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フジXマウントも新登場 タムロン17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD レビュー

ソニーEマウント用ミラーレスカメラNEX-3/NEX-5が2010年に初登場して以来、ソニー純正レンズの拡充は継続しています。

しかし、近年はフルサイズ用交換レンズの商品展開が目立っていますが、α6600・α6000などのAPS-Cユーザーに朗報となる交換レンズ群が、タムロンより発売されました。

そのひとつに「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)」があります。

ハイアマチュアからプロフェッショナルまで気になる25.5-105mm F/2.8というフルサイズ用交換レンズでは存在しない仕様です。

また、このブログを執筆中に、フジXマウント用も2022年7月8日発売の情報も入ってきました。

タムロンのXマウントは、18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)に引き続き、第2弾となります。

それでは、筆者が撮影した猫作例と共に「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)」について、ひも解いてゆきましょう。

使用したカメラボディは、SONY NEX-5Tです。

【APS-C用としてはタムロン初の大口径F/2.8 標準ズームレンズ】

25.5~105mm相当<35mm換算> F/2.8と、使用頻度が多い焦点距離をカバーしています。

かつて、キヤノン・ニコン・ペンタックス・ミノルタではAF28-70mm F/2.8が当然のスペックだったころ、タムロンでは SP AF 28-105mm F/2.8 LD Aspherical IF<1997年発売>というさらに上をゆく製品を出していました。

今回も光学性能を犠牲にすることなく、光学比4.1倍ズームを実現しています。

望遠端105mm相当F2.8は、人物撮影で大きなボケ味を生かすことも可能です。
1/320 f2.8 ISO400
1/500 f3.5 ISO400

【ボディ内手振れ未搭載ユーザーに嬉しいレンズ内手振れ補正「VC機構」】

ボディ内手振れ補正が未搭載であるSONY α6400やα6100 フジX-T3やX-E4等でも日陰・夕暮れ時に楽に手持ち撮影ができるレンズ内手振れ補正「VC機構」を搭載しています。

ボディ内手振れ補正登載機種「α6600」「α6500」「X-T4」「X-H1」であれば、レンズ内手振れ補正と協調して効果を高めてくれます。

作例撮影時、レンズ内手振れ補正「VC機構」は滑らかに動作していたので、心地よく構図を決めることが出来ました。
1/2500 f2.8 ISO1600
1/250 f4.5 ISO400

【最大撮影倍率はおよそ0.21倍<広角端> 0.19倍<望遠端>】

倍率比4倍を超える標準ズームレンズとしては、最大撮影倍率が0.1~0.12倍が多いなか、当レンズは近接撮影能力が高いです。

広角端で最短撮影距離19cm 望遠端で39cmとなり、開放絞り値F/2.8と併せれば、背景を非常に大きくぼかすことができます。
1/1250 f3.2 ISO800
1/500 f3.5 ISO800

【口径食は出るものの、味のある描写をします】

ズーム比が高く、大口径F/2.8、かつフィルター径67mmというスリムなレンズのため、状況によっては、口径食が発生する場合があります。

しかしながら、タムロン特有の柔らかい描写により、被写体をふわりと浮かび上がらせてくれます。
1/250 f3.2 ISO800
1/250 f2.8 ISO400

【シャッターチャンスに強い高性能オートフォーカス】

タムロン独自のステッピングモーターユニットとアクチュエーターにより高速オートフォーカスを実現しています。

そのため、動きのある被写体でも捉えるチャンスを逃しません。

特に不特定な動きのあるダンスシーン・サッカー・お子様の遊ぶ場面などでもオートフォーカスは純正レンズに劣らない精度で追いかけます。

※ステッピングモーター・・・パルス電力に同期して作動するモーターで起動・停止時のレンポンスが高い点が特長

※アクチュエーター・・・モーターの回転速度を制御する装置
1/640 f4.5 ISO800
1/640 f4.5 ISO800

【APS-Cミラーレスに相応しい軽量仕様】

当レンズの重さは525g と ※フルサイズ一眼レフ用交換レンズと比較して、およそ重量比58%を実現しています。

例えば、ソニーα6400と組み合わせた場合ではわずか928g(※1) またフジX-E4と組み合わせた場合では889g(※2)と非常に持ち歩きに負担の少なく、フルサイズ機のサブとしてもご指名が高いです。

※ SP24-70mm F/2.8 Di VC USD G2と比較した場合です
※ ボディの重さ α6400/403g(※1) X-E4/364g(※2) <電池・SDカード含む>
1/800 f4.5 ISO800
1/200 f4.5 ISO400

【最後に】

筆者がはじめて使用したタムロンレンズが TAMRON SP AF17-50mm F/2.8XR Di II Aspherical [IF] Model A16<2008年発売>でした。

購入当時 「軽くても高性能 しかも安ければ……」と欲張りな要求に裏切らないタムロンの製品に好感度を持ちました。

今回のレビューを通じて、14年前と変わらないタムロンの製品に対する情熱と技術力を、まだタムロンを使ったことがないフォトグラファーの皆様にお伝えができれば幸いです。

なお、6月24日よりソニー ミラーレスカメラZV-E10の受注再開、7月14日には、フジフイルムより新型ミラーレスカメラ「X-H2s」が新発売されます。

タムロン17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXDと併せてご検討はいかかでしょうか。

■撮影協力: ハチさん タクさん そらさん トラ太さん ※許可を得て猫を撮影

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