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カメラ今昔物語 【ヤシカ FX-3 編】

こんにちは! 心斎橋本店のたつみです。

新緑の季節となりました(*´▽`*)エエキセツヤネェ

今年は思いのほか桜の開花が軒並み早く、例年とは少し駆け足のような感じでしたね。。(-_-;)

気象庁の予報によると夏場にかけて「エルニーニョ現象」が発生するようで普通なら「冷夏」となるそうですが、どっこい気温は灼熱だった昨年並みの暑さとなるようです。。ι(´Д`υ)アツィー

先日には40度を超える日を新たに「酷暑日」と呼ぶように発表されたり。。

まぁ~そんなこんなな夏になる前に今が一番撮影するのにもってこいの季節です。カメラを持って出掛けましょう!(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!

そして毎回締め切りとの戦いに明け暮れている?『Theマイナー機種列伝』

数えて第15回目のマイナーさんは 「ヤシカ FX-3」の巻です。

【実機がない!!】

今回のヤシカ「FX-3」を取り上げるにあたり、まず直面したのが、実機が手に入らない!(苦笑)

当コラムとしては出来るだけ実機を触り、発売経緯や当時の開発者の想い、風評などを自分なりにアレンジしてお話する事を目的としてるのですが今回ばかりはどうしようもない。。_| ̄|○ アカンヤンカ

どうする筆者!

諦めて他の機種にしようかと考えながら部屋をガサゴソ漁っていると。。

ありましたありました!当時のカタログが出てきたではありませんか!(何と物持ちの良いワタクシ。。( ̄ー ̄)v ニヤリ)

せっかくなのでこのカタログと、幸いFX-3 SUPER 2000がありましたので話を進めます(笑)
(という事で本文中の写真はSUPER 2000です)

 

前置きが長くなりましたがここからが本題です。。(^^;

後の株式会社ヤシカとなる八洲精機製作所が設立されたのは第2次世界大戦末期の1945年5月。

まもなく終戦を迎え世の中が混沌としていた時期もしっかりと生き延び、その後着実に業績を伸ばし1953年に早くも自社生産の二眼レフカメラ製造にも進出しました。

時は流れて1958年に「株式会社ヤシカ」と名称変更。その2年後である1960年には、ヤシカ初の一眼レフ「ヤシカペンタマチック」を発売!

当時プラクチカマウント(M42)を採用するメーカーが多い中で独自マウントのこのカメラは評判になりますが、その後に2機種を出した1年後にはM42へと切り替わる事になります(大人の事情ってやつですかね~)

その後、10数年に渡り脈々とM42マウントの一眼レフを製造する事になりますが「技術のある中堅メーカー」に甘んじる期間となりました。

【一気に脚光を浴びる】

その技術の高さはヤシカの主戦場であった海外市場では有名で国内外でその名前が一気に脚光を浴びる事になったのは1973年の「ツァイス」との提携です。

往年のブランド「コンタックス」の復活は世間の大きな注目の的となり既にヤシカを「中堅」と呼ぶような事は無くなっていました。

この提携はブランドの再興だけではなく、ヤシカに多くの物をもたらします。近年でも「ヤシコン」でおなじみの独自マウント・ヤシカ/コンタックスマウントが誕生するのでした。

【いけいけの技術陣。。】

念願の独自マウントを手中に収めたヤシカ。コンタックスを製造する傍ら自社ブランド一眼レフにも取り掛かります。

世の話題をさらったコンタックス「RTS」の発売から実に5カ月も前である1975年6月、1号機の「FX-1」(海外専用)を発売します!(よくもツアイスが許してくれたものです(^^;)

さらに翌年発売の「FX-2」(同じく海外専用)から立て続けに4機種(FR・FRI・FRII・FX-Dクォーツ)をラインナップ!

コンタックスの2号機「139」が79年4月なのでそのスピード感が良く分かります。。

いけいけのヤシカ(てか技術陣)

その同じ年の6月には139と共通の部品を用いた「FX-3」を発売。コンタックスに寄せたデザインは評判となり話題となります( ゚Д゚)/エエヤン

これに気を良くした訳ではないと思いますが、以降は派生モデルを展開することになります。

【ツアイスレンズを使う為の母艦】

好調な海外での販売実績により国内投入を果たした「FX-3」。どのようなカメラだったのでしょうか?

先ずは基本スペックから。。

発売年月:1979年6月
・型式 TTL露出計内蔵35ミリフォーカルプレーンシャッター一眼レフカメラ
・マウント コンタックス/ヤシカマウント
・シャッター B・1-1/1000
・電源 SR44型x2個(または相当品)
・寸法 横135mm 高84.5mm 奥行50mm
・質量 450g 
・価格 29,000円
※上記は当時のメーカー製品カタログより参照

露出モードはマニュアル露出のみ。

外装はカバーこそエンジニアプラスチックながらも骨格はダイキャストを採用。

デザインはそれまでの伝統的なヤシカ一眼からコンタックス調へと変更。操作系はコンサバにシンプルな配置に(ここはコンタックスと違うところ(^^;

ファインダー内も極シンプルにLEDによるシグナル方式。スクリーンは斜めスプリットマイクロを採用してよりピント合わせがし易いように工夫。

露出計スイッチを独立させボタンを押した時だけファインダー内表示する仕組み。もちろんメカニカルシャッターなので電池切れでもお構いなくシャッター作動!

それでいて価格は29,000円!(ボディのみですが)

多くのヤシカレンズの他にあのツアイスレンズも共用可能!

そうです!皆様ご一緒に!!話題にならない訳がない!

とここまではヤシカの思惑通りなのですが、海外ほど国内でのセールスは思いの他伸びなかったようです。。

それはその頃から一気に注目を浴びることになるカメラのAE化によるもの。。

まだまだマニュアル専用機が幅を利かせいたとはいえ、時代の波には逆らえません。

一方で優秀なツアイスレンズを使える安価なボディとして一部のマニアに受け入れられて、いつの頃からか「ツアイスレンズの為の母艦」と呼ばれるたりしたとか。。

【最後に】

国内販売開始から5年後の1985年11月にグリップ形状を施したFX-3 SUPERを発売。

若干見た目が変わりましたが、マイナーチェンジとも言えないぐらい小規模な部分改良の為、セールス的には芳しくなかったようで今では全く見かけません。

さらに8年後の1993年3月。

世の中はAF一眼レフが最盛期を迎えようとしている最中に 「FX-3 SUPER 2000」を発売!(海外では1986年11月から販売されていたようです。。)

よせば良いのに。。と思いきやこちらは一定の台数を売り上げたようで、現存する「FX-3」はこのSUPER 2000が大多数を占めています。

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