こんにちは、銀座店の高野です!
皆さん、写真撮ってますか? 私も撮っております!
今回は、ちょっと変わったフィルム体験についてご紹介したいと思います。
【「期限切れフィルム」を入手しました】
ある日、横浜の街をぶらぶらしながら写真を撮っていたところ、ふと立ち寄ったお店で「期限切れフィルム」を発見しました。
しかも、なんと約20年前に期限が切れている「Kodak Gold 100」!
見つけた瞬間、「これはどんな写りになるんだろう?」とワクワクが止まりませんでした。
お店のご厚意でこちらのフィルムを頂けましたので、ご紹介いたします。
【見た目の違いをチェック】
まずはパッケージの違いを見てみましょう。
Kodak Gold 100は2012年ごろに終売となった商品のようなので、Goldシリーズで唯一現行販売されているKodak Gold 200と比較してみます。
・Kodak Gold 200(現行品)のパッケージ
現行のKodak Gold 200は、黄色と紫のコントラストが鮮やかで、モダンなデザイン。
文字もシンプルで分かりやすく、今風のパッケージです。
・20年前のパッケージ
一方、20年前のパッケージはどこかレトロな雰囲気。
フォントやロゴも今とは違いゴールドでお金がかかっている感じがし、時代を感じさせます。
こうして並べてみると、時代の流れを感じて面白いですね(笑)
【撮影時の注意点】
期限切れフィルムで撮影する際は、いくつか注意点があります。
弊社の過去ブログに参考になるものがいくつかあるのでこちらも併せてご覧ください。
【初心者注意報 002】期限切れフィルムの罠
約20年前に期限切れした120フイルムを使ってみた【コラム】
①期限切れフィルムの「感度」
まず、撮影時の注意点としては……
フィルムは時間が経つと感度(ISO)が落ちる傾向があります。今回のように20年も経過している場合、ISO100のフィルムでも実際はそれよりも感度が低くなっている可能性が高いです。
露出補正をプラス側に設定したり、明るい場所での撮影を心がけると良いでしょう。
②色の変化
経年劣化により、色味が変化することがあります。特定の色が抜けてしまい、発色の偏りが発生することがよくあります。
これも期限切れフィルムならではの味として楽しみましょう。
③保管状態による個体差
フィルムは高温多湿に弱いので、保存状態によって写りが大きく変わります。
冷蔵庫で保管されていたものは比較的状態が良いですが、そうでない場合は予測不能な写りになることも。
【現像時の注意点】
期限切れフィルムは現像時にも注意が必要です。
・期限切れフィルムの現像を受け付けていないお店もあるので、事前に確認しましょう。
・期限切れフィルムを現像することによって現像機や現像液が痛む可能性があるため、注文時に「○○年に期限が切れているフィルムです」と必ず申告しましょう。
【作例紹介】
それでは、実際に20年前のKodak Gold 100を相棒のAutoboy3で撮影してきましので、是非ご覧ください!
【最後に】
いかがだったでしょうか?
正直、もっと真っ暗になったり、色が飛んだりするのかなと想像していましたが、意外にもちゃんと写ってくれました。
少し前に「期限切れフィルム」がSNSなどで話題になったことがありました。
フィルム写真自体がエモいのに、さらに独特の色味や質感が加わることで、より一層“エモさ”が増すと人気だったようです。
フィルムカメラは今、若い世代に人気があるようです。
理由は色々とあるようですが、「レトロでエモい雰囲気」が新鮮だと支持されたり、撮影枚数制限や現像するまで撮った写真を確認できないドキドキ感などがあるようです。
みなさんも機会があれば、ぜひ期限切れフィルムにチャレンジしてみてください。古いものの中に、新しい発見や感動がきっとあるはずです。
それでは、素敵なフィルムライフを!