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35mmフィルムカメラはいつ誕生したの?カメラ屋が語るフィルムカメラの歴史

こんにちは、ナニワグループ買取センターの木寺です。
今回は、35mmフィルムカメラの歴史についてお話したいと思います。

           ライカB型

35mmフィルムカメラの原型は100年以上前

今、我々が目にしている35mmフィルムカメラの原型が誕生したのは1913年。
ライカ社の開発技術者のオスカー・バルナック氏がカメラ試作機(後にウル・ライカと呼ばれる)を設計したのが、始まりと言われています。

ライカ社の映像関係機器の開発研究をしていたオスカー・バルナック氏は、仕事柄35mmシネフィルムかかわりが深く、このフィルムを使ったスチルカメラの製作を思い立ちました。

そしていろいろな実験、試作と試行錯誤をしながら完成したのが、
35mmシネマフィルム2コマ分の画面サイズ24×36mmのウル・ライカです。
のちのバルナック・ライカの原型となります。

今にも共通する35mmカメラの基本構造

この時点で、後世の35mmカメラの基本構造が組み込まれております。
例を挙げると、

  1. 画面サイズ24×36mmのフォーマット、
  2. スプロケットによるフィルム巻き上げとシャッター巻き上げの連動(二重露出防止)
  3. アクセサリーシュー

といった項目です。


その後、ウル・ライカ開発以来改良研究を続けていたライカ社は、第一次世界大戦後の1923年、二代目社長のルンスト・ライツによって試作機31台ヌル・ライカ(製造番号100から130・1923年-1924年)の製造が命令されました。
ここから実用機としてのライカの歴史が始まっていきます。

そして1925の春、ライプチヒの見本市においてライカI(A型1925年-1931年)デビューにより量産化されていきます。
その後
B型(1926年-1941年)
C型(1930年-1933年)
II型(1932年-1948年)
スタンダ-ド(1932年-1950年)
III型(1933年-1939年)

とつづいていきます。

では日本の35mmフィルムカメラはいつ誕生したのか

そんな中、日本の35mmカメラをめぐる状況はどうだったのでしょうか?

1933年(昭和8年 ライカではIII型を発売中)、
日本では精機光学研究所(後のキヤノン)によって35mm連動距離計フォーカルプレーンカメラを製造したのは、カンノン・KWANONが試作機として作られました。
1936年2月(昭和11年)には日本工学より、ライカの権利を避けたニッコールレンズ、連動距離計の供給を受け、ハンザキヤノンの誕生となっていきます。
(HANNZAは卸売大手の近江屋写真用品㈱の商標名、独占販売権を持っていた近江屋写真用品㈱提案によりカンノン→キヤノン.近江屋写真用品㈱の商標名HANNZA表示になった)

 

今回はここまでで、次回はキヤノンのお話をして参ります。


資料文献 朝日ソノラマ ライカ型カメラ・国産カメラ特集

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