鉄道模型入荷情報 EF63と青大将

2017年4月21日

 JRの前身、国鉄(JNR)の50年代から60年代にかけて懐かしい画期がありました。横軽(よこかる)でおなじみのEF63とEF58の青大将です。今回は鉄道模型に置き換えて国鉄全盛時代をしのぶことにしました。どちらも鉄道模型の老舗メーカーの天賞堂の製品です。
 横軽は言わずと知れた今はなき信越本線、横川⇔軽井沢間のことです。急峻な碓氷峠が立ちはだかって水平距離にして9.2Kmにして553mの高低差を乗り越えるとてつもなく過酷な条件。最急勾配で67パーミル(1000mで67m上がる)が連続します。1893年(明治26年)よりアプト式(ラックレール)にて開通してやがて電化されたが約40分を要し輸送のネックとなっていました。
 1963年(昭和38年)アプト式が廃止され、新たに新線が完成し、横軽専用の電気機関車EF63がデビュー。1時間定格出力2550Kw、引張力23400kgの最強機関車2両を連結して粘着運転(ふつうの鉄道)いわゆるEF63と協調運転で所要時間20分に短縮された。当時の国鉄が世界に誇れる技術の一つです。
 しかし、1997年(平成9年)北陸新幹線開業時に廃止となりました。経費が運賃の100倍かかることと、安全上の為常に緊張を強いられことを思うと致し方ないと思いますが。

 

EF63と特急あさま

 左は181系8両編成の先頭車(上野方)は、EF63と連結用に製造されたクハ180です。
当時としては食堂車の無い8両の短い編成は異様な特急でした。編成内容も重量のあるモハユニットを後部の上野方へ、比較的軽いサロを前部の長野方とEF63で押し上げるためです。
 1975年にはEF63と協調運転ができる189系特急電車の登場により、181系の「あさま」は9年で幕を閉じます。

中古品
PLU2111012059509
品名   EF63 1次C型アンテナ
メーカー 天賞堂 2001年モデル
ランク  A
付属品 元箱 取説 付属パーツ類
価格   税込¥165,000

 

 

  青大将といっても、ヘビ科のそれではありません。
1956年(昭和31年)11月19ダイヤ改正により生まれた東京⇔大阪間に新たに生まれた特急列車の「はと」「つばめ」のことです。従来のぶどう色からエメラルドグリーン(淡緑5号)
に塗られたEF58機関車と客車を青大将というニックネームがつきました。
 この年、米原⇔京都間が電化され、念願の東海道本線の全線電化が完成した。「もはや戦後ではない」という経済白書が出た年でもあります。
 全線EF58の電気機関車の牽引で東京⇔大阪間、7時間30分に短縮されました。

青大将

 EF58機関車は戦後直ぐ1946年(昭和21年)誕生しました。当初はデッキ付の箱形車体のスタイル、戦後の混乱期の簡易設計のため運転関係者に不評を買ったこともありました。
 1952年(昭和27年)流線型車体に生まれ変わる。旅客用機関車の花形として特急、急行、普通と活躍しました。その流麗なスタイルは長く鉄道ファンの間でゴハチの愛称と共に親しまれてきました。多分、日本型の鉄道模型で一番多く作られたのではないでしょうか。

青大将

中古品
PLU2111012059516
品名  EF58-57 東海道全線電化記念機
メーカー 天賞堂 1996年モデル
ランク A
付属品 元箱 取説 ヘッドマーク
価格  税込¥145,000

 

レモン社銀座店 鉄道模型コーナー 担当 かなざわ

  ナニワグループオンラインでもお求めになれます。


新入荷のご案内:ソニーNEX-6L

2017年4月11日

今回は久しぶりに中古品の新入荷をご案内致します。
ご案内する商品はソニー NEX-6L(ズームレンズキット)です。※ボディ(黒)とレンズ(シルバー)が色違い

SONY NEX-6L(1)

雨降りの桜

1、外観

1-1、ボディ
擦れによる塗装落ちが一カ所ありますが、目をこらして見ないとわからない程度です。ほとんど気になりません。

1-2、レンズ
使用感を感じますが、擦れや傷はなく、もちろん当たりも見当たりません。

液晶保護シートは擦れがあり使い込まれた感じがしますが、ボディとレンズはキレイで大切に使われたボディ&レンズと判断致します。

2、動作

2-1、ボディ
全機能はテストしきれませんでしたが、カメラの反応を含めてきょどる事は無く、問題のないカメラです。
AFも問題なく、撮影データにチリもなくセンサーはキレイです。

2-2、レンズ
パワーズームの機能は正常です。この機能が働いていないレンズもありますので、最初にチェックしました。
MF時のヘリコイドの操作も問題ありませんでした。

3、商品仕様

  • 発売日:2012/11/16(販売完了品)
  • カメラ有効画素数:約1610万画素
  • 撮影素子:APS-Cサイズ(23.5 x 15.6mm)
  • ファインダー:1.3cm(0.5型)電子式ビューファインダー(2359296ドット)
  • 液晶モニター:7.5cm(3.0型)ワイド TFT駆動(921600ドット)
  • 角度調整:カメラ背面に対して上約90°,下約45°
  • シャッター速度範囲:静止画撮影時:1/4000-30秒、バルブ、
    動画撮影時:1/4000-1/4(1/3ステップ)、AUTO1/60まで、オートスローシャッター1/30まで
  • フラッシュ:内蔵(GN:6(ISO100・m))
  • フラッシュ同調速度:1/160秒
  • 手ブレ補正機能:交換レンズ側対応 (レンズ仕様による)
  • wi-fi:スマートフォン転送
  • 質量:約287g
  • 外形寸法:約119.9(幅)x66.9(高さ) x 42.6(奥行き)mm

4、実写テスト

SONY NEX-6L(4)

コントラスト(ワイド端)

SONY NEX-6L(5)

コントラスト(テレ端)

雨が降っていて曇り空でコントラストが低く日のテストが災いして、コントラストのテストは出来ませんでしたが2枚の写真を掲載します。
ちょっと古いカメラなので暗部の再現力が低いのは一目瞭然です。しかし、上の写真はフィルムに近いものがあります。
オールドレンズを試したい方にオススメです。

SONY NEX-6L(2)

ディストーション・テスト(ワイド端)

SONY NEX-6L(3)

ディストーション・テスト(テレ端)

キットレンズは安かろう悪かろうが一般的ですが、本格的な建物撮影でない限り気にならない範囲です。

SONY NEX-6L(6)

ボケ味(ワイド端)

SONY NEX-6L(7)

ボケ味(ワイド端)

周辺光量落ちと解像力の影響で、見ようによってはオールドレンズの味わいを感じます。現代のレンズなのですが。

SONY NEX-6L(8)

自然光と人工光

窓からの自然光と照明の人工光のミックスです。色が転ぶこともなく人工的はありますが自然な描写です。

総じて今でも現役で使用出来るカメラ&レンズと評価します。

5、商品情報

  • 商品コード:2111012043232
  • 商品名:NEX-6+E16-50/3.5-5.6PZ OSS
  • 販売価格:38,000円(税込) 2017/04/11現在
    ※web掲載は2017/04/12からになります。掲載後、2,3日中にリンクを貼ります。ご容赦下さい。

SONY NEX-6L(11)

角のキズです

SONY NEX-6L(12)

カメラは底からキズが入りますが、キレイな状態です。

6、感想

背面ダイヤルの操作に慣れは必要です。但し、試写中に慣れる程度なので、難しいカメラ操作ではありません。
ファインダーのドット数も実用には問題ありません。

 

担当:いりえ(B2)

 

 

 


商品レビュー:HandeVision IBELUX 0.85/40mm(マイクロフォーサーズ)

2017年4月5日

今回はHandeVision IBELUX 0.85/40mmのマイクロフォーサーズ用モデルを使ってみました。
開放0.85を活かすべく、選択ボディはE-M1 MKIIです。その心は・・・電子シャッター使用で最高速1/32000Sec.を使え、感度拡張LOWでASA64相当を選択出来る利点があります。

HandeVision IBELUX 0.85/40mm

HandeVision IBELUX 0.85/40mm 重量なんと1,150g

公称F0.85の呆れた開放絞り値を誇るこのレンズ、見事な重量感があります。いや、はっきり云えばデカいです。同じ単焦点40mmのMFレンズと云う事で、Gズイコー40mm F1.4と比較してみますとこんな感じです↓

HandeVision IBELUX 0.85/40mm

F0.85対F1.4で寸法比較

マイクロフォーサーズの大きなメリットの一つ、「小型軽量」とは真っ向から対立しますが、すべてはF0.85の為です。とか云ってあげたいところですが、フォクトレンダーのNOKTON 25mm F0.95 TypeIIは重量435g。ちょっと微妙な図体ですね・・・
*NOKTON 25mm F0.95 TypeIIレビューは秋葉原店ブログで掲載しております。

フォーカスリング/絞りリング共に回転感触は良好ですが、操作性ではちょっと不満もありました。絞りクリックは1段毎、そのクセ各絞り間の回転角にあまり余裕が無く、中間絞りが使い難く感じられました。
レンズフードは組込み式ですが、外観からして「かなり長いフードかな?」なんて思うと裏切られます。マイクロフォーサーズ用としては明らかに寸足らずです。これはAPS-C/フルサイズ対応モデルも存在する為なんでしょうか?
電子接点はありませんので、撮影情報は記録出来ません。そんなワケで、今回も絞り開放から1クリックずつ絞って撮影/後から絞り値をコマ数から割り出す手順で撮影です。

●周辺部の光量と画質
前回のNOKTON 25mm F0.95 TypeIIの経験から、開放付近では画質云々するべきではないと思っていましたが、先ずは遠景撮影の画像から掲載します。

HandeVision IBELUX 0.85/40mm

F0.85 絞り開放 まるで春霞のように

中央部以外はとろっとろになっています。輪郭部の色滲みは顕著ですが、予想よりも控え目かな、と云うのが実感です。もっとひどい事になるんじゃないかな、位に思っていましたので・・・周辺光量落ちもまた予想外に少ないのにビックリ。「大口径レンズ=開放は素敵な光量落ち」と思い込んでいる私にはちょっぴり残念な結果でした。
お次はF2で同じ場所を。

HandeVision IBELUX 0.85/40mm

F2から突然発色が変わります。

ごく単純に、F8から開放まで1クリックずつ続けざまに開きながら撮影していますので、F0.85とF2のカットの時間差はほんの数秒。その間に天候が大きく変わったなんて事もないのですが、F1.4とF2を境目に発色が一気に変わります。多分、F2より開けると収差炸裂となる、と云う事ではないかと考えています。周辺部は相変わらず緩いままですね。F4位までは周辺は甘い傾向が続き、F5.6あたりで「まぁそれなりかな?」と思えるレベル、F8でようやっと世間並みになりました。

HandeVision IBELUX 0.85/40mm

F8

厳密には、隅っこはまだちょっぴり緩さが残っていますが「味」と云う事でご了解下さいませ。絞ると収差の影響は暫時低下し、色乗りはかなり濃い口となりました。

●耐逆光
ゴーストはしっかりと出ます。オリンパス/パナソニックでよく見かけるゴーストとは違い、彩り豊かなゴーストが出ます。

HandeVision IBELUX 0.85/40mm

F5.6

F1.4とF1辺りを境に、強烈なゴーストが現れます。

HandeVision IBELUX 0.85/40mm

F0.85 サークル状の彩りが・・・

コントラストの低下に関しては、シャドーは潰れてハイライトはすっ飛ぶ状況なので何とも申し上げようがありません。他のカットでもそう云った傾向にあるようです。

●近接力/ボケ
最短撮影距離は公称0.75m。レンジファインダー用レンズ並みのレベルです。総じて近接に強いレンズの多いマイクロフォーサーズレンズと比べると、物足りません。「寄ってボカす」が体に浸み込んでいると予想外に寄れず、ストレスを感じるかも知れませんね。デジタルテレコンをファンクションボタンに割り振っておくのもアリでしょう。それでも0.75m程度の近接能力では、開放0.85の威力も半減です。この点は明らかにNOKTON 25mm F0.95 TypeIIの方が使い勝手が良いと感じました。

0.85/40mm

開放F0.85 枝振りのボケ具合は微妙

このボケ具合を面白いと感じられるかどうか、でこのレンズの存在意義が決まるような気がします。
比較として、PEN-FT用のGズイコー40mm F1.4を開放で撮りますと・・・

0.85

GズイコーオートS 40mm F1.4 絞り開放

こっちもこっちで決して綺麗なボケではありませんでした。ところで、似たような焦点距離のAFレンズとしてMズイコー45mm F1.8がありますが、大変素直なボケを見せてくれるレンズです。ごくノーマルなボケがお好みでしたら、確実にそちらをお使いになるのがよろしいかと思います。断然軽いですし。
最短撮影距離を比較すると・・・

 IBELUX 0.85/40mm

IBELUX 0.85/40mm F0.85 距離約0.75m

続いてはGズイコー40mmです。

Gズイコー 40mm

GズイコーオートS 40mm F1.4 F1.4 距離約0.35m

近接能力は低く、ボケ味も独特なモノがありますので、なるべく背景に気を遣って撮影したいものです。
木の枝、花の輪郭等々は場合によってはかなり煩く感じられます。

ある程度、背景との距離を取れれば充分にボケを発揮できます。

 IBELUX 0.85/40mm

F1.0

●色収差
冒頭のカットからもお判りいただけると思いますが、開放付近では顕著に現れます。F2未満/F2以上で発色がまったく変わってしまい、F2.8で完全に抑えられるようでした。
開放付近でEVFを覗くとビックリするくらいの色収差が目に入りますが、撮影カットをチェックするとそれ程でもない・・・と云う不思議な結果でした。

 IBELUX 0.85/40mm

F1.0 EVFでは、緑やら紫やらの縁取りが派手に見えましたが・・・

F2.8ではノーマルな発色となります。

 IBELUX 0.85/40mm

F2.8 肉眼に近い発色

何かと厳しい事ばかり云ってきましたが、F2を境に現実/非現実が切替わるとか表現しておきましょうかね・・・
それでもモノクローム撮影であれば、色収差を気にする必要もありません。

 IBELUX 0.85/40mm

F0.85 PEN-F モノクロプロファイルで

周辺光量落ちを望めないレンズなので、シェーディング効果を併用しています。

●普通に絞って使うと
概ね画像の安定するF5.6あたりの画像です↓

 IBELUX 0.85/40mm

F5.6

お社自体は見事に解像してくれていますが、周辺/隅はまだ緩いですね。

決して素直な万能レンズではなく、手ごわいライバルレンズは幾らでも存在します。何時でも持ち歩ける寸法でもありません。
それでも何だか面白そう!とお感じいただける方・・・そうですね、選ばれし者のみに使えるレンズ、それが IBELUX 0.85/40mmなのかも知れません。
p.s.私は選ばれなかったクチの人間のようです。
レモン社  松浦

お問合せはレモン社銀座店までどうぞ。
フジXマウントモデルも2017年4月5日現在在庫ございます。

HandeVision IBELUX 0.85/40mm
レンズ構成:8群10枚
絞り羽根:10枚
最短撮影距離:0.75m
寸法:φ74×128mm
フィルター径:φ67mm
重量:1,150g

 

 

 


商品レビュー:ZEISS Loxia 2/50

2017年3月27日

今までレンジファインダー用のZEISSレンズをレビューしましたが、ソニーα7用のLOXIA 2/50をレビューしました。

ZEISS Loxia 2/50(1)

新宿御苑

ソニーα7用のレンズは3つのカテゴリーに分かれます。

  1. Batisシリーズ
    フルサイズのAFレンズ
  2. Loxiaシリーズ
    フルサイズのMFレンズ
  3. Touitシリーズ
    APS-CサイズのAFレンズ
    ※FUJIFILM Xシリーズ用もあります

ボディはα7Sを使用しました。

1、商品仕様

  • 焦点距離:50mm
  • 絞り値:f/2.0-f/22
  • 撮影距離:0.45m-∞
  • レンズ構成:4群6枚
  • フィルター径:52mm
  • 全長:59mm(キャップ類を除く)
  • 重量:320g

 

2、耐逆光テスト

ZEISS Loxia 2/50(5)

逆光テスト

左から開放(F2)、F5.6、F16です(開放での露出オーバーは操作ミスかも知れません)。
デジタルカメラ専用の設計が活きていて、ゴーストやパープルリングの発生が抑えられています。

 

3、周辺光量落ち

ZEISS Loxia 2/50(4)

周辺光量落ち

全絞りでほぼ変わらない結果でした。上の写真はF8で撮影したものです。

 

4、解像度

ZEISS Loxia 2/50(7)

遠近感

デジタルはのHDR効果(本レビューではOFF)もあり、白飛びや黒つぶれがカバーされキレイな写真が撮れます。
その恩恵は大きなものですが、代わりに遠近感を損なってしまい平面的な感覚に陥ってしまうこともあります。
一枚の写真では判断し難いところがありますが、十分立体的に表現出来ていると思います。

ZEISS Loxia 2/50(6)

遠近感2

一番手前の木はフィルムだと完全に黒つぶれしていると思います。

 

5、近接

ZEISS Loxia 2/50(9)

最短撮影

ZEISS Loxia 2/50(10)

最短撮影

いつものKITTE内にある旧郵便局長室からの写真です。今回は開放ではなく中間絞りでのテストです。
無限遠では標準レンズでも高い解像度を示してくれました。

 

6、スナップ

ZEISS Loxia 2/50(11)

KITTE

窓越しの柔らかい日差しと床の木目の質感。カメラの設定を変えていないにもかかわらず、今までの写真とはことなる性格を持つレンズと感じました。

ZEISS Loxia 2/50(8)

新宿御苑

春らしい色が目につくようになってきました。気の早い花見も見受けられ、新宿御苑の入園前にアルコールの持ち込みチェックを受けました。
花見にちょうどいい色合いです。青空に映えていました。

ZEISS Loxia 2/50(12)

スナップ

白黒モードで撮影しました。金属の質感も悪くはありません。

ZEISS Loxia 2/50(13)

スナップ(隅田川)

やはり標準レンズの最短撮影距離は45cm前後がちょうどいい距離感です。レンジファインダー用レンズの「寄れない」のは慣れが必要です。今回は撮影に苦労しませんでした。

7、感想

α7用のZEISSの方がナチュラルな感じがしました。操作感は全く問題なしです。絞りの間隔の長さは慣れてしまいました。

よく写るレンズで不満がないのが不満かも知れません。敢えて買う必要があるのか、コスパを考えてご判断下さい。

 

担当:いりえ


万年筆のおすすめ1本 パイロット ジャスタス

2017年3月21日

ここしばらくは新入荷のお知らせが続きましたが今回は自分が所有している万年筆の中からダントツに使用頻度が高く、1本で数本分のお得気分になるパイロットジャスタスを紹介します。入手したのはもちろん中古でしたが、今までにない機能にはビックリしました!以前このブログにてパイロット95周年の復刻版となるジャスタス95の新品の取扱をお知らせしましたが、今回はその95でなく初代のジャスタスです。ジャスタスとは調節を意味するAJUSTに由来しJUST(ちょうど)+US(私たち)を組み合わせ“私たにちょうどいい”を表す造語とのことです。


ジャスタス95の元箱。初代のロゴは残念ながらは見た事がありません…

以前、レモン社では逆輸入のパイロットナミキブランドのナミキ・ファルコンという万年筆が爆発的にヒット商品となり海外からの輸入が足りない時期があったくらいでしたが数年前にナミキブランドでの生産がなくなり現在はパイロットブランドでエラボーとして生産は続いていますが、この2本のオリジナルの発売が70年代後半で、ほぼ同時だという事を恥ずかしながら最近になって知りました。ちなみに、その当時のジャスタスは現在とはもちろん物価は違いますが、定価が1万円(95の定価は現在3万円+消費税)だったようです。

左が初代で右が95です。一回り以上ニブが大きいのです

そしてこのジャスタスの機構についてですが、首軸にコントローラーとなるアジャストリングがあり、これを回す事によりペン先の板状にみえる部分がスライドしペン先のしなりをS(ソフト)からH(ハード)へと設定ができる仕組みになっています。1本でもペン先のタッチを柔らかく、または硬く調整できるのです。(ペン先が柔らかいといってもファルコン、そしてエラボーほどの柔らかさではありません)その後、ナミキ・ファルコンの生産が無くなり2013年に復刻されたジャスタス95を購入しましたががオリジナルと比べるとSとHの変化が少ないように感じます。

アジャストダイアルの刻印です

上がH、下がSサイドですが、明らかにタッチと字の太さが違います。 

さらなる初代との違いは明らかに違うサイズでした。同軸が太く、長く、重さも、そして当然ですがペン先まで全てビッグサイズになっているのです。これが自分の第一印象でした!どちらかというと重くない万年筆といえるモンブラン145、ペリカンはM400を選んだ人間にはこのサイズの違いが大きく見えました。これに関しては人それぞれの好みなので良いとも悪いとも言えません…

毎回の様ですが長さ比べです。95はペリカンのM800より長いんです!

国産の万年筆は他のメーカーにもオリジナリティな作品が多く存在しますがパイロットの技術力と商品化は素晴らしいと思います。数年前にはカクノという金ペンではない安価(樹脂軸、特殊合金のペン先で実売価格が千円以下)の万年筆が2013年にグッドデザイン賞となりなした。次はキャップレス、エラボー(ファルコン)、ジャスタスの様なオリジナルのあっと驚く発想となる金ペンの登場を期待しております!!!



最後に6本で長さ比べも。もちろんカクノも購入しています。

担当:レモン社 銀座教会堂店 カラサキ

 

 

 


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