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冬のココロが温まるデジタルカメラ【SONY α200】【愛猫の成長記録レビュー】

皆さま こんにちは ナニワグループ 猫写真担当 見崎です。

年末年始の長期休暇が終わり、ココロもカラダも少しずつ沈みそうになる1月後半。

自動車に例えるならば、アクセルを強く踏みたいところですが、イマイチな調子のときは無理せずゆっくり運転したいところ。

そんな時に、ちょっとしたお小遣いで、「冬の景色」を撮影できるカメラで気分転換してみませんか?

今回、ご紹介するカメラは、ソニーでは、1番安く購入できるデジタル一眼レフの価格帯に属する「α200」を選びました。

誕生から40周年を迎えたミノルタ AマウントレンズをすべてAFで使用でき、かつ中古市場では、交換レンズは数千円~から買えるため、初めてのデジタル一眼レフとしてもオススメします。

機材作例はいつ通り、東大阪市の喫茶店「calm」様のご厚意のもと、 コムギちゃん(仔猫)とコナン君にモデルとして付き合ってもらいました。

最後までどうぞお付き合いくださいませ。

【登場当時はボディのみで6万円未満】

2006年3月に コニカミノルタがカメラ・フォト事業撤退後、デジタル一眼レフ関連の事業を引き継いだSONYは、従来のレンズマウント・Aマウントを採用しました。

事業継承後4ヶ月後、はじめてのデジタル一眼レフ「α100」は、コニカミノルタ「α Sweet Digital」の基本デザイン・操作系が色濃く残る製品で、保守的なファンには受入れられました。

そして、2008年にα100の後継機種の1台のうち、エントリーモデル「α200」が登場しました。

α100の登場時の標準価格は99.800円に対し、α200は59.800円と非常にリーズナブルでした。物価上昇が止まらない2020年以降と比較すれば、想像できない価格設定でしたね。
ここで当時の競合他社製品を列挙してみましょう。

◆Nikon◆
D40・・・ 有効画素数610万画素 標準価格60,000円
◆OLYMPUS◆
E-420・・・有効1,000万画素 標準価格60,000円
◆PENTAX◆
K-m ・・・有効1,010万画素 標準価格64,800円
◆Canon◆
EOS Kiss F・・・ 有効1,000万画素 標準価格70,000円
◆Panasonic
DMC-G1(ミラーレスカメラ)・・・ 1,210万画素 標準価格70,000円

2026年現在、6万円だと30倍・40倍ズームの高性能デジタルコンパクトカメラすら買えないですね。

当時はデジタルカメラの販売台数が毎年10-30%増と成長期だったため、入門者向けの価格設定には100円でも他社より安くするよう、カメラメーカー間で競争が激化していました。

上記の各機種はたいへん売れたため、現在の中古カメラ市場においては1万円前後のお買い求めやすい価格で流通していることが多いです。

【有効画素数1020万画素 CCDセンサーを搭載】

当ブログを毎月、楽しく読んでいただいている皆さまには、人気のCCDセンサー搭載の機種です。

従来機種「α100」と同じ有効画素数ですが、映像処理回路になる「BIONZ」が進化したことにより、高感度ノイズリダクション機能を搭載。

最大感度がISO1600→ISO3200に改善されています。

筆者は、「α100」も愛用していますが、薄暗い部屋にて ISO1600で撮影比較したとき、明らかに「α200」の方が暗部のノイズが軽減されているのが目視できました。

もちろん、オールドデジカメ(オールドコンデジ)ファンが期待するCCDセンサーのエモい作品は、「α200」でも十分に楽しんでいただけます。

【上位機種より見やすい光学ファインダー】

2008年に「α100」の後継機種として、「α200」の上位機種「α350」も登場していました。

「α200」と最も大きな違いは、「ライブビュー機能有無(SONY名称:クイックAFライブビュー)」です。

上位機種「α350」は、撮影用撮像素子とは別に、ファインダー内にライブビュー専用の小型のCCDセンサーを内蔵することで、ファインダー撮影時と遜色のない快適性能を実現していました。

現在のデジタル一眼レフは、撮影用撮像素子でライブビューモードが使えるCMOSセンサーを採用しているため、「α350」のような製造過程に工数が増えるような製品はありません。

そのような複雑なファインダー構造のため、上位機種「α350」のファインダー倍率は0.74倍(50mmレンズ)となっています。

一方で、エントリー機であった「α200」はファインダー倍率0.83倍となっており、被写体を大きくみることができます。

【ミノルタが開発したアイスタートAFを継承】

ファインダーを覗くと同時に(視線の動きを検知して)ピント合わせを開始する画期的なシステム「アイスタートAF(Eye-Start AF)」を搭載。

かつて、ミノルタが「撮影者の目と同じように、ファインダーを覗いた時にはすでにピントが合っていること」を理想として、フィルム一眼レフ「α-7xi」「α707si」などに採用されはじめた機能です。

上位機種にはファインダー接眼部の「アイセンサー」に加えて、「グリップセンサー」が加わった二重構造により「ゼロタイムAF」が可能となっていますが、「α200」にはグリップセンサーは未搭載です。

しかし、ファインダーを覗いた瞬間からAFが作動する「アイスタートAF」のおかげで、シャッターチャンスを逃さず撮影することができたように筆者の猫撮影では振り返ります。


【フィルムAF時代のレンズでも手振れ補正が効きます】

ボディ内手振れ補正機構 (ミノルタ・ソニー名称CCDシフト方式手ブレ補正機構「Anti-Shake」)は2000年頃から基礎研究が始まり、2004年にデジタル一眼レフ「α-7 DIGITAL」に採用されました。

当時、業界他社は交換レンズ内に「手振れ補正機構」を採用することが多く、1995年にはキヤノンが、2000年にはニコンが製品化しています。

なので、スポーツ撮影等のプロカメラマンには、レンズ内手振れ補正機構は必須の機能となりつつありました。

一方のミノルタでは、 「今使用中のレンズを買い換えなくてもいいシステム」 「安価でどんなレンズでも手振れ補正ができるシステムの提供」という技術者の想いからボディ内手振れ補正機構が開発されました。

「αSweet Digital」や「α200」などのエントリーモデルにも搭載されています。

その結果、撮影に慣れていないお父さん・お母さんでも手振れがないお子様の撮影記録から作品へ生まれ変わるきっかけにもなりました。

なお、1985年に発売された「MINOLTA AF ZOOM 35-70mm f4」 「MINOLTA AF zoom 28-135mm f4-4.5」などの隠れた名レンズでも、レンズ側の焦点距離情報をカメラボディ側に伝達することで、適切なボディ内手振れ補正機構が働くようになっています。

【最後に】

最近は、インターネットオークション等で簡単に入手できるオールドデジカメですが、購入者が気にする事柄に、「カメラの状態が把握できない」が挙げられます。

インターネットオークションの性格上、驚くような低価格で落札できる場合もありますが、大きな不具合を抱えているリスクも多くあります。

カメラのナニワ・レモン社・タカチホカメラで販売している中古品は、1点1点、各種動作・各種状態を点検のうえ、不具合箇所を明記のうえ、店頭に並べています。

また、店頭で実機を触りながらテストできるほか、購入後に動作不良があった場合は初期不良対応も承っております。

はじめてのオールドデジカメで迷っている方は、是非とも当店でご用命くださいませ。

◆モデルになってくれた猫さん◆
こむぎちゃん コナン君

◆◆◆撮影協力:猫がいる喫茶店「calm」◆◆◆
住所:大阪府東大阪市長田東3丁目2-43
最寄り駅:近鉄/大阪メトロ長田駅 3番出口より徒歩3分
駐車場:なし ※近隣のコインパーキングをご利用ください。
未成年の入店:不可

※今回の猫撮影は特別に許可をいただいています。
猫カフェでありません
通常、猫は別部屋またはゲージ内にいます。

詳しい営業内容は「calm」公式Instagramをお確かめください。

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