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キヤノンEOS 5D Mark IV 使用レビュー

こんにちは、カメラ担当の吉冨です。

今回はキヤノンのフラッグシップモデル、5Dシリーズの最新モデル

「EOS 5D Mark IV」のレビューをお届けします!

 

1.外観


パッと見た感じは、前モデル「EOS 5D MarkⅢ」にそっくりですが、より丈夫になり重さも60g軽くなっています。

さらに高耐久塗装が施されているので、長期間使っても表面の塗装が剥がれにくいように改善されています。

 

黄丸が新たに新設された「測距エリア選択ボタン」

操作性も大きく向上しており、新たに「測距エリア選択ボタン」が付いたことで、ファインダーから目を離すことなく測距エリアをセレクトできるようになっています。

さらにタッチパネル機能を搭載しているのでさまざまな撮影関連や各種設定、タッチAFなど、直観的な操作が出来るようになりました。

 

細かな変更点ですが、レリーズタイマーケーブルの差し込み口が、側面から前側に移設されています。

これまでは、側面に差し込み口があったのでL字型ブラケットを付けたままレリーズケーブルを使おうとしても干渉してしまい同時に使うことが出来なかったのですが、前側に移動したことで同時に使うことが出来るようになっています。

縦位置の撮影が多いかたには嬉しい改善点です。

 

 

2.向上した機能


もちろん、進化したのはボディの造りだけでなく中身も大きく変わっています。

では、前モデル「EOS 5D MarkⅢ」と比較して進化した部分はと言いますと・・・

 

①画質の向上

画素数が約2230万画素から約3040万画素に増えたことで画質が向上しています。

さらに画像処理エンジンが「DIGIC 5+」から「DIGIC 6+」になったことで、常用ISO感度がISO25600⇒ISO32000になり暗所でもノイズの少ない撮影が出来るようになりました。

 

②オートフォーカス性能の向上

測距点の点数は共に 61点ですが「61点高密度レティクルAF 」⇒「「61点高密度レティクルAF Ⅱ」になり測距範囲が広くなり、測距性能が大幅に向上しています。

また「EOS 5D MrakⅢ」がF8対応測距点が中央1点だったのに対して「EOS 5D MrakⅣ」は全点F8測距対応になったので、エクステンダー等で開放F値が暗くなる場合でも広い範囲でオートフォーカスを使うことができます。

さらに「EOS 7D MarkⅡ」と同じAIサーボAFⅢを搭載しているので、動体撮影時の被写体追従の精度・スピードが大幅にアップしています。

 

③ライブビュー撮影や動画撮影時のオートフォーカス性能の向上

ライブビューでも高速AFが可能な撮像面位相差AF「デュアルピクセル CMOS AF」を搭載しています。

この「デュアルピクセル CMOS AF」のおかげでファインダー撮影に迫るAFスピードを実現しています。

 

④Wi-Fi機能を搭載

「EOS 5D MarkⅢ」には搭載されていなかった、Wi-Fiを搭載しています。

 

⑤動画撮影機能の向上

「EOS 5D MarkⅢ」ではフルHD・30pの動画性能でしたが「EOS 5D MarkⅣ」では4K・30p、フルHD・60pの撮影が出来るようになっています。

また、4K動画から静止画の切り出しができる「4Kフレームキャプチャー」機能を搭載しているので動画から約800万画素で写真の切り出しができます。

 

3.実写テスト


今回は、レンズ 「EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM」をつけて大阪、奈良で実写テストを行いました。

高感度性能

写真の赤枠を等倍で各ISOごとにトリミングして拡大します。

 

ISO 12800

ISO32000

常用で設定可能な範囲の高感度はISO32000まで設定が可能ですが、さらにH1「ISO51200相当」、H2「ISO102400相当」で設定可能です。

今回の結果は、ISO 12800では輝度ノイズが多少みられるものの色ノイズやカラーバランスの崩れは殆どなく問題なく使える範囲です。

常用ISO感度の上限 ISO 32000では、輝度ノイズと階調性の低下で高コントラストの部分が潰れてしまう所はありますが、カラーバランスの崩れや目立った色ノイズは見られないので、常用ISO感度として十分使う事のできる範囲です。

 

動体補足性能

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

設定はAFモード「AIサーボAF」・測距点「中央部9点」・撮影モード「連写H」での撮影です。

EOS 5D MarkⅣの連続撮影枚数は、通常撮影時には7コマ/秒 、AIサーボAFの場合は約4.3コマ/秒と高速連写が可能です。

今回の作例写真は、AIサーボAFでの撮影なので約4.3コマ/秒の撮影で列車がホームに入ってくる約3秒間、全部で13コマの撮影をした内の最初の3コマ(上段)最後の3コマ(下段)ずつです。

結果は、作例写真の13コマでは全てのコマにピントが合っていましたが、

その他のシーンでは、人が前を横切るなどした場合、ピントが外れてしまうこともあったので「AFカスタム設定」で被写体の動きに合わせた設定をすることで、より精度を高めることができました。

 

 

階調性能

逆光のシーンでも高い階調性能のおかげで、暗部も黒潰れすることなくしっかり表現してくれています。

これはオートライティングオプティマイザという暗部を明るく補正してくれる機能の効果で四段階から効き具合を選択することができ、上の作例は「強」で撮影した写真です。

この機能を使えば自然に黒潰れの少ない写真を撮ることが出来るので、逆光シーンの人物撮影などでも役に立つ機能です。

 

 

4.作例


ISO 800 SS 1/400 F値 5.6

ISO 8000 SS 1/125 F値 6.3

ISO 800 SS 1/640 F値 5.6

ISO 800 SS 1/400 F値 5.6

ISO 800 SS 1/100 F値 5.6

 

5.最後に


前モデルからは4年ぶりに満を持して発売されただけあり、画質・高感度性能・AF性能など着実に進化しています。

なかでもAF性能は、前モデルより大幅に進化していて「AIサーボAFⅢ」搭載で7D MarkⅡ譲りの高い動体予測性能ができるようになっており、動いている被写体をストレスなく撮影することが出来ました。

風景撮影では、新しい処理エンジンのおかげで驚くほどダイナミックレンジが広くなり、前モデルでは表現の難しかった高コントラストのシーンでも、自然な表現で撮影することが出来るようになっています。

風景撮影から動体撮影まで、プロレベルでこなせる万能性の高いカメラです。

 

 

この記事に関するお問い合わせは・・・カメラ担当 吉冨まで

 

 

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