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【ニコン渾身の新製品】NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIを見てきました【ニコンプラザ大阪】

こんにちは~。編集長 中村です。

今回は、8月22日に発表された新製品・NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIを見にニコンプラザ大阪さんへ行ってまいりました~!

広角から中望遠までカバーしながらもF2.8という明るさで安定感のある”大三元レンズ”の標準ズーム枠に、ついに待望のII型が出ました!

こちらの新製品をさっそくチェックしてまいりましたので、解説して参りたいと思います。

【大幅な軽量化&インターナルズーム機構採用!】

さて、こちらのNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIですが、従来モデルから大きくリニューアルされた製品となっています!

まず、重量約675gと大幅な軽量化に成功しており、前モデルのNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sの約805gからは130gも軽くなりました!!

さらに! なんとこのNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIですが、ズームして画角を変えても鏡筒サイズが変わらないインターナルズーム機構を採用しています!

すでにミラーレスカメラおよび交換レンズのラインナップも各社ともに出揃ってきている今日この頃ですが……。

24-70mm F2.8クラスのレンズでズーミングしてもレンズの全長が変わらないのは、現状だとこのNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIだけ

大幅な軽量化に加えてインターナルズーム機構も採用したというのは、実に快挙と言えますね。
参考までに前モデルと新製品を並べて撮影させていただきました(リアキャップなかったので直置き失礼……)

左が今回の新製品で、右が旧モデルです。

どちらも焦点距離70mmにしていますが、右の旧モデルは大きく繰り出しして全長が伸びている一方で左の新製品は全長が変わっていませんね!

また、II型の全長は、旧モデルで望遠端70mmで繰り出しているときの全長よりも短くなっています。

ズーミングしていない時は旧モデルのほうが全長短いですが、寄りで被写体を大きく写したいときに長さがネックにならないのはありがたいところです!


【コーティング&AFモーターも刷新!】

さて、こちらのNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIですが、利便性が向上しただけでなく性能ももちろんパワーアップしています。

まず、ゴースト・フレア対策として、NIKKORレンズ史上最高の反射防止性能を発揮する新コーティング・メソアモルファスコートが採用されています!


これまでニコンの反射防止コーティングというとナノクリスタルコートが良く知られていたと思いますが……。

メソアモルファスコートは、ナノクリスタルコートの粒子よりも小さいアモルファス構造の粒子が連結した構造体が不規則に重なっているものだそうです。

これによって、ナノクリスタルコートでは達成できない低屈折率と低散乱の両立に成功しているとのこと!

従来からのアルネオコート(垂直方向からの光への反射防止効果が高い)も引き続き施されており、斜めからの光はメソアモルファスコートでガッチリ防がれる。

そのため、ゴースト・フレアの発生が極めて抑えられている模様です!

メソアモルファスコートは2022年のNIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR Sで初めて採用されたもの。

最近ではNIKKOR Z 35mm f/1.2 SNIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaなどにも、ナノクリスタルコートではなくメソアモルファスコートが採用されています。

今後、ナノクリスタルコートがこちらのメソアモルファスコートに置き換わっていくのではないかと予想しますね。
続いて、AF駆動方式もリニューアルされており、旧モデルがステッピングモーター(STM)による駆動だったものが”シルキースウィフトVCM”によるものに変わりました!

このシルキースウィフトVCMは、ボイスコイルモーター(VCM)と、AF駆動機構内の振動を大幅に削減する「ガイド機構」を組み合わせたもので、ズームレンズでの採用は今回初となります。

これによって「ニコン史上最速かつ最高精度なAF」を実現し、旧モデルからAFの合焦速度が5倍になったとのこと……!!

旧製品よりも軽くなって便利になってAFも5倍速くなるっていくら何でも凄すぎませんかニコンさん!?

ちなみに、試しにフォーカス駆動させてみて体感してみましたが、AFは本当に速いです!

しかも、まったくモーター音がしなくて駆動が非常に静かでなので、動画撮影にも申し分ありません

【その他にも改良点もりだくさん!】

ここまででもうすでにだいぶお腹いっぱいなのですが、このNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIは細かいところの機能性もブラッシュアップされています。

そのあたりも解説してまいりましょう!
まず個人的に「いいね!」と思ったのがこちら。

フードにが開いていて、C-PLフィルターや可変NDフィルターなどの操作が容易になりました!

これは静止画でも動画でも重宝しますので、とても良いと思います。
ちなみにフィルター径ですが、旧モデルでは82mmだったものが77mmにサイズダウンしています!

NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR SやNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sとフィルター径が同じとなったため、動画用のNDフィルターなども複数のサイズを買わなくてOKになったのはありがたいところです……!

余談ですが、枠金色のARCREST保護フィルター(77mm)も展示されていたのでNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIに付けてみたらこんな感じでした。

カッコいい~!!
次に、フォーカスリミッタースイッチが新しく設けられました。

なお、こちらのNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIは最短撮影距離も短くなっており、”寄れる”レンズに生まれ変わっております!

旧モデルではズーム全域で最短撮影距離が0.38mでしたが、II型になって最短撮影距離が広角端で0.24m・望遠端で0.33mとさらに一歩寄れるようになっています。

被写体にぐっと近寄っての撮影も可能になりましたので、このフォーカスリミッター機能も従来よりも活用する機会が増えるのではないでしょうか?
また、ファンクションボタンも2か所に増えたため、縦位置でも横位置でも押しやすくなりました。

こちらは旧モデルの画像ですが、横にしかファンクションボタンがついていませんね。

なお、旧モデルには液晶ディスプレイがついていたのですが、こちらがファンクションボタンに置き換わったかたちですね。

……カッコよかったので個人的にはこの液晶ディスプレイ好きでしたが(実用性はどうだったんでしょ?)
最後に、MF時のフォーカスだけでなく様々な機能を割り当てられるコントロールリングに、クリック感のあるなしを切り替えられるコントロールリングクリックスイッチも追加されました。

例えば露出補正などを割り当てた時、従来であればクリック感がないためスル~ッと動いてしまって操作しづらいうえに、いつの間にか動いてしまっていることもしばしばでした……。

クリックONにすることでこのあたりの使いづらさは改善されると思いますので、撮影時の自由度がかなり上がるのではないでしょうか?

【あらゆる面でパワーアップ! 正統進化を遂げた一本】

という感じで、基本性能をアップグレードさせながらも軽量化に成功し、しかもユーザビリティも大幅に向上したレンズがこちらのNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIです!

ニコンダイレクトで371,800円(税込)とそれなりにお値段は張るものの、どんなシーンにも柔軟に対応できる高性能っぷりを考えると価格相応かなと感じます。

プラザでお話を伺っていると、Z9・Z8ユーザーだけでなくZfをお持ちの方でも実際に触ってみて「このサイズ感ならZfにつけてもいいかも」とおっしゃっていたとのこと。

ちなみに、ズーム倍率と画質のバランスが良くて多くのユーザーから支持されているNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sと、今回のNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIのサイズを比較してみると……。

そもそも望遠端の焦点距離も違いますが……やはりインターナルズーム方式のNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIはコンパクトですねぇ。

ちなみに重量比較をしてみると、NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sが約630gNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIが約675g

重量ほぼ変わらないため、「24-70は重いからそもそも選択肢外」だった方も再検討の余地があるのではないでしょうか?

まさしく「ニコン渾身の新製品」と言える素晴らしい代物です。

8月28日(木)よりナニワグループ各店およびナニワグループオンラインでも予約開始しておりますので、ぜひご検討ください~!



発売は9月26日(金)と少し先ですので、気になっている方はぜひニコンプラザで実機を触ってみてご検討いただければ!

それでは今回も長くなりましたが最後までお読みいただきましてありがとうございました。

また次回のブログでお会いしましょう~!

【おまけ】

取材終了後、何の気なしにプラザをぶらぶらと見学していたらとあるレンズが目にとまりました。

は? え??

Noct NIKKOR 58mm F1.2!?

1977年に発売されたレンズですが、当時製造が難しかった研削非球面レンズを使用した伝説的な大口径レンズです……!!

詳しくは『ニッコール千夜一夜物語』で説明されているので、こちらをご覧ください。


マウントアダプター FTZ IIに装着された状態でZfにの近くに展示されていたので、ここぞとばかりに記念撮影させていただきました。

中古相場では40~60万円ほどで取引されていますが、ここまで光学系が綺麗なものは今どきなかなか拝めないのではないでしょうか……?

無料でこんな贅沢させてもらえるなんてニコンプラザさん太っ腹すぎませんか!?

興奮気味でX(旧Twitter)に投稿したところ、やはり皆さん驚かれたようで非常に大きな反響がありました。

まぁプラザにはこのレンズよりも高価な製品がゴロゴロ展示してあるわけではありますが、歴史的に貴重なアイテムが何の説明もなしに置いてあるのにはびっくりしました……!
もちろん新Noct(NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct)も展示してありますので、新旧ノクトニッコールどちらも触れますとも。

みんな~! ニコンプラザ大阪へ行ってNoct NIKKORを触ろう~!!

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