高倍率だけれども【オリンパスM12-100/4PRO】

2017年7月25日

さて、今日はマイクロフォーサーズマウントレンズをご紹介

オリンパスM12-100/4PRO!

最近、ミラーレス機をメインとする各メーカーさんはボディーもさる事ながらレンズの拡充が凄い勢いで進んでおります。

それだけ、お手頃クラスだけでなく「より過酷」「より高精細」「より明るい」というハイエンドユーザーやお仕事レベルでも使われているという証拠。

「高い光学性能と防塵防滴、堅牢性を有しどんな環境下でも常に高画質を提供するプロフェッショナルシリーズ」とオリンパスはうたっておりますが、大口径ズームレンズでありながら小型に出来るあたりはマイクロフォーサーズ規格だからこそ。

この12-100も35mm換算24-200mmと高倍率な上開放値通しでF4と驚異的なスペックながら、重量約561gと非常に小型軽量な仕上がり。

「レンズ1本だけで済ませたい!でもしっかりしたレンズを」という所では非常に良いレンズになっております。

中古品ながら、状態も非常に整ったお品。

お値段税込128000円です。

神戸元町 まえだ


【フイルム時代レンズは】コンタックスはやっぱりええの?【やはりフイルム機で】

2017年7月18日

さて、今日は少々趣向を変えてフイルム機でのレンズのお話

以前から、フイルム時代のレンズを多く取り上げて来ましたが・・・

「何だかんだうんちくとか言っておきながら、殆どデジタル機しか使ってないやん!」

これは私大変なことをしでかしておりました。

「デジタル機でも写りが・・・」「これはこれでなかなか」などと言っておりましたが、実際フイルム機で使ったらどうなのか?

今回使いますカメラはこちら

コンタックスRTSII!

これまた「普段散々ニコン、日本光学とか言っておきながら何でコンタックス!」お叱りを受けるかもしれませんが、今回ツアイスをどうしてもやりたっかたのです。

それと言うのも、昨今SONYや本家のカール・ツアイス、そしてコシナからツアイスのレンズが多数発売されておりますが、その多くが「デジタルカメラに合わせたツアイスレンズ」。

コシナは「フイルムありき」な展開でしたが、最近のモデルチェンジでデジタル機での使用を考えたつくりに変わっているという変化が、「良い意味で趣味的」な展開をされるコシナさんでも見られます。

そうなれば、「フイルム時代、カラー時代のツアイス」たるコンタックスのツアイスを紹介したくなる所。

後、バリバリの日本光学党ですので、ライツよりツアイス大好き!なまえだ、ベルテレ、ルドルフ、メルテ博士、そしてヤシカ/京セラ時代のツアイスレンズ設計の中心グラッツェル博士と聞いたら……その魅力にゃ勝てません。

まずはルドルフ博士の名品。王道の標準レンズ プラナーT*50/1.4AE

さて写りの程は・・・

シャッター1/1000 絞りF1.4 フイルム フジColor100

 

シャッター1/250 絞りF5.6 フイルム フジColor100

絞り明ければふわっと、絞ればしゃきっとはさすがにプラナー、標準レンズの教科書的レンズとあって素直な印象。

シャッター1/8 絞りF1.4 フイルム フジColor100

こんな夜間でしかも低感度フイルム、とどめに手持ちなんて「無謀」とも言える撮影でも光量稼げるとあって何とかなってくれたりもします。

 

現在もプラナー50/1.4は各社で作り続けられてますが、ここは比較の為に「コシナ」のプラナー50/1.4ZFと比較。

ZFマウントですので、ここは…

まえだ若かりし頃の愛機、ニコンF3HPを久々に実戦投入!やっぱりしっくり来ます!

シャッター1/500 絞りF4 フイルム コダックColor Plus200

明暗差のある中でもしっかり暗部の階調も持って再現出来るあたりはやっぱり今のレンズ。

ボケ方は・・・

シャッター1/2000 絞りF1.8 フイルム コダックColor Plus200

先の「コンタックス」プラナーとは少しニュアンスの違う再現でしょうか?。それでも最近のレンズによく見られるコントラスト高い目でガチガチではなく程よい柔らかさはフイルムで楽しむにもいいかと。

先のプラナーと「色の感じが違う」と感じられる方もおられるかと思いますが、これが「フイルムの種類で色が変わる」面白い所。

「コンタックス」プラナーで使ったのがフジフイルムの定番的カラーネガフイルムですが、「コシナ」プラナーで使ったのが「Kodak Color Plus 200」という海外でしか販売されていないカラーネガフイルム。

先日ベトナム研修の際に手に入れたのですが、発色傾向が少々青味が強い印象。

色の感覚というのはそれぞれのお国の文化や人によっても違うのですが、それ以上にあるのが「人肌」の再現という所で大きく変わるもの。

日本で販売されているフイルム、過去も含めてですがカラーネガフイルムは「人肌の発色を豊かに再現する」という考えで各社展開されていました。

記憶されている方もおられるでしょうが、フイルムのまとめ売りパックに「お子様の肌色をキレイに」とうたって子供の写真が添えられていたり、商品名がずばり「ママ撮って」なフイルムもあり、またCMでも肌色の再現をうたったりしていたものです。

そこで出てくるのが「肌の色の違い」。日本で販売されているカラーネガフイルムの多くで肌色の再現というと、「ほんのり赤みが肌にさす」所をついて来ていますが、これで海外特に欧米系の方の白い肌を撮ると・・・

「赤ら顔になる」事が多く、場合によってはお酒を呑まれた後の様な感じになってしまいます。

それもあって、コダックやフジフイルムの輸出用フイルムは「青みがかかっている」「彩度自体が低め」なものになっています。

もちろん「多くは」で中にはとんでもない極彩色のフイルムや、淡い発色のフイルムもありますが、その辺りご興味ございましたら、弊社社員たかはしが京都店ブログで紹介させて頂いておりますのでご覧頂けましたら幸いにございます。

今、買うならこれ!おすすめフイルムレビュー

 

さて次は広角玉、戦後ツアイスの鬼才、レンズ設計にコンピュータを本格的に活用したグラッツェル博士のディスタゴンT*35/1.4MM

このレンズはAEタイプで発表された当時、明るさと解像度の高さ、そして「一眼レフ用でバックフォーカス問題がありながら開放値f1.4を得た」とあって驚きを持って迎えられたレンズ。

開放域でも以前とりあげたニコンのAi35/1.4Sやライカのズミルックス35/1.4(8枚玉)の様に激しく暴れず、少し絞るととたんに鮮鋭さを増すなかなかなレンズ。

フロート機構を搭載し、最短30cmまでの近接撮影も「画質劣化を極力抑えて」撮影できるとなかなか手の込んだつくり。

フロート機構ですが、近接撮影時に前玉が独立して動く事で画質向上を図る機構・・・「ハッセルブラッド」のフローティングレンズエレメント機構と似たものの様です。

まあ・・・サイズもそれなりに大きいのですが、でもこの大きさが持ってると結構しっくり来るのもなかなかによく考えられた造り。

前置きはこれくらいで、写りの程は・・・

シャッター1/2000 絞りF1.4 フイルム コダックColor Plus200

思わず「ぬふふ・・・」と言ってしまいそうな立体感。光線状態によっては薄くベールのかかった様な雰囲気ですが、全体にしっとりとした描写。

開放側では「これが35mmレンズか?」と思ってしまうくらい浅い深度、

 

さてお次は更に広角、ディスタゴンT*28/2.8MM。

どんな感じかというと

シャッター1/500 絞りF5.6 フイルム コダックColor Plus200

一見何てこと無いのですが、28mmクラスであっても周辺部の歪みや光量落ちが殆ど感じられないのは本当に優秀。

このディスタゴン、「レトロフォーカス」タイプの光学系。先の35/1.4も同じ光学系。

このレトロフォーカス、これ以前にも映写用レンズや写真撮影用でもアンジェニューが製品化していたのですが、サイズ面や用途面でまだまだ未熟だったのを熟成させたのが、グラッツェル博士と日本光学が誇る脇本善司氏。

特に脇本氏の設計は光学系の構成を変更する事で一眼レフカメラが苦手としていた広角系レンズの使いやすさの向上、レンジファインダー機の対象型に匹敵する画質とあってニコンF始め一眼レフの普及拡大に大きな貢献をした事は有名な話。

脇道に逸れましたがレトロフォーカス型はバックフォーカスが長くなってしまう一眼レフでも対象型の「ビオゴン」の様に広角玉であっても周辺まで収差や光量落ちも少なく安定した解像力を得られるとあって今日では、高画素化するデジタル機でも周辺部まで解像度を保つ点から標準レンズにも採用される様になって来てます。

シグマのArtシリーズや、カール・ツアイスのOtusがいい例でしょうか。

さて、最後はルドルフ博士の基本たる「プラナー」にグラッツェル博士の「良い意味で変態的な」エッセンスが加わった最強のレンズ

プラナーT*85/1.4MM!!

このレンズ、ピントが決まれば凄まじい解像度、僅かでも外すとモゴモゴ……しかも絞り値による焦点移動も半端ナイとまあ暴れ玉どころか「暴れ馬」の様なレンズ。

しかし、さしもの暴れ馬も乗りこなせば「名馬」。

どんぴしゃ決まった時の鮮鋭さにボケの美しさは、「最強のポートレートレンズ」と言わしめただけの素晴らしさ。

この85/1.4のボケと解像度ですが、数値上では同時代のニコンAi85/1.4と比べると劣るもの。

しかしそれはあくまで数値上、合焦部から外れるとジワリと溶けて行く様なボケを出すために「あえてインフォーカス、アウトフォーカス側の解像度が落ちる様に設計した。ボケ玉と呼ばれないギリギリの線で」と何とも言えない所を突いて来てもうたまりませぬ。

シャッター1/2000 絞りF1.4 フイルム コダックColor Plus200

これが絞り込むと・・・

シャッター1/125 絞りF5.6 フイルム コダックColor Plus200

「同じレンズか!」と思うくらいに違う表情を出して来ます。

まえだも昔々あこがれのレンズでしたが、まだまだ「暴れ馬」乗りこなすには修行が必要です。

今回、趣向を変えて「フイルム機」で「フイルム世代のレンズ」をとお送り致しましたが、まえだ久々にフイルム使って思ったのは「フイルムは取り返しがきかない」だからこそ1枚1枚大事に撮るというスタイルに立ち返れた事。

デジタル機を当たり前に使う様になっても、1枚1枚が大事と常に思っていましたがそれ以上に重みのある事だったと痛感しました。

頭の体操だけでなく、自分の撮り方に向き合う意味でももう少しフイルム機付き合って行きたいものです。

神戸元町 まえだ

 

 

 

 

 

 


ムービーの世界も【SONY FEPZ28-135/4GOSS】

2017年7月16日

さて・・・今日は少し変わった中古レンズをご紹介

SONY FE PZ28-135/4G OSS

他社フルサイズ対応レンズでこの焦点域、開放値のレンズは24mmスタートまで含めると結構な種類が用意されていますが、このレンズは・・・

「とにかく大きい!」

どのくらいかというと・・・

α7 FE28-70レンズキットが小さく見えるほどに大きい!!

ここまで大きい理由はちゃんとあって、このレンズ

「動画撮影を主目的に」それも「業務用」というレベルで見据えたものだからこそ。

まあ、画質だけならそこまで大きくはならないのですが、ミソなのが「業務用の動画撮影にも対応できる操作性」という点。

実際従来のスチル(静止画)撮影メインのレンズで動画を撮られた経験がある方はお分り頂けるかと思いますが、「なめらかにズームが出来ない」「パワーズームレンズでもズームやAF駆動音が気になる」「焦点移動する」他にも色々ありますが、従来から出ている静止画用レンズは「動画の事は余り考慮されていない」という事。

もちろん、最近のレンズ達特にキヤノンの「STMレンズ」や「ナノUSMレンズ」は動画撮影も考慮されて駆動音も静かですがそこは「静止画メイン」な設計、やっぱりズーミングとかやってみると結構難しいです。

動画をメインに考えるか、静止画メインに考えるかでレンズの設計や展開も大きく変わりますが、こういう選択肢を用意されているのはSONYのαシステムでの「動画との親和性の高さ」を感じられます。

んっ??「シネマEOS」・・・EOSはEOSなんですが、規格や用途が大きく変わりますのでまた別の機会に・・・

お値段税込み228000円です

神戸元町 まえだ

 

 


コンパクトとはこういう事【ミノルタTC-1】

2017年7月5日

さて、久々入荷のご紹介

ミノルタTC-1

Sold Out!

掲載後早速ご購入頂きました。ありがとうございます!

昨今、フイルムコンパクト機の人気が再燃しておりますが、なかなかに中古市場に出回らないのが悲しい所。

それと言うのも、買取りでお持ち頂いていたのがデジタル機が中心になった頃で、結構「買替」で既に手放されているのと、今お持ちの方は「フイルム機が好きでお持ちになられている」背景があるのかと思います。

そして、コンパクト機の場合殆どのメーカーが4-5年前くらいまでに生産を終えてしまい、具合が悪くなっても「修理が難しい」というのもそれに追い打ちをかけているでしょうか。

中には先日ご紹介のコンタックスT3の様に修理がまだ出来るカメラもあるのですが、このTC-1もそのうちの1台。

とは言え、基盤部分となるとさすがに難しい部分が有ったり、部位によっては補修部品が既に無くなってしまったという事もありますが、ミノルタさんが生産していた頃は、ミノルタの中でも選りすぐりの技術者、工員の方が「TC-1部屋」とも呼ばれた工房で「手造り」に近い様な生産法をとられていたのがTC-1。

それだけ生産工程に精度も求められたカメラでしたが、それ以上に「そこまで造り込まれた」だけあって具合の悪い個体も少ないように、買取させて頂いていてまえだ感じます。

最も、「使われないで、しまい込まれて○○年」とかなるとアレですが・・・

少々外装にスレキズなど見られますので、お値段少しお値打ち税込69800円です

神戸元町 まえだ


35mm版フルサイズ以上【ペンタックス645D】

2017年6月30日

さて・・・6月の大トリは大物で

ペンタックス645D!!

発売は2010年ともう6年以上前ですが、登場時はもの凄い衝撃の一台

というのも、当時35mm版以上センサー搭載機と言えばマミヤZDやハッセルH3Dくらいで後はフイルムバックよろしく「デジタルバック交換式」が中心、価格も本体キットのみで軽く100万オーバー(2005年発売のマミヤZDの130万円でも「安い!」と言われたくらい)、記録出来る画像も「RAWのみ」や「JPEGは撮れてもサムネイル程度」とかなり今までの中判カメラと同じ感覚で扱うにはハードルの高い分野でしたが、そんな中、「本体キット市場価格80万円台半ば」で登場した645Dはそれこそ注目の的でした。

この辺り、ニコンD1の登場時も似た感じでしたか。

でも、当所「645 Digital」としてフォトイメージングエキスポで参考出品されたのは2005年で、発売まで約5年と結構時間を要しており、翌年のK100Dで搭載された「本体内手振れ補正機構の645への搭載挑戦と技術的問題から搭載見送り」やHOYAとの合併騒動の中の一時開発凍結と、諸問題の解決から開発再開となかなかにペンタックスも苦労されたのかと。

それだけじっくり作り上げたとあって、「中版デジタル機はプロの、しかもかなり限られた層に」なものから「ペンタックスだけでなく、他メーカーユーザーにもストレス少なく使ってもらえる様に」とK-7など既に展開していたモデルに限りなく近い操作系と、JPEG撮って出しでも充分かつ「35mmフルサイズ機よりも細密かつ高精細な絵が得られる」とプロユースだけでなくハイアマ層にも、何より「ペンタックス中版機ユーザー」に喜びを持って迎えられたかと。

この後後継機の645Zだけでなく、フジフイルムGFX50、ハッセルブラッドX-1といった「35mm版フルサイズ以上のフォーマットセンサー搭載機」という分野の市場拡大につながった所でもこの645D、素晴らしい一台とまえだ思うと共に、多くの技術的課題や会社自体の「吸収合併」という多くの壁を乗り越え生み出したペンタックスさんのご苦労思うと本当に頭が下がります。

この素敵な一台、お値段税込269000円です

神戸元町 まえだ

 

 

 


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