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M3が時代を変えた【ニコンS2】

さて、今回は先日採り上げたニコンS3に続きニコンレンジファインダー機

ニコンS2

今回ご紹介はシャッターダイアルの文字盤色が黒の後期型。

先代モデル「ニコンS」までは「ニコンI型」のマイナーチェンジモデルと言っても良いくらいでしたが、当時のニコンカメラは海外での評価がぐんぐん上がっていた頃。

そこで、フルモデルチェンジ型「S2」の開発が始まっていたのですが、その時ドイツで凄まじいカメラが発表に……

ライカM3

一軸不回転シャッター、距離計一体型なだけでなく、50、90、135mmの各画角のフレームがレンズ装着だけで自動表示される上にパララクス自動補正……他にも数えきれない進化どころか今までのバルナック型とは別次元のカメラの登場で全世界のカメラメーカーに激震が走りました。

これには各社今まで発売していたカメラが一夜にして「前世代のカメラ」になってしまった訳ですから相当大変だったかと。

そこで、ニコンS2ですが「発売間近でもとにかく改良をしよう!」と設計変更がされたそうです。

その結果もあってでしょうか、約56700台強という日本光学レンジファインダー機の中で最多の生産数を誇る人気機種に育ち、その後「ライカM3」に当時の日本光学の持てる技術を結集して産み出した「ニコンSP」へと繋がるのですが、その時既に「レンジファインダーではどうやっても勝てない」と同時進行で「ニコンF」を開発していたのですから凄いものです。

そして、「ニコンF」が「ライカM3」の如く「レンジファインダー機を前世代のカメラ」にしていく訳ですがそれはまた別の機会に。

ただ、先のニコンFへの一説、文献によっては少し違う記述もされておりまして、「S2登場前に、日本光学では既に一眼レフの開発に踏み切っており、S2の後のモデルは一眼レフにする流れで開発していた所、当時最大のお得意先であったアメリカ市場の代理店(エーレンライヒ?)から『M3に対抗出来るカメラを出して欲しい』との要望でSP,S3が出てきた」ともあります。

真相は如何なる所なのでしょうか・・・。

まえだもこのS2は所有しておりましたが、なかなかに無駄の少ない気持ちの良い操作感のカメラ……そしてこのS2で採用されたシャッターの跳ね返り防止機構が、後の一眼レフ時代にミラーの跳ね返り防止機構として今尚ニコンカメラで生きているという、基本技術力の高さは素晴らしいものです。

お値段税込54800円です

神戸元町 まえだ

 

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