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ライカ親爺のうんちく(続々)

ライカと現像液
ご存じのように、35ミリ判のフィルムは映画用のフィルムと同一である。(厳密にいうのであれば、パーフォレーションの形が異なる)テレビや、DVDでサイレント映画を見ると、コントラストが高いのに気が付く。映画は、スクリーンから離れてみるので、粒状性が気になることはほとんどないし、上映用はポジを使って、プリント(複製)を作っていたとも聞く。サイレントの時代は、問題が無かったが、トーキーになってからサウンドトラックの問題が発生したようで、コントラストが高くなく諧調のある、微粒子現像液の必要性が出た。コダックのD-76は、当初映画用ネガフィルムの現像用に開発された現像液で汎用性が高く、発表され今日まで生きながらえている。前後して多数の微粒子現像液が発表されたが、問題点が多く、今日では処方集にその名を残すのみとなった。
発表当初から、ライカはシステムカメラとして引伸ばし機や、フィルム現像タンクも作り出した。現像タンクは、現在の形ではなく、ガラスの筒の内側にフィルムを巻き込み
トレイの中に現像液をため、その中をガラス筒が回転しながら、液とフィルムがふれるという仰々しい、タンクというより現像トレイであった。その後、ベークライト製と思われる、現在のタンクが作られ楽になった。材質もステンレス製や、現在の合成樹脂製もあり、温度管理に一長一短がある。
D-76と同様に、長年にわたって使われているのに、アグファゲバルトのロジナールがある。アグファブランドでは発売されておらず、同様のレシピで作られたものが、国内でも入手可能になっている。1:25あるいは1:50の希釈で使う。原液は短期で使わないと、空気酸化で、コントラストが低くなり現像できなくなる。
D-76の同等品に、ID-11がある。英国イルフォードの処方で、一部異なる薬品を使っているが、同等に考えていい。現在は、パッケージに入って販売されている。
現像液は、アルカリ性のため使用液が空気に触れていると酸化し、使用できない。このため、ロジナールのように希釈使い捨てか、原液使用の場合はベローズボトルに入れ空気を追い出すのがいいだろう。せっかくのフィルムなのだから、間違いの無いように現像したい。

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