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商品レビュー:ニコン AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G

今回はニコンの大口径単焦点広角レンズ、AF-S NIKKOR 28mm f/1.8Gを使ってみました。
開放F値1.8の大口径で全長もメ0カー公表値80.5mmと、決して小振りなレンズではありませんが、見た目から受ける印象よりもずっと軽量(330g)です。

AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G

AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G

広角28mmながらF1.8の大口径と云うことで、それなりにボケが期待できるのですが。ある程度被写体に踏み込まないと中途半端なボケになってしまいがちです。例えばこんな風に・・・

AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G

F1.8 1/3200 ASA200

ジワリジワリとカモメに近づきながら数枚撮影し・・・この距離が限界でした。1mちょい、位です。できれば50cm位には接近したかったのですが。

続きましてはしっかり寄って開放あたりをテスト。

AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G

F1.8 1/1250Sec.

AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G

F2.2 1/400Sec.

こちらのサンタさんはちょっとピントがズレてしまいました。顔を狙った筈ですが足の裏に合焦している模様・・・

開放付近は程良く柔らかくなるだろう、とは想像していましたが、この手の大口径レンズは開放時の周辺光量落ちもよく見受けられる傾向です。光量落ちは好みによるとは思いますが・・・

AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G

F1.8 1/4000Sec.

結構大きな光量落ちです。背景にもよりますが、F4程度に絞るとあまり気にならなくなるようです。この時はF3.5でほぼ解消しました。

AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G

F1.8 1/5000Sec.

トイカメラ並みに落ちてくれます。D800をトイカメラと呼ぶ勇気はありませんが。

AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G

F1.8 1/3200Sec.

背景との距離が大きいもので、何がなんだか判らない位にボケてくれました。

以前、マイクロフォーサーズ用のDGズミルックス15mmF1.7で同じようなシチュエーション・絞り開放で撮影していますが、流石にフルサイズとマイクロフォーサーズの持ち味の差が現れます。DGズミルックス15mmの開放付近では、も少し背景が判別できる程度のボケ方だったように思います。AF-S NIKKOR 28mm f/1.8Gで真似っこしてみると。

AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G

F5.6 1/400Sec. 真似っこ

多分これくらいのボケ方だったような気が・・・ただしDGズミルックス15mmではこの程度のボケ方で、ちゃんと周辺光量落ちを見せてくれました。こちらはF5.6と云う事で、すっかり均質な露光になっています。

寄ったりボカしたりばかりなので、今度は広角レンズらしくちょい絞り気味で撮影を。開放付近の何処と無く柔らかい描写からガラリと表情を変えてくれます。

AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G

F8 1/500 ちょいと絞ればキリリとします。

AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G

F6.3 1/1600Sec. 石壁の質感もしっかり描写。

AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G

F5.6 1/1000Sec. 左の船やや手前に合焦

あまり絞り過ぎないF5.6でも被写界深度は十分に深く、合焦位置次第でパンフォーカス的な使い方が可能。遠景正面のビルもしっかり描写してくれます。

AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G

F7.1 1/250Sec. 奥行きのある被写体もしっかり解像。

船体の手前から奥にかけて結構な距離がありますが、全体をしっかりと解像してくれています。ちなみに船名は・・・「飛鳥II」。IIって2回目って意味ですかね?

冒頭でもお話したように、スペックの割には重さが気にならないAF-S NIKKOR 28mm f/1.8G。気軽な散歩でも本気の撮影でも満足させてくれるレンズだと感じます・・・
だがしかし。折角レンズが重くないのに、カメラが重い!

AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G
レンズ構成:9群11枚(非球面x2・ナノクリスタルコートあり)
絞り構成:7枚羽 円形絞り
最短撮影距離:0.25m
寸法:φ73×80.5mm(レンズマウント基準面~レンズ先端)
重量:330g
フィルター径:φ67mm

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ライカ親爺のうんちく(続々の続々)

焦点距離

商品に表示されているレンズの焦点距離は、設計上の値と異なる。有名なのは、ライカの標準レンズは設計値51.6ミリ、距離計コンタックスは52ミリが設計値になっており、スクリューマウント時代のキャノンもニコンも、いや他のメーカーも51.6ミリが設計値になっている。ニコンは、51.6ミリでスクリューマウントもSシリーズも作った。その為、被写体深度の深い50ミリ未満のレンズは、コンタックスとニコンSで共用することは可能だが、50ミリ以上に互換性はない。Sシリーズ用望遠レンズの中で、焦点距離が設計値より長い物は鏡筒にCの刻印があり、距離計コンタックスでも使う事が出来る。以前、コシナが生産した、ニコン/コンタックス用レンズは、広角はSCスコパー、50ミリ以上はS***になっている。
ライツ社は、製造時からバラつきを少なくなるように細工をしており、貼り合わせレンズも、設計値になるように薄い物と厚い物を組み合わせている。組立後、設計値にならないことがあり、ヘリコイドのカムの移動量に影響する。その為、それに見合うヘリコイドを作っている。Mマウントで50ミリ以上のレンズの場合、距離目盛の無限遠の横に、縦に小さく2ケタの数字がある。50ミリの場合、22とあれば52.2ミリ、16とあれば51.6ミリになる。スクリューマウントの場合、無限遠ロックボタン受の裏に、アルファベットあるいは数字で書かれている。戦後、ライカのレンズを付けた時と自社のレンズを付けた時、ピントが違う事に気付いた某社の技術者は、何本かのレンズを比べ、ヘリコイドの移動量が異なることに気づき、理由がわかったという。最近の新レンズは、どうかな?と思って見ると、数字が無い!ただし、気になることを発見した。レンズ側のカムの部分が、コロに当たる部分まで黒メッキされており、点が打たれていることに気付いた。ノクチルックス0.95は点1つ、アポズミクロン50は点2つになっている。確か両方ともフローティング機構が入っているので、そこである程度の誤差をカバーしてるのか?その違いを示すための点なのか?謎は深まる!

dsc_4489-1 dsc_4487-1

ズミクロン90㎜。10なので、91ミリ       ズミクロン50㎜。22なので、52,2ミリdsc_4488-1アポズミクロン50ミリのカム。点2つが判る

 

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