲をピンポイントで測光することができ、周りの明るさに影響を受けないのでポイントとなる被写体が黒潰れすることなく撮影することができます。

メインとなる被写体が中心部のスポットにない場合は 「AEロックボタン」を使うことで上手く撮影することができます。

 

さらに一眼レフユーザーの方に、ぜひ使って頂きたいのが「ライブビュー機能」です。

ライブビュー機能を使うことで良い点は

  • 写真の明かるさを確認しながら撮影できる
  • 背景のボケ具合を確認しながら撮影できる
  • 太陽(光源)を光学ファインダーで覗いて撮影するよりも目の負担が少ない

 

ミラーレスユーザーの方は無意識に使っている機能ですが、一眼レフユーザーの方は使う機会が少ない為に、その便利さにお気づきでない方も多いのではないでしょうか。

撮影後の写真の明るさをイメージしやすくなるので、逆光撮影時には「ライブビュー機能」がオススメです!

 

 

☆ポイント② 「露出決定は思い切ってするべし!」

写真①

写真②

 

写真の①と②は、同じ場所・同じ時間に撮った写真です。

違うのはカメラの設定だけなのですが、印象のまったく違う写真になります。

露出(明るさ)を意識するとは

  1. 写真①のように、メインの被写体を暗く(シルエット)にする
  2. 写真②のように、メインの被写体に明るさを合わせる

 

メインの被写体を暗くシルエットにすることで、立体感や存在感を表現することができます。朝陽や夕陽の撮影時に良く使う手法です。

逆にメインの被写体に露出(明るさ)を合わせて撮影すると、全体的にハイキー調のやわらかい雰囲気に仕上げることができます。ポートレートや花などの撮影にピッタリです。

そして一番やってはいけないのが、どっちにも露出があっていないという中途半端な露出決定です。

メインの被写体に露出を合わせるのか・シルエットにするのか、仕上がりのイメージを持って撮影することが重要です。

逆光シーンの撮影では「思い切った露出決定」が、とても大切なポイントになります。

 

 

 

 

☆ポイント③「ホワイトバランスで非日常的な雰囲気をつくるべし!」

ホワイトバランスとは、白いものを白く写すために色味を調整する機能の事をいいます。

本来は白色に調整する機能ですが、あえてカラーバランスを崩すことで「自身のイメージしている写真に近づけることができる機能」でもあります。

逆光時はホワイトバランス設定を変えることで、ドラマチックでより印象的な写真に仕上げることができます。

 

 

この写真の「ホワイトバランス」を変えてみましょう。

 

 

ホワイトバランスを変えるだけで印象が大きく変わりますよね!

 

ホワイトバランスで印象を変えるパターンは沢山ありますが・・・

  • 「青味」を強くしてクールな印象
  • 「赤味」を強くして暖かみ・懐かしい印象
  • 「白く調整」+「露出オーバー」で幻想的な印象

この他にも数多くパターンがあり、簡単に写真の印象を変える事ができるので、色々挑戦してみても面白い機能です。

 

ホワイトバランスを変える方法は主に2種類ありまして・・・

  • ケルビン設定(光の色を数値で表した単位)「大きい数値:青味が増す」 「小さい数値:赤味が増す
  • シーン設定「青味:白熱電球>蛍光灯>太陽光>曇り>日陰:赤み

エントリーモデルの一部の機種ではケルビン設定できないカメラもあるので、そういった場合はシーン設定で色温度の調整をおこないます。

ホワイトバランスを変えて日常をドラマチックに写しとりましょう!

 

3.作例


使用カメラ:X-T10 WB:5500K 露出補正:+2

 

使用カメラ:X-T10 WB:3700K 露出補正:+1.5

 

使用カメラ:X-T10 WB:3000K 露出補正:-1.5 「セピア」

 

4.まとめ


逆光シーンをドラマチックに撮影する際のポイントは3つあげられます。

  1. ライブビュー機能をつかい、写真の出来上がりをシュミレーションする
  2. 露出決定は思い切る
  3. ホワイトバランス調整で、非日常的な雰囲気をつくる

 

以上のポイント3つを意識するだけで逆光シーンを味方につけてドラマチックな写真がとれるようになります。

今まで逆光シーンに良くない印象をお持ちの方も、トライしてみてはいかがでしょうか。

写真ライフがよりいっそう楽しくなりますよ!

 

この記事に関するお問い合わせは・・・カメラ担当 吉冨まで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


お持ちの望遠レンズを低予算でパワーアップさせる方法

2017年5月13日

こんにちは、カメラのナニワ心斎橋本店の吉永です。

鉄道、野鳥、植物など、これからの季節、撮影したくなる被写体が多いですが、撮影地に出かけて小鳥や池に咲く花を撮影している時にファインダーに小さくしか写らず「あともう少し望遠で撮りたい」と感じた事は無いでしょうか?

望遠レンズでも、例えばすでにキヤノンのEF70-200mm F4L IS USMをお持ちで、EOS 7D Mark IIと合わせてお使いの場合、APS-Cサイズのセンサーでは、焦点距離は35mm換算で1.6倍の320mm相当になりますが、それでも小さい被写体を遠くから大きく撮影する事は難しい時もあります。

では、被写体を今よりさらに大きく撮影する方法として、大望遠レンズを購入するという解決法があります。

では、200mmのレンズより被写体をアップで撮影出来るレンズとして、焦点距離400mmのレンズが欲しいと考えたとすると、キヤノンの場合は

EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMEF400mm F5.6L USMなどがありますが、なかなか手が届かないと言う方の為に、今回は、低価格でレンズの焦点距離をアップさせる事の出来る「テレコンバーター」をご紹介いたします。

まずはこちら↓

キヤノン エクステンダー EF1.4×IIIです。

こちらのテレコンバーターの使用方法は、カメラ本体とレンズの間に装着して使用する事により、お手持ちのレンズの焦点距離を1.4倍にする事ができ、簡単に被写体を大きく撮影することが出来ます。

例えば、望遠側が200mmのレンズと組み合わせた場合、1.4倍の280mmのレンズとして撮影出来るので、さらにEOS7DmarkIIと組み合わせると、35mm換算で448mm相当の撮影が可能です。

続きまして、こちら↓

キヤノン エクステンダー EF2×IIIです。

こちらは、商品名からもわかるようにお手持ちのレンズの焦点距離を2倍にする事が出来ます。

同じく、望遠側が200mmのレンズと組み合わせた場合、2倍の400mmとなり、さらにEOS7DmarkIIと組み合わせると、35mm換算で640mm相当の大望遠レンズとしてご使用する事が出来ます。

ですが、これらのテレコンバーターも対応できるレンズが限定されていますので、ご購入の際は対応表をご確認の上ご購入する事をオススメします。

エクステンダー EF1.4×III レンズ対応表

エクステンダー    EF2×III レンズ対応表

これで、お手軽にお手持ちのレンズを大望遠レンズにする事が出来ます。

 

でも「もっとリーズナブルにレンズをパワーアップしたい」という方もおられると思います。

そういったご要望のお客様には、こちら↓

ケンコー テレプラス HD 1.4X DGX キヤノンEF/EF-S・テレプラス HD 2X DGX キヤノンEF/EF-Sです。

こちらの商品もキヤノン純正テレコンバーターと同じで、レンズの焦点距離をそれぞれ1.4倍、2倍と伸ばす事ができます。

ケンコーテレプラスには、キヤノン用の他に、ニコン用も発売されています。

キヤノン純正同様、ケンコーテレプラスにも対応レンズ一覧がございますので、合わせてご確認下さい。

テレプラス HD 1.4X DGX レンズ対応一覧

テレプラス HD 2X DGX    レンズ対応一覧

という事で、レンズを買い替える事無く望遠レンズをパワーアップする事が出来ましたが、テレコンバーターを使用すれば、撮影したい被写体を大望遠レンズとまったく同じ条件で撮影出来る訳ではなく、有効F値やAF速度の低下が起こります。

○キヤノン純正の場合

1.4倍:装着時の有効F値の低下は1絞り分、AF速度は約半分になります。

2倍:装着時の有効F値の低下は2絞り分、AF速度は約4分の1になります。

ケンコーテレプラスの場合は、メーカーHPにてご確認下さい。

 

ですが、風景や建物など、動かない被写体を三脚を使用して撮影する場合には気になる事はないと思います。

ご購入の際は、カメラのナニワ心斎橋本店を是非ご利用ください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。


「中古在庫情報」Nikomat FT3

2017年5月11日

ニコン ニコマートの最終型!

Nikomat FT3 ブラックです。

ニコマート最初で最後のAi方式のフィルム一眼レフです。

1977年(昭和52年)3月に発売、後継機種のFMが5月に発売された為

生産台数は少なかったみたいです。

今から、40年前のカメラとしてはとても綺麗な状態です。

型式:35mm一眼レフレックスカメラ

レンズマウント:ニコンFマウント

シャッター形式:金属羽根縦走りフォーカルプレーン

シャッター速度:B、1~1/1000秒

ファインダー視野率:92%

ファインダー倍率:約0.86倍

スクリーン:交換不可

露出制御:定点式TTL露出計連動(Cds)、中央重点測光

シンクロ同調:1/125秒以下

電源:LR44

ランク:AB

付属品:Bキャップ

ナニワ価格:¥48,000-

PLU:2221130193464

当店では、新品デジタルカメラ・レンズはもちろん中古カメラ豊富に揃えております。

ご不要のデジタルカメラ・レンズを高価買取させていただきます。

人気の最新デジタル一眼レフカメラに買換えをお考えならまずはお問い合わせください。

新品は、ズバリ ナニワ価格でお安く!カメラ買取り価格は高価買取り!

最新機種への買い替えなら下取り優待でさらにお得です!

カメラのナニワ 心斎橋店

電話:(06)-6281-4133


タムロン SP70-200mm/F2.8 Di VC USD G2 (Model A025) 使用レビュー

2017年5月9日

こんにちは。カメラ担当の池田です。

さて、今回はタムロンの新製品SP70-200mm/F2.8 Di VC USD G2 (Model A025)の使用レビューをご紹介いたします。

70-200mm/F2.8のレンズと言えば、キヤノンやニコンなどからも発売されている定番中の定番レンズで、風景写真からポートレート、そして動く被写体など、さまざまな分野で活躍する1本です。もちろんフルサイズ一眼レフ対応です。

タムロンはこの春、前モデルのA009の後継モデルとして、このA025を発売してきました。

 

前モデルのA009より大きな進化を遂げていますが・・・

主な進化点は・・・

  1. レンズは構成は17群23枚とA009と同じながらも、光学設計を一新し、高い解像感を実現
  2. 逆光に強いeBANDコーティングの採用により、ゴーストやフレアを低減
  3. ズーム全域において、美しいボケを実現
  4. 最短撮影距離がA009の1.3mから0.95mに大きく短縮
  5. AF速度と精度が向上
  6. 手ブレ補正機構「VC」が4段補正から5段補正にアップ

などが挙げられます。

 

そして外観・・・

前モデルよりかなり高級感が増しており、大三元レンズの名に恥じないつくりになっています。三脚座はアルカスイス互換のクイックシューに対応しており、より便利になりました。

 

それでは、少しアップが遅くなりましたが、SP70-200mm/F2.8 Di VC USD G2 (Model A025)を持って春風景を撮影してきましたので、ご覧いただければと思います。

 

まずは、描写力のチェックから。

168mm F2.8で撮影

168mm F8で撮影

それぞれの写真を拡大してみます。

168mm F2.8で撮影分の拡大画像

168mm F8で撮影分の拡大画像

開放でF2.8でも、それなりの描写力をもっていますが、やはり少し絞ることでかなり解像感が高まりました。F8で撮影した2枚目の写真はとてもシャープでコントラストも高く、満足できる画質を得ることができました。

 

絞り優先オート F8 86mmで撮影

琵琶湖湖畔での1枚。F8ということで解像感は抜群で、ヌケのよい描写です。芽吹き始めた木々の新芽もしっかり描写してくれました。

 

絞り優先オート F8 154mmで撮影

こちらも琵琶湖での1枚。ズームレンズではつきものの歪曲収差ですが、この焦点距離では発生していません。水平線がまっすぐに描写されています。ワイド端、テレ端では細かい収差チェックを行っていませんが、撮影時にはまったく気になりませんでしたので、歪曲収差はほとんどないと思って良さそうです。

 

絞り優先オート F4 200mmで撮影

朝陽と桜を絡めた1枚です。ここでご覧頂きたいのは、逆光耐性です。この日は少し霞んでいて、光線が強烈という状況ではありませんでしたが、日の出からかなり時間が経過して撮影しています。それでいてゴーストは完全の抑えられており、フレアもごくわずかといった感じです。これがeBANDコーティングと新しい光学設計の実力なんでしょう。

そしてもうひとつ。開放のF2.8から1段絞ったF4で撮影していますが、太陽の形はしっかり円形を保っています。今では円形絞りは当たり前のようになってきましたが、このレンズにもちゃんと採用されています。

 

描写力のチェックについてはこれくらいにしまして、次は今回の進化点の中でも大きな魅力でもある最短撮影距離の短縮です。前モデルから0.35m短縮され、0.95mとなり最大撮影倍率も1:6.1と、花の撮影などでもかなり使えるようになりました。

作例写真です。

絞り優先オート F4.5 158mmで撮影

春の訪れを告げる土筆。小さな土筆も、最短撮影距離が短縮されたことでこんなに大きく撮れます。マクロレンズほどの撮影倍率にはならないものの、普通に花などをボカして撮影するなら十分です。

本来マクロ的に撮影する場合は、絞りは開放で撮ることが多いと思いますが、ここではF4.5に絞ることで横にならぶ土筆にもピントが来るようにしました。それでも最短撮影距離あたりで撮影していますので、背景のボケは大口径レンズならではのキレイなボケとなっています。

 

絞り優先オート F2.8 200mmで撮影

F2.8のボケはやはりキレイです。後ボケだけでなく前ボケも大きくてキレイです。そしてピント面もとてもシャープで花が浮いているかのような表現ができます。

 

絞り優先オート F3.5 200mmで撮影

この写真は1/2段絞ってF3.5で撮影しています。それはピント面を少しシャープにするためです。私が入社したころ、ある先生から「マクロ撮影の場合は1/2段から1段程度絞るとシャープさが出て良い」と教えてもらったのです。それから、マクロ撮影の場合は少し絞るようにしています。この写真をご覧いただいてもおわかり頂けると思いますが、少し絞ってもボケの量は大きく変わらないのです。

このように大口径F2.8レンズと0.95mという最短撮影距離で、撮影チャンスが増えることは間違いありません。

 

そして、次はオートフォーカスについて。

これも前モデルより、スピードと精度がアップしています。

 

シャッタースピード優先 SS1/800秒 200mmで撮影

山に囲まれた田園地帯を走る若桜鉄道。この写真は、この1枚だけを撮ったのではなく、ずっと列車を追いかけながら撮影したうちの1枚です。他の写真もすべてピントが来ていました。今年の春に発売されたタムロンのレンズすべてに共通することですが、本当にオートフォーカスが速くて快適です。私は日頃、キヤノンの純正レンズを使用していますが、超音波モーター(USD)による静かなAFとスピード、精度にはストレスを感じることはありませんでした。

オートフォーカスも大きく進化していると実感しました。

 

以上、今回の使用レビューは描写力(画質)、最短撮影距離、オートフォーカスに焦点を絞って書きましたが、その他に手ブレ補正が4段から5段に強化してきたことも大きな進化です。今回の撮影では常に手ブレ補正機能(VC)はONにしていました。シャッターボタンを半押しした時に手ブレ補正が働くのですが、その補正効果がファインダーを通して「良く効いている」というのがわかりました。今回はスローシャッターでの撮影がなかったので、低速シャッターでどこまで耐えられるかということが正確にはお伝えできませんが、1/15秒あたりのシャッタースピードなら十分止まりそうで、夕景や夜景などの暗いシーンでの撮影にも適していると思います。

ちなみに手ブレ補正機能は3種類あり、通常撮影時に使用するMODE1、流し撮り専用のMODE2、手ブレ補正効果を最優先に考え、シャッターが切れる瞬間だけ補正が働くMODE3と状況に応じて切り替えが可能です。

 

最後に、SP70-200mm/F2.8 Di VC USD G2 (Model A025)で撮影したその他の写真をご覧いただければと思います。

 

絞り優先オート F2.8 149mmで撮影

琵琶湖の湖面に太陽の光が輝いていました。その輝きのボケ味が素晴らしい。またピントを合わせた草のラインがとてもシャープに表現されています。

 

絞り優先オート F8 191mmで撮影

桜が満開の鳥取県若桜鉄道若桜駅。望遠レンズならではの圧縮効果で桜とSLを狙いました。SLの質感が良く出ています。

 

絞り優先オート F3.2 200mmで撮影

同じく若桜駅構内。この写真は桜を主役、SLを脇役にして狙った1枚です。桜の入れ方(フレーミング)がイマイチで、バランスの悪い写真ですが、レンズは腕をカバーしてくれました。背景がキレイにボケてくれたおかげで、それなり?の写真になりました(笑)

 

絞り優先オート F5.6 187mmで撮影

これまた若桜鉄道。今度は列車を主役に!そして手前にあった菜の花を前ボケにして撮影しました。本当はF2.8で撮影する予定だったのですが、撮影場所を探している間に列車が来てしまい、焦ってF5.6で撮ってしまったのです。それでも菜の花は大きくボケてくれました。

 

絞り優先オート F2.8 131mmで撮影

万博公園での1枚。チューリップが見頃を迎えていました。チューリップのアップは上でご紹介しましたが、ここではお花畑をイメージして撮影しました。やはり大口径レンズ。ピントを合わせたチューリップまでの距離はそこそこあるのに、背景はキレイにボケてくれました。このピントの合っているところの解像感と滑らかなボケ味がたまりません。

 

以上、最後までお付き合いありがとうございました。

このレンズは本当にコストパフォーマンスに優れたレンズです。純正レンズにこだわる方も多いですが、自信を持ってオススメできる1本です。いつものなら1つくらいは欠点を書くのですが、今回使用するなかでは欠点という欠点はありませんでした。それくらい良いレンズです。皆さまには大口径レンズの魅力をぜひ味わっていただきたいと思います。きっと写真が上手くなるはずです。

 

この記事に関するお問い合わせは・・・カメラ担当 池田まで

 


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