フィルムカメラ好きなら一度は気になる?といっても過言ではないRollei35シリーズ!
一番の憧れは初期のドイツ製でコンパーのシャッター搭載
露出計はゴッセン・レンズは描写力の高いツアイスのレンズなどと
当時の一流の素材を使いとても小さくまとめて作られた後世に残る名機初代Rollei35です。
Rollei35が世に出たのが1967年,何と53年前の販売スタート。
可愛くカッコいいデザインは今でも通用するすばらしいものです。
その後1970年代前半には製造国がシンガポールへ移行します。
1980年代には35TEと35SEへと改良され1991年Rollei35クラッシックを発売
廉価版のプラスチックパーツを多用したボデイ&1/30秒からとスローシャッターを省いた
Rollei B35やRollei35LEDなどもありますが
購入に当たっての注意点があります。
日本への仕様は当然m 表示ですが
出荷国により仕様が違うので距離表示で㎡とfeetとあります。
この可愛いカメラたち、見つけてお迎えしたくてワクワクで判断能力が鈍ります。
購入時まずレンズ先端の距離表示が
mなのかfeet表示なのか冷静になって確認しといてください。
メートル表示ならピンときますよね。
でもフィート表示となると・・・・(1feetは約30.48cm)
とっさにfeetの距離感ってピンと来ない方が大半じゃないでしょうか。
私も購入した後やっても~たとなりました。
そもそも、このRollei35シリーズってちい~さくする余り距離計省いてますから
目測での撮影なのです大体の距離感をつかんで鏡筒の距離表示を合わせて
絞り・シャッタースピードを露出計頼ってセットして、
凄く見やすいクリアなファインダーで画角を確認し撮影でも
目測でのピント調整ですからピントがどこに合っているかは勘と経験しだい、
現像してからのお楽しみというわくわく感満載のカメラなんです。
レンズはどのモデルも銘レンズ揃い
だからバシ~って合った時の感動は他のカメラと格段に違います。
あと、モデルによって少しづつ仕様が違うんですが
露出計の入った35の電池は
35LEDは軍幹部上部に電池室があります。
ただ、困ったことに露出計の電池がV27PXという5.6V電圧の水銀電池
現在流通していない電池なのでだいたい関東カメラサービスさんが出している
アダプターを利用してLR43を4本使い
電圧変換のアダプター/電圧無変換のアダプターで使われる方が多いと思います。
今回LR‐44(1.5v×4本=6V)だと電圧が高いのでPR-44という補聴器などに使う
空気亜鉛電池がを4本利用してみましょう。(1本が1.4V×4本=ちょうど5.6V)バラで入れると周辺の金属部の干渉が気になるので工作が簡単なマスキングテープを使い
縦向き4本の直列5.6V仕様にしちゃいます。コレならv27PXと同じ電圧だし
サイズ自体大差ない、いけそう…というよりPR-44が直列4本でどんぴしゃ?
通電確認の赤いLED点灯しました。
でも、確認で使った私の所有する35LEDは
中の回路がイカれて露出計の標示が変らない(泣)
まあ、このシリーズは距離計目測、メカニカル機なので電池が入って無くとも
シャッターは切れるしシャッター速度も電子制御じゃないから
現代に措いてはスマホの露出計アプリさえ使える環境であれば
内蔵露出計が利かないならば勘と経験で露出を読まなくとも
格式ある露出計を使わずとも
便利なアプリで適正露出を算出して簡単に撮影できるんです。
ちなみに、参考までに私がインストールしているスマホの露出計アプリはこれです!
このアプリがあれば露出は分かるので入れといて損は無いかな。
(なんせ無料アプリですから)
ここからはRollei35シリーズの画像交えてたくさんあるバリエーションのご紹介
中には紹介したくともネットで検索したら他人様の画像しかなく画像掲載できない
モデルもありますが興味ある方はネットで検索してみて下さい。
Rollei 35
1967年~製造シリーズの礎になる歴史的なカメラで当時35mm銀塩カメラ世界最小にして
高画質クセナーレンズ搭載
Rollei B35
露出計も電池不要のセレン式採用
レンズも3群3枚のトリプレットの【トリオター】を装着描写力も定評あります。
シャッターダイヤルと絞りリングのレイアウトが変りレンズの周りにあるので操作もなかなかしやすくなりました。
【元祖Rollei35のレンズ左右にシャッター&絞りリングがあるのが可愛いというのもありますが】
Rollei C35
B35に露出計を省いたRollei C35は2年ほどしか製造しておらず
製造台数1万台以下と製造台数が少ないレアモデルで製造国はドイツ製
良くこのシリーズでスローシャッター不具合や電池駅漏れ故障など有りますが
C35ならばスローは非搭載&電池不要と故障する要素が少ないモデルです。
Rollei 35s
ローライ35のなかでも最上級機種。
それがRollei 35 S レンズが40mm明るい開放f2.8のソナーにとグレードアップしました。
またローライ独自のHFTコーティングにより描写性能も向上 ローライ独自のHFTコーティングにより描写力をさらにアップ。
※HFTはHigh Fidelity Transparentの略「WEBで翻訳してみたら忠実度透明」でした。
そのほかのスペックは初代ローライ35とほぼかわらず製造国はシンガポール製
Rollei 35T
初代Rolleib35と基本的には同じですが上位機種の35Sが出たために35Tと名称変更し
テッサー40mmf3.5と分かるように販売されたものです。
Rollei35LED
廉価版ローライ35派生モデルでB35の後継機種でボデイ部分にプラスチックを多用したモデル、露出計標示が直感的に分かりやすいLRD表示です。
B35と同様にレンズはトリオーター、シャッターも1/30秒以下は非搭載
露出計の受光素子がSPD採用ですが露出計の電池がV27PXという特殊な電池で要電池アダプターです。
Rollei 35TE
露出計表示をLED表示にまたアクセサリーシューの位置も上面へレイアウト変更、電池は35LEDと同様にV27PXを使用します。
Rollei 35SE
スタンダードのローライ35シリーズの最終型モデルとも言いましょうか…。
Rollei35TEのレンズ違いゾナー40mmf2.8を
基本的には、テッサー付きのローライ35TEに対して、ゾナーを装着したモデルが35SEとなります。
機能的にはレンズのほかは35TEと同様。
ローライ35の最終進化系として、ぜひ使ってみたいモデルかもしれません。
電池はV27PXです。
Rollei35classic
最終方モデルといいましょうかカラーバリエーションも豊富で
チタン、プラチナ、ブラックメタル、ゴールドと色鮮やか
資料として掲載する写真が撮れませんでしたのでプラチナとチタンモデルの画像掲載に留まっております。
特徴はストロボを付けるホットシューがローライ35は下部に対して
一般的なカメラと同様の上の位置に付きました。
⇒1967~1974年 レンズ:テッサー40mmf3.5・S-クセナー40mmf3.5
ドイツ【1971年からシンガポール製】
RolleiB35⇒1967~1974年 レンズ:トリオター40mmf3.5 ドイツ・シンガポール製
Rollei C35⇒1969~1971年 レンズ:トリオター40mmf3.5 ドイツ製
Rollei 35S⇒1974年~1980年 レンズ:ゾナー40mmf2.8 シンガポール製
Rollei 35T⇒1974年~1980年 レンズ:テッサー40mmf3.5 シンガポール製
Rollei 35LED⇒1978~1980年 レンズ:テッサー40mmf3.5 シンガポール製
Rollei 35TE⇒1978~1980年 レンズ:テッサー40mmf3.5 シンガポール製
動画でのご紹介は下記をチェック
あとRollei XF35、コレは小さなローライ35リーズとは違いひとまわり以上でかいです
間違って購入すると悲しい思いをするかもなのでご注意下さい。