気軽にフィルムカメラ レモン社 池袋店

【トイカメラと過ごす】LOMO LC-A

こんにちは!

朝晩ほんの少し涼しくなってきて、撮影したい欲がムクムクと膨らんできたレモン社池袋店の宮です(v)

今回は、中古のLOMO LC-Aの探し方、買うにあたっての動作チェック方法、作例をご紹介します!

LOMO LC-Aは、1980年代に発売され、世界的にも大ヒットしたロシア製の35mmトイカメラです。

2005年の製造中止以降も、(絞りレバーを省き、レリーズ装着部や広角等アクセサリー装着用スリットが追加されるなど)細かな改良が加えられ、現在もLOMO LC-A+としてロモグラフィーから販売されています!

 

はじめに】

ロシア製のカメラの多くは国内産カメラのように完璧な生産管理のもとに製造されていません。ファインダーやレンズにほこりが付着している場合も多々ありますが、これはロシア製特有の(LOMO特有の)奔放さからくる愛嬌も考えていただければ幸いです。

(LOMO LC-A取扱説明書より抜粋)

とあるように、LOMO LC-Aは発売時点から個体差のあるトイカメラです。"失敗なく撮りたい"というよりは"うまく撮れていたらいいな"くらいの気軽さで使うと丁度いいと思います!

 

中古での探し方】

ネットや中古カメラ店でも度々見かけるので探せば比較的手に入りやすいと思いますが、電気制御のため、安くても動作未確認の機体を購入するのはややリスキーです!

実際に中古カメラ店でコンディションをチェックするか、来店が難しそうなら電話やお問い合わせ窓口から動作の確認をお願いしてから購入を検討しましょう。

 

動作チェック】

まずは底面の電池室を開けてLR443つ、+-を間違えないようにセットします。(電池の平らなほうが+です)

店員さんに動作チェックをしたい旨を伝え、電池を入れてもらいましょう!

●通電確認

ランプが点灯しない場合、電池の向きが正しいか確認し、それでも点かなければ電池を新しいものに交換してみましょう。

のフィルム巻き上げダイヤルを回してシャッターをチャージして③のファインダーを覗きながら④のシャッターボタンを半押しして、ファインダー内のランプが点灯するかチェックします。①のレバーをスライドしてレンズカバーを開けます。

LC-Aは電池が無くてもシャッターは切れ(ているように見え)ますが、実際には⑧のシャッター羽が開いていないので、撮影ができません!

どちらを試してみてもランプが点灯しないものは通電に何かしらのトラブルがありますので、買うのは避けましょう!

 

●シャッター確認

⑤のレバーを動かして絞りを"A"(オート)の位置に合わせ

の巻き上げレバーを真上に引き上げ、裏蓋を開けます。

を回して隣の窓の表記を"100"(フィルムのISO感度100)に合わせて、カメラを明るい方(ライトや太陽)に向け、②のダイヤルを回してチャージ、④のシャッターボタンを押し込んで、⑧のシャッター羽が開いているか確認します。

次はカメラを暗い方に向け、再びシャッターをチャージ&押し込んで、明るい方に向けた時よりシャッター羽のスピードが遅くなっているか確認します。

※⑨の測光窓で光量を測っている(シャッタースピードやF値を決めている)ので、撮影時に指で塞がないよう注意しましょう!

ここまでで動作に問題が無さそうなら購入を検討しても大丈夫だと思います!

ピントは距離を目測で(被写体までの距離を勘で測って)レンズ横のレバーで設定して撮影していきます。

フィルムの装填方法、詳しい撮影の仕方は店員さんに聞けば親切に教えてくれる
(はず)なので、どうぞお気軽に聞いてみてください!

 

作例】

すべて"A"(オート)で撮影↓↓

 

トイカメラらしく、撮影時からフィルター加工したような周辺光量落ちが見られます。

コントラストも強く、特に晴れた外の撮影では影部分が黒く潰れやすいようですね φ(. . )!

 

【最後に】

今は綺麗に撮れた写真を加工するのが普通かと思いますが、LOMO LC-Aは撮影時からその効果が得られます。

本来のフィルムの仕上がりを知っていれば、普段の加工も より本物(フィルム)に近いイメージで手を加えていくことができるようになると思います!

なかなか気軽に外出できない日々が続きますが、LOMO LC-Aと一緒に、いつもの風景の新たな一面を発見してみてはいかがでしょうか?(・v・)

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