ハマると深い、モノクロ写真の魅力と撮影のコツ

2017年5月21日

こんにちは、カメラのナニワ京都店 たかはしです。

皆様、モノクロ写真というと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
なんとなくかっこいい、ちょっと難解、昔っぽい…など、人それぞれですけれど、
撮るとなると、敷居が高いな・・・なんて思われている方も多いのでは?

そんな方の為に、今回はモノクロ写真の魅力と、
撮影をする際のちょっとしたコツをご紹介いたします。


■モノクロで撮るメリット


SONY α7+ PENTAX Super-Takumar 50/1.4(M42)

モノクロを始めたばかりならば、何を撮っても新鮮に映る事でしょう。

ですが慣れてくれば、色という要素からいったん離れていることで、
それ以外の要素、構図であるとか、形、影などに集中しやすくなるので
カラーだとありがちな「綺麗な色をしているから撮ろう」ということも減り、
それまで見えてこなかったものが見えてきます。

パッと見、単調な被写体や風景に思えても、モノクロにすることで
別な魅力がまた、生まれてくるんですね。


SONY α7+ PENTAX Super-Takumar 50/1.4(M42)

白と黒の世界とはいっても、単純に色が無くなったわけではなく、
階調や濃度、グラデーションといった形に姿を変えて現れてきます。

カラーでも通用するお話なので、撮る際もそのことを意識すれば
メリハリの利いた絵が撮れるようになります。
「モノクロをやっている人は構図が上手い人が多い」
なんて言葉もあるんですよ。


SONY α7+ PENTAX Super-Takumar 50/1.4(M42)

モノクロを撮る際、人によって様々なこだわりがありますが
私自身は、「切り絵」のような感覚でシルエットの美しいものを探す事が多いです。

写真はベトナムの警官ですが、交通の流れを見つめているシルエットがとても魅力的だったので
走っているバイクを入れ、シチュエーションを出しつつ1枚シャッターを切りました。

突然ですが、この写真の警官の制服は何色でしょう?

面白いことに色が無くなると、逆に色が豊かになります。
皆様それぞれの色を思い浮かべられるんですよね。
シンプルなぶん想像力を働かせてくれるのがモノクロの良いところ。

警官の制服の本来の色は深緑ですが、皆様には何色が見えましたか。


■デジタルで撮るモノクロ

 
SONY α7+ PENTAX Super-Takumar 50/1.4(M42)

かつてフイルムのみであった時代では撮影において
ファインダーで見た景色を、いちど頭の中でモノクロに変換してイメージしたり、
薄目を開けてコントラストを確認するといった事もしばしばあったのですが、
近年のデジタルカメラは一眼レフではライブビューで、ミラーレスならファインダーの映像を
そのままモノクロに変換して見る事も出来るため、ずいぶんと完成形まで詰めやすくなりました。

作例の写真はソニー・α7のモノクロモードでファインダーを覗きながら撮影いたしましたが、
教会の写真は日中日差しが照りフレアが出やすい状況で、
道路の写真は夜間、階調を取りにくいシチュエーションでの撮影でしたので
画面にて逐一確認可能という恩恵を感じられた場面です。

ライカM、オリンパスPEN-F、富士X-PRO2

デジカメのモノクロモードの機能として、
フイルムライクな粒子感を出したり(グレイン・エフェクトなどと呼ばれます)、
フイルム時代で言うモノクロ現像に近い事がカメラ内で出来るようになっていますし、
モノクロ機能を充実させた、オリンパスPEN F富士X-PRO2、ライカMモノクローム(モノクロ専用機)
などの機種が各社より発売され、単なるデジタル画像のモノクロ化ではだめ!といった
こだわりモノクロ派の方も満足しやすくなってきています。


■オールドレンズで撮るモノクロ

 
PENTAX Q+Hermagis Perlynx 12.5/1.9(Dマウント)

モノクロとオールドレンズの相性は抜群です。
この写真では分かりやすく極端な例として、
戦前のかなり曇ったフランスのオールドレンズを使ってみました。

カラーで撮るとピントはぎりぎりまで甘く、コントラストはきわめて低く、
画面は白っぽくなるのですが、モノクロだと調和して淡い雰囲気になっています。

本来はもっと白っぽく写っていたのですが、撮影時に露出補正をだいぶマイナスに設定しています。
補正をプラスに振れば柔らかく、マイナスに振れば重厚に・・・などなど
好みのモノクロ写真を撮るコツとしては、露出補正を積極的に使っていくのがポイントです。

どこか懐かしみのあるような写真に仕上がるので
レトロな物、昔ながらの風景などを被写体とすると、いい雰囲気になることが多いです。


SONY α7+ PENTAX Super-Takumar 50/1.4(M42)

ごく一部のオールドレンズではガラスに使われている材質のせいで、
レンズ自体が黄色く変色するものがあります。
この写真を含むいくつかの作例に使われている、スーパータクマー50/1.4もそれに当たり
カラーでそのまま撮るとデジタルではある程度補正は入るものの、
ときたま黄色く写ったりしますし、これがフイルムなら現像ミスと思われることもあるくらいです。

しかし、モノクロの場合あえてそのまま撮ることでコントラスト向上効果になり
黒が締まって見え、逆に味方につけている感があります。
カラーではちょっと持て余していたオールドレンズもモノクロでは以外な一面が出てくるんですね。


■まとめ


いかがでしたでしょうか。
まるでコーヒーのような風味と奥深さをもつモノクロ写真。
カラー写真と比べると、基本的に色があるか無いかの違いですが、
非常に大きな違いであり、改めて色という要素の重要さを実感するはずです。

フィルム・デジタル問わず、モノクロで撮影する際のコツとしては、

①構図・影・形にこだわる
②積極的に露出補正をためして好みのモノクロ具合を探してみる
③モノクロにしたくなる(モノクロの似合う)被写体を写す

と、いうことでお話しさせていただきました。

もっとこだわると撮影後の調整、プリントでの黒の発色であるとか、
フイルムなら現像方法から印画紙への焼き方…などなど
語ってしまうときりがありませんが、まずは撮ってみるのが第一歩。

ハマるととても面白い世界ですから、是非どっぷり浸かってスキルアップしてみてください!

担当 たかはし


 


【中古入荷情報】ペンタックス645Z+DFA645 55/2.8SDM AW

2017年5月9日


「ペンタックス645Z+DFA645 55/2.8SDM AW」
が入荷いたしました。

先代645Dと比べて、AFスピードとバッファが大幅改善。
645Dをお使いの方が触られたときには、「まるで別物だね」とおっしゃられるほど。

中判センサーの余裕のある描写はやはり圧巻。
この頃フジなどが中判をだしておりますが、
ペンタックスは新旧混在の645レンズ群を使えるという強みがあります。
フルサイズではいよいよ満足できなくなった方、ぜひ。

担当 たかはし

[ペンタックス645Z+DFA645 55/2.8SDM AW]
ナニワ価格: 538,000円(税込)
お問い合わせPLU:2221070169734

※中古品は1点モノにつき、品切れの際はご了承下さい。


京都店限定 岩合光昭「ねこの京都」 開催記念キャンペーン

2017年4月20日

5/18より岩合光昭氏による写真展「ねこの京都」が開催されます。

先年度も京都を会場として「ねこ歩き」展が開催されましたが、
かくいう私も猫好きでして、その際には足を運ばせて頂きました。
岩合氏の撮られた猫の写真は、猫本来の持つかわいさだけではなく、
生活感ありつつ、躍動感ありつつで素敵な作品がいっぱいです。

今回は題材が京都ということで、協賛のオリンパスさんにご協力いただき
この度カメラのナニワ京都店では店頭でオリンパス製品をご購入の方で、
「京都店ブログを見た」と言ってくださった方に
数量限定で「ねこの京都」招待券をプレゼントいたします。
猫&写真好きの方、この機会に是非!

京都店 たかはし


岩合光昭写真展 ねこの京都
開催場所:美術館「えき」KYOTO(JR京都駅下車すぐJR伊勢丹7階隣接)
会期:5/18-6/14 開館時間:10時-20時(入館締切19:30)



【中古入荷情報】ニコンフォトミックAS(BK)

2017年4月20日

「ニコン F2フォトミックAS」が入荷いたしました。
以前もすごく使いこまれたF2チタンをご紹介いたしましたので、
使い込まれたシリーズ第二弾といったところでしょうか。

この手の機種は外観こそ擦り切れていても、よく動く個体が多いのは
やはり使い込まれる方というのは、きっちりメンテナンス・オーバーホールに出される方が多く
実際この個体もモルト張替などの修繕がされており、動作は快調そのものです。


1977年発売ですから今年で40年にもなりますが
それでも動き続ける、メイドインジャパンのすごみが感じられます。

カメラは写真を撮る道具だ!なんて実用一辺倒な方には
値段も手ごろですので、いかがでしょうか。

京都店 たかはし

[ニコン F2フォトミックAS(BK)]
ナニワ価格: 26,800円(税込)
お問い合わせPLU:2221070168379

※中古品は1点モノにつき、品切れの際はご了承下さい。


【中古入荷情報】ライカX-E ボディ

2017年4月16日


「ライカ X-Eボディ」
が入荷いたしました。

CCDセンサー搭載M型ライカとしては最終機種。

M9と同様のセンサーを搭載。
コネクタやフレームセレクタを無くしすっきりとまとめた印象で、
M9で設定のあったスチールグレーとは違った、
青みがかったアンスラサイトグレーのボディに
ワンポイント赤いロゴがとても魅力的です。

この色ならばブラック、シルバー
どちらのレンズをつけてもシックにまとまりますよ。

是非、店頭にてご覧ください。

京都店 たかはし

[ライカ X-Eボディ]
ナニワ価格:425,000 円(税込)
お問い合わせPLU:2221070168102

※中古品は1点モノにつき、品切れの際はご了承下さい。


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