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Oが無い!【オリンパスM-1】

さてさて、久々入荷の一台、まえだこのカメラの裏事情が何とも言えず興味深いです

オリンパスM-1!

「ん?OM-1ぢゃないの?」

まあ、OM-1なのですが、OM-1発売当時はM-1という名前で世に出たのです。

なぜ、名前が変わったのか……それは当時の力関係が。

このM-1を生み出したのは、ペンシリーズで名を挙げた、いや、オリンパスの方向性を決めたと言っても過言では無い米谷美久氏。

当時、ニコンF筆頭にニコマートFTNやペンタックスSPなど35mm判一眼レフが勢力拡大をしている頃、オリンパスもペンFシリーズが有ったのですが、いかんせん「ハーフ判」という所で少し劣勢になっていた頃、そこで「各社の一眼レフは大きく重い、小型軽量のしかもシステムカメラを出せば、35mm判一眼レフ後発の我々でも勝てる!」と米谷氏陣頭に開発、発売に漕ぎ着け、予想通り市場から驚きと歓迎を持って迎えられライバル各社も小型軽量化の流れに舵を切り出した……とここまでは良いのですが、M-1がOM-1になった理由の理由……それは、かのエルンスト・ライツ社の存在。

日本のカメラメーカーが戦後急成長を遂げ世界を席巻していく訳ですが、まだまだライツ始めドイツのカメラメーカーの存在は大きいもの。

まあ、レンズのガラスの処方は「ショット社」のものが基本、レンズの設計も「ツアイス」他ドイツ光学機器メーカーのものが基本。何よりカメラ自体、一眼レフより前レンジファインダー「ライカ、ツアイス【超えられない壁】日本光学、精機、千代田、数多メーカー」なんて時代が有った訳です。

さあ、そこでライツ社の主力と言えば「Mシリーズ」。オリンパスM-1が発表されてのち始めて迎えたフォトキナでライツ社から「素晴らしいカメラを出しましたねえ……でも、M-1とはいかがなものか。我々にもM1が有るのだが」とまあ、いちゃもんとしか言えない様なクレームが付いたのですが、当時のライツ社と言えばもう足向けて寝られないくらい絶対の存在。

これがM-1が改名となった理由。

まあ、ニコンも欧州市場の出て行く時にかのツアイスイコン社から「Nikon?我々の代表的ブランドIkonにNとは……Not Ikonという訳かね?そのままというのであればどういう事になるかお判り頂けると思うのだが……」とこれまたいちゃもんとしか言えない理由でニコンFは「Nikkor F」ニコマートシリーズは「Nikkormat 」となったものです。

そんな事もあって、M-1は約半年間生産がストップするのですが、「どうせ生産が止まるのなら、この期に改良しよう!」と小改良を施し、名称も「M-1の名は残したい!」とAからZまで頭に当てはめて一番しっくり来たのが「O」でOM-1と名をかえて再デビューし、小型システム一眼レフカメラ市場を席巻した訳です。

でも、このOMという名称「Olympus Maitani」とも取れるなかなかのネーミング。

経年変化でプリズムの小サビがありますが、歴史的な1台という事でご紹介させて頂きました。

お値段税込23800円です。

神戸元町 まえだ

 

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