【2013年発売の”神レンズ”】Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA 長期使用レビュー

読者の皆様こんにちは。レモン社秋葉原店馬担当の細谷です。

普段馬ばかりを撮っているせいで望遠レンズ等を中心にレビューしている私ですが、今回は標準レンズのご紹介です(笑)

発売から10年以上経っているのにもかかわらず、ソニーユーザーからは未だにアツい支持を得ており「神レンズ」と呼ばれ愛され続けているSonnar T* FE 55mm F1.8 ZAを作例多数でレビューしていきたいと思います!!

今年の4月に購入してから約8か月使ってきて、本当にいいレンズだと思ったのでその魅力をお伝えしていきます。


【Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA基本スペック】

2013年にSONY純正レンズとして発売された、Zeissブランドの標準単焦点レンズです。

ツァイス伝統の Sonnar(ゾナー)構成 をベースにしているとのこと。

対応マウント ソニーEマウント(フルサイズ対応)
焦点距離 55mm
開放F値 F1.8
絞り羽根枚数 9枚
レンズ構成 5群7枚
重量 281g
レンズ内手ぶれ補正 なし

なんといっても最大の特徴はその軽さ

「写りが良いレンズ=大きくて重い」というイメージを覆す重量わずか281g!!

実際持ち歩いていて重いと感じることは一切ありませんでした!!

大きさもフィルター径49mm、長さはおよそ70mmでかなりコンパクトな設計になっています!!

【作例】

さて、もちろんこのレンズはコンパクトで利便性が良いだけでなく、写りも十分満足できるクオリティです。

まずこのレンズを語るうえで外せないのが、開放F1.8でもピシッと解像するキレのよさ。
当然馬担当なので標準単焦点でも撮ってみました!!

キレッキレで馬の毛一本いっぽんまでキレイに写ります!!

それにしてもなんて馬の目はこんなにも美しいのだろうか……。

ポートレートでもスナップでも、被写体が浮き上がるような立体感が得られます。

「ちょっと古いレンズだし解像力はどうかな?」と感じている人も安心!!

有効 4240万画素のα7R IIIに付けて普段使っていますが、高画素機に付けても余裕で耐えられる性能です!!

秋の東京競馬場スナップを撮ってみました。

コンパクトで持ち歩きに困らないため、機材が重い競馬撮影のときにも重宝しています。
背景のボケはとても柔らかく、ツァイスらしい透明感のある描写が楽しめます。

被写体がグッと前に出てくるようなボケ味で、特にポートレートやテーブルフォトとの相性は抜群なのでは!?
秋の昼間~夕方までの感じもしっかり表現されています。

冬に近づくにつれて空気の澄んでいる感じに、夕日のコントラストも絶妙に写しこむことができており最高のレンズですね!!
11月に紅葉も撮ってみましたが、発色・コントラストも良く、紅葉の赤や黄色が鮮やかで深みのある色合いで再現され満足いく撮影ができました!!

12年前のレンズですが、写りは十分すぎるほどでとても満足できます。

とはいえ、パープルフリンジはちょっと出るので輝度差があるシーンでの撮影はご注意ください!


【まとめ】
Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA は「軽くてよく写る」まさに神レンズですが、お値段もお手頃なのも見逃せないポイント!

こちらのレンズ、2025年12月現在では中古6~7万円前後で流通しており、コストパフォーマンスという点でも非常に優れています!

発売から年数が経っているぶん中古価格もこなれており、これから単焦点デビューしたい人も、すでに色んなレンズを持っている人も、きっと満足できる一本になるはずです。

最高に気に入ったレンズでした!!

皆様もどうぞ使ってみてください!


【おまけ】

大阪旅行で万博に行ったときの写真もおまけで載せておきます!

小型軽量な標準レンズということで旅行に持っていくのにも重宝しました!