皆さま こんにちは ナニワグループ 猫写真担当 見崎です。
新社会人になられた方は、新生活・仕事に馴染めそうですか?
かつて筆者が新卒で入社した会社(勤務地)では、国鉄時代から長年勤め上げた平均年齢 55歳のベテランばかりで、作業手順書やマニュアルはなく、「先輩のやり方を盗みみて覚えよ」という職人気質な環境になれるのに、1年ちかくかかった記憶が蘇ります。
学生時代は、猫がいる当たり前な光景や、毎日の小さな発見を撮影後に焼き増しプリントでカタチにしていましたが、入社1年くらいは、そこまで余裕がなかったですね。
今から振り返れば、休日の緊急呼び出しの電話を意識せず、大好きな猫撮影にノビノビと出かけておくべきだったと、悔やまれます。
さて、今回のオールドデジカメ&猫撮影レビューは、新生活をスタートさせて、まもなく1か月 気分転換をかねて、日常の断片をカタチに残す習慣にオススメできるデジタル
一眼レフ「EOS Kiss Digital」をご紹介しましょう。
フィルムカメラのような優しい描写を味わえるデジタル一眼レフ黎明期の機種ですが、心を晴れやかにするには、十分な機材であります。
作例はいつも通り、東大阪市の喫茶店「calm」様のご厚意のもと、 こむぎちゃんとコナン君、「calm」の準レギュラー猫たちにモデルとして付き合ってもらいました。
最後までどうぞお付き合いくださいませ。
【初代EOS Kiss Digitalのプロフィール】
「初代EOS Kiss Digital」は、フィルム一眼レフの「EOS Kissシリーズ」の基本指針である“高画質”、“小型軽量”、“簡単操作”を継承したデジタル一眼レフカメラで、2003年に発売されました。
有効画素数およそ630万画素と当時の上位機種や競合製品と比較しても、遜色のないスペックでした。
初代EOS Kiss Digitalが120万台のトップセールスを実現できたのは、プロやハイアマチュア向けで高価だったデジタル一眼レフを、初めて「実売12万円前後(レンズキットで14万円前後)」という普及価格帯で実現した戦略が功を奏したものであります。
当時、筆者が所属していた二級愛玩動物飼養管理士の部会では、 ドッグランを収めるためにEOS Kiss DIGITALを購入した部員が何名かいました。
しかも、後継機種 EOS Kiss Digital N(New EOS Kiss DIGITAL)が発表された際には、カメラ量販店で初代EOS Kiss Digitalが税抜59,800円にまで値下げされたことを記憶しており、カメラをよく知る筆者も買い物の付き添いで行ったことも思い出します。
初代EOS Kiss Digitalは、まさに「初心者向けデジタル一眼レフ」というジャンルが確立されたといっても過言ではありません。
【撮影する楽しさは、新旧関係なし】
初代EOS Kiss Digitalは、フィルムカメラEOS Kissシリーズから継続する光学ファインダーを覗く一眼レフです。
スマートフォンの液晶モニターを通じて見る被写体と異なり、被写体のありのままの姿をミラーの反射を通じて見つめることができる点が大きな特長です。
一眼レフをはじめて操作する方は、緊張するかもしれません。 光学ファインダーでは、モニター画面と異なり撮影結果が見えないからです。
しかしながら、光学ファインダーを覗いていると、その場面(空気感)をアナログで共有でき、緊張感からワクワク感に変われば、初代EOS Kiss Digitalで気晴らしが出来ている証であります。
一眼レフですが、再生画面で撮影結果は確認できるので、フィルムカメラのように失敗を恐れなくても大丈夫です。
最近、様々なレビューでは、連写速度や書き込み時間の欠点を指摘されていますが、筆者の猫撮影では、ワンショット1発撮りに集中することで、想像していた構図で収めることはできています。
オールドデジタル一眼レフでも、プロのようなクオリティで撮ることは難しくても、機能を少し把握すれば、家族のイキイキとした表情・大好きな犬・猫の瞬間を撮影できます。
【筆者とEOS Kiss Digitalについて】
筆者がデジタルシリーズのEOS Kissをはじめて購入したのは、2008年頃。
最初は、第2世代【EOS Kiss Digital N シルバー】で、フィルムカメラ(EOS Kiss III・EOS Kiss Liteなど)と2台持ちで外猫撮影に連れ出していました。
デジタルとフィルム一眼レフの2台持ちでもボディの合計の重さはわずか900g未満と、気軽に持ち歩ける軽量装備を実現していました。
初代EOS Kiss Digitalについては、2013年頃に、筆者のコレクションしていたフィルム一眼レフ【ニコンF フォトミック】と交換した記憶があります。
「ニコンF フォトミックとキスデジを交換した」と言えば、クラシックカメラファンに不評を買ってしまうそうですが、フィルムカメラで猫撮影を本気でチャレンジしたいという方だったので、里親に出した次第です。
【選択肢に幅のある交換レンズ】
1987(昭和62)年にEOS650と共に登場したEFレンズは、世界初の技術が惜しみなく投入され、オートフォーカスの写真史発展に貢献してきました。
しかしながら、令和8年3月には 一時代を築いた大人気一眼レフ・EOS 5D Mark IVが生産終了となりました。
新型デジタル一眼レフの登場も途絶え、EFレンズも現行品は十数本まで縮小しています。
EFレンズシリーズは発売より39年の歴史を刻んできたため、初心者向けの標準ズームレンズ・望遠ズームレンズであれば中古市場で1本あたり3000円前後から入手できることも珍しくありません。
たとえ旧型の「非Lレンズ」、APS-C専用の「EF-Sレンズ」であっても、記憶に残る描写力を十分に備えています。
中古カメラ専門店で、上手に選択すれば、カメラ本体+純正標準ズームレンズ+純正望遠ズームレンズ 3点セットで 15,000円前後と初期費用を抑えることができる点も特長です。
◆◆◆参考・予算1万円以内で購入できる主な交換レンズ◆◆◆
EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM
EF-S55-250mm F4-5.6 IS
EF24-85mm F3.5-4.5 USM
EF28-90mm F4-5.6 II
EF28-80mm F3.5-5.6 II USM
EF55-200mm F4.5-5.6 USM
EF75-300mm F4-5.6 III USM
EF90-300mm F4.5-5.6 USM
EF50mm F1.8 II
EF50mm F2.5 コンパクトマクロ
タムロン SP AF11-18mm F/4.5-5.6 Di II
タムロン AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di II LD Aspherical [IF] MACRO
シグマ18–125mm F3.8–5.6 DC OS HSM / DC HSM
シグマ50–200mm F4–5.6 DC OS HSM / DC HSM
シグマ18-200mm F3.5-6.3 DC
※商品状態・付属品有無によっては、販売価格1万円以上の場合があります。
なお、交換レンズ内にチリ・ホコリの混入は、高級レンズ・入門者向け問わず、長年使用された個体には入っています。
チリ・ホコリ混入が少ない方が望ましいですが、描写力に大きく影響するレンズ内のカビ発生・クモリの度合いに注意して選びましょう。
【記録メディア(CFカード)について】
初代EOS Kiss DIGITALから3代目EOS Kiss DIGITAL Xまで、使用する記録メディアとしてコンパクトフラッシュカード(CFカード)が採用されています。
特に初代EOS Kiss DIGITALは大容量のコンパクトフラッシュカードに対応できない制限があるために、EOS Kiss DIGITAL本体の中古相場は、外観キズあり・付属品無しで3,000円前後、状態の良い商品であっても1万円以内で購入できます。
EOS Kiss DIGITAL はLarge/Fine(630万画素)に設定した場合でも、2GBでおよそ600枚前後撮影可能なので低容量モデルでも十分です.
しかし、最近ではコンパクトフラッシュカードを記録メディアとして使う機種も減ったため、家電量販店によっては、容量を問わずお取り寄せ対応としている店舗もあります。
メモリーカードの購入には、時間に余裕を持った方が良いでしょう。
なお、筆者は、コンパクトフラッシュカードと併用して、SDカードのアダプター付きコンパクトフラッシュカードも愛用していますが、これまでの経験上では、SDHCメモリーカード4GB・8GBを挿入した場合、ファイルのアクセスランプがなかなか消えない場合が多々ありました。
そのため、SDカード 512MBや1GBなど、オールドコンデジ専用で残している容量の少ないカードを代用で使うときもあります。
但し、記録メディアは、フォーマットをすれば、無限に繰り返し記録できるわけではありません。皆さんが普段から愛用しているメモリーカードにも、書き込みに寿命があります。
例えばSDXCメモリーカードであれば新品を簡単に入手できますが、「メモリースティック」「容量の少ないタイプのSDカード」などの古い記録メディアには、書き込み・読み出しにエラーが出てくる個体も度々見かけます。
オールドデジカメと付き合うにあたって、記録メディアによるトラブルの確率を下げるためにも、新品もしくは動作確認ができている中古品メディアを入手するようにしましょう。
【バッテリーについて】
家電量販店やカメラ店では、純正バッテリーより安くて、高品質な互換バッテリーも見かけますが、外観デザインが純正品と似ていている「模倣品」はインターネットショッピングサイトを中心に出回っているようです。
充電式リチウムイオンバッテリーの模倣品について、オリンパス、キヤノン、ニコン、ソニー、富士フイルム、ペンタックスなどほとんどの主要メーカーにて注意喚起をしています。
デザインや形状を模した模造品のバッテリーでは、純正品と一緒に並べるとデザイン・刻印のわずかな違いで区別ができますが、一般のユーザーであれば、気づかないうちにそのまま使っているケースも出てくると思います。
模倣品を知らないまま購入しないために、カメラのナニワをはじめとした中古カメラ専門店で、オールドデジカメ・オールドコンデジの購入を推奨します。
なお、バッテリーのみ、入手したい場合、気を付けるポイントとして
「あるはずの印字がない」
「メーカーロゴの書体・大きさが異なる」
「ラベルの色味や文字の書体が異なる」
「ホログラムシールのデザインが異なる」
「端子上の凹み部分が異なる」
などがあげられます。
具体的な個々のデザインの比較は、それぞれのメーカーにて公表しているので、購入まえに確認しましょう。
【最後に】
最近は、インターネットオークション等で簡単に入手できるオールドデジカメですが、購入者が気にする事柄に、「カメラの状態が把握できない」が挙げられます。
インターネットオークションの性格上、驚くような低価格で落札できる場合もありますが、大きな不具合を抱えているリスクも多くあります。
カメラのナニワ・レモン社・タカチホカメラで販売している中古品は、1点1点、各種動作・各種状態を点検のうえ、不具合箇所を明記のうえ、店頭に並べています。
また、店頭で実機を触りながらテストできるほか、購入後に動作不良があった場合は初期不良対応も承っております。
はじめてのオールドデジカメで迷っている方は、是非とも当店でご用命くださいませ。
◆モデルになってくれた猫さん🐱◆
レギュラーメンバー・・・こむぎちゃん コナン君
準レギュラーメンバー(通い猫)・・・ちゃま・サビちゃん・もっくん
◆◆◆撮影協力:猫がいる喫茶店「calm」◆◆◆
住所:大阪府東大阪市長田東3丁目2−43
最寄り駅:近鉄/大阪メトロ長田駅 3番出口より徒歩3分
駐車場:なし ※近隣のコインパーキングをご利用ください。
未成年の入店:不可
※今回の猫撮影は特別に許可をいただいています。
猫カフェではありません。
通常、猫は別部屋またはケージ内にいます。
詳しい営業内容は「calm」公式Instagramをお確かめください。