商品レビュー:smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limited

2017年3月23日

今回はsmc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limitedを使ってみました。

登場は2002年。AFレンズとしては超ロングセラーレンズと云えるレンズですが、当時はまだまだ銀塩一眼レフが今ほど追い詰められていない時代。PENTAXさんが初のレンズ交換式デジタル一眼「ist D」を投入するのはそれから1年と少々後の事でして、当然ながら35判カメラで使用する前提ですから「フルサイズ」カバーレンズなのです。なのですが・・・現状、PENTAXさんからは「フルサイズ」デジタル一眼機は「K-1」しか出ておらず、残念ながら今回の使用ボディはK-5となりました。普及価格帯のフルサイズ機が待たれるところです。

FA 31mmF1.8AL Limited

FA 31mmF1.8AL Limited。造作はとってもゴージャス。

●外観・操作性
本来は大口径広角レンズとして登場したFA 31mmF1.8AL Limited。「Limited」を名乗るだけあって外装・操作の感触は上々です。私個人はマイクロフォーサーズ使いでして、換算30mm相当の某レンズを愛用していますが、35mmでも28mmでもないこの焦点距離が実は扱いやすかったりします。単焦点35mmを中途半端に感じられる方にはオススメしたい・・・と云いたい処ですが。これは唯一のフルサイズ機、K-1ユーザーさんの特権でしょう。
現状APS-C機で使われる事が多いとなると、開放F1.8の標準レンズとして使う事になります。

又、一体型のフードは大変カッコ良いのですが、標準レンズ用としてはちょっと寸足らずな感を否めません。聞いた話ですと、このレンズに対して「魔改造ウェポン化」と呼ばれるフードの延伸処置を行う方々もいらっしゃるようですね。
MF操作はちょっと軽い印象です。AF操作は・・・ホールディングの際にフォーカスリングをしっかりKEEPしていると、急にフォーカスリングが回転しようと暴れだしてちょっとビックリします。AF作動&音は、「登場から15年」と云う時間をしっかりと思い出させてくれる物でした。

●気になる?楽しい?色収差
特別に収差チェックをするまでもなく、あれこれと色収差が目につく事の多いレンズでした。場合によっては気になり、場合によっては色気を添えてくれるような微妙な印象・・・絞り開放でハイキー気味に撮ろうとすると、殆ど確実に現れます。

FA 31mmF1.8AL Limited

F1.8 1/800Sec. 没カットからトリミング

白い花弁のエッジにしっかりと色が乗ってしまいました、と云うべきか。色づいたと云うべきか。デジタル時代以前の設計でもありますので、あまりキツい事は云えませんが仕事としては問題アリの場合も出てくるのでは・・・?

次のカットも結構な色ノリでして・・・

FA 31mmF1.8AL Limited

F1.8 1/4000Sec. ASA100

あれこれとカラフルな文字が刻みこまれているようですが、少しずつ絞るにつれて右側の緑色の文字が黒っぽく変わっていきます。まさか、絞り値によって色が変わる塗料・・・だと?そんな事はないですよねぇ・・・
多少絞るにつれて色収差は目立たなくなりますが、F8程度でも画面周辺部では完全に消えるワケではなさそうでした。

FA 31mmF1.8AL Limited

F8 1/500Sec.

上部左側の輪郭に、やはり色味が見られますが・・・
画像ととにかく拡大して見る!と云う方には問題アリかも知れません。
いやいや、写真の楽しみ方はそうじゃないだろ?とおっしゃる方には何とか許していただけるかな・・・と云ったレベルだと思います。

開放時には色収差のみならず、一緒に現れ易いフレアっぽさも意識した絵作りをした方が良いかもしれません。

●逆光
時代的にも逆光には気を遣うハメになるだろうと覚悟してはおりましたが、太陽を入れたシチュエーションでは多少コントラストが下がる、分かりやすく小さいゴーストが出る、と云った程度で収まりました。

FA 31mmF1.8AL Limited

F8 1/2000Sec. ASA100

FA 31mmF1.8AL Limited

F5.6 1/4000Sec. ASA100

いずれも同じような場所に同じような色のゴーストが出ています。
画面からギリギリ太陽を外したシチュエーションでは・・・

FA 31mmF1.8AL Limited

F5.6 1/250Sec. ASA100 意図的に上向きアングルで

今回目についたフレアはこの1回だけとなりました。
そう云えば、徐々に陽が高くなりつつあるのを感じる今日この頃。昼間は、余程上向きアングルでない限り大きな影響は無さそうです。

●甘い開放/絞れば凛々しい描写
先日、Nokton 25mm F0.95を使って「開放はハロハロだな・・・」と感じたものですが、今回のFA 31mmF1.8AL Limitedも又、開放時のハロっぽさが・・・と云うか、正直、開放は甘いです。優しくない人は緩い、とか弛んでる、くらいの表現をするかも知れません・・・
遠景をちょっぴり絞ったF4.5で撮りますと・・・

FA 31mmF1.8AL Limited

F4.5 1/1600Sec. ASA100

やや逆光気味の観覧車に合焦しています。まぁ、際立ったワケではないけど問題も無い描写ですが・・・これが絞り開放ですと。

FA 31mmF1.8AL Limited

F1.8 1/8000Sec. トリミング

もやぁ~んとした眠ったい絵が出てきます。
あまり精細な描写を期待していないシチュエーションではそれなりに楽しめますが・・・

FA 31mmF1.8AL Limited

F1.8 1/1000Sec.

実の処、絞り開放では「本当にピント来てんの?」としばしば疑問を感じる事がありました・・・上の写真なんかは、「どっかしらピントが来るだろうよ」程度の気持ちで撮影しています。
被写体との距離/背景との距離がある程度融通が利く条件であれば、ちょっと絞ってピントの芯を拾う方が無難かも。

FA 31mmF1.8AL Limited

F1.8 1/4000Sec. 手前の花は結構緩い・・・

そんなワケで、ちょっと絞ってみましたら。

FA 31mmF1.8AL Limited

F3.2

絞り気味ではかなり凛々しい、スッキリした描写に一変します。

FA 31mmF1.8AL Limited

F6.3 1/640Sec.

手前の舟に合焦していますが、背景もヌケ良く切れ良く描写されています。

近接でも、絞り気味ではとても安定した描写です。

FA 31mmF1.8AL Limited

F8 1/125Sec.

ただし、最近のミラーレス機に慣れた方には近接能力はそれほど高く感じられないかも知れません。

F5.6くらいからの描写は、このレンズがまだまだ現役である理由をしっかりと教えてくれる描写です。

FA 31mmF1.8AL Limited

F5.6 1/800Sec.

 

FA 31mmF1.8AL Limited

F7.1 1/800Sec.

●ボケ具合
既に開放での写真を掲示しておりますが、先ずは玉ボケ具合を。

FA 31mmF1.8AL Limited

F1.8 1/30Sec.

こんなアングルでは、バリアングルモニターの恩恵に授かりたいとつくづく感じます。

FA 31mmF1.8AL Limited

F1.8 1/800Sec.

本来ですと画面端まで煌きが写りこんだカットが欲しかったのですが、生憎この日は風も穏やかでなかなか水面が輝かずこれが精いっぱいでした。いつもは風の強いエリアなんですが・・・

ボケ味自体は柔らかく素直な傾向です。9枚羽根の恩恵でしょうか。

FA 31mmF1.8AL Limited

F1.8 1/1250Sec.

 

FA 31mmF1.8AL Limited

F2 1/1000Sec.

 

FA 31mmF1.8AL Limited

F1.8 1/400Sec.

アップライトピアノに組み付けられた燭台ですが・・・譜面燃えたりしないんですかね?

 

ついつい「標準レンズ」のつもりでチェックしていましたが、本来この子は「広角レンズ」として生まれてきた事を忘れていました。
開放では画質よりも雰囲気重視で・・・なんて事を思いつつ、ちょい絞り気味で使うのが気持ち良いレンズでした。

PENTAX   FA 31mmF1.8AL Limited
レンズ構成*7群9枚
絞り羽根:9枚
最短撮影距離:0.3m
寸法:φ65×68.5mm
フィルター径:φ58mm
重量:345g

お問合せはレモン社  又はナニワオンラインまで

FA 31mmF1.8AL Limited

F4 1/640Sec.

 

FA 31mmF1.8AL Limited

F2 1/1250Sec.

 

FA 31mmF1.8AL Limited

F5.6 1/800Sec.

 

FA 31mmF1.8AL Limited

F1.8 1/1250Sec.

 

FA 31mmF1.8AL Limited

F5.6 1/400Sec.

 


【商品紹介】キヤノン 85/1.9L

2017年3月16日

今回はキヤノン 85/1.9Lのご案内です。

商品画像

 

掲載商品名:  85/1.9L

商品コード:2111040015669

販売価格:26,000円(税込)※2017/3/16現在

付属品:Rキャップ
ランク:B
商品の状態:
・小クモリ
・小カビ

・後玉キズ

・外観小スレ・小キズ

ヘリコイドや絞りリングはスムーズに動きます。

 

こちらのレンズ、調べてみると今から66年前の1951年(昭和26年)の8月に発売されたようです。

当店のレンズはキヤノン銘ですがSerenar(セレナー)銘が入っているレンズもございます。内容は全く同じです。

キヤノン銘

 

所々に下記写真の様な小スレ・小キズがありますが、今から66年前なのでそれを鑑みると外観はキレイな状態といっても良いと思います。

小スレ・小キズ跡

 

レンズ内の状態を頑張ってマクロレンズで写しました!

小カビ

写真の真ん中やや上に写っている白い網目状のモヤっとしているのがカビです。

クモリも撮影しようとしたのですがどうにも写せませんでした。

 

次にキズです。

キズ

これくらい長い直線のキズですと拭きキズでは無いように思います。

 

次に実写テストです。

※カメラはライカM(Typ240)を使用しております。

F1.9

 

F16

※どちらもレモンマーク真ん中あたりにピントを合わせております。

1枚目はF1.9で撮影しました。開放でもシャープな写りかつボケ感もうるさくありません。

2枚目は最少絞りのF16で撮影しました。明るめに写ってしまいましたが、こちらも特に気になる様な所はございません。

 

和うさぎ F1.9

※左目にピントを合わせております。

周辺光量落ちは若干ありますが、気になる程ではありません。

今回の撮影ではカビとキズの影響は無さそうです。

 

66年前のレンズですが非常に優秀なレンズだと感じました。

以前、ご常連のお客様から聞いたお話ですが、「ライカレンズと遜色なく撮れるから、重宝している。それに値段も安いし(笑)」と仰っておりました。

ただ、一つの難点は重さです。ライカM(Typ240)で撮影しましたが、意識して力を入れて構えていないと少しずつ下がっていってしまいます。

 

主な仕様

発売時価格 29,500円
レンズ構成(群) 4
レンズ構成(枚) 6
絞り羽根枚数
最小絞り 16
最短撮影距離(m) 1
最大撮影倍率(倍)
フィルター径(mm) 48
最大径x長さ(mm)x(mm) 57 x 86.5
質 量(g) 605

 

こちらのレンズは当店だけでなく他の店舗でも取り寄せ・ご購入が可能です。その際はナニワオンラインや店舗にご連絡下さい。

また、店頭でご覧になる際はお持ちの機材にてテストされる事をオススメ致します。

勿論オンライン上での決済も可能です。

 

※中古は一点物です。売り切れの際はご容赦ください。

 

担当:88


商品レビュー:PENTAX 02STANDARD ZOOM

2017年3月15日

今回はPENTAX Qシリーズ用の標準ズーム、02STANDARD ZOOMを使ってみました。

02スタンダードズーム

Q7では換算23-69mm相当です。

●外観
小ぶりで可愛いボディがウリのQシリーズですので、勿論レンズもコンパクトにまとめられています。太さはコンビニおでんよりちょっぴり太いくらいの感覚でしょうか・・・
フィルター枠は非回転、ズーミングで全長が変わるタイプのレンズですが、広角端5mmでもっとも繰り出しが大きくなります。

●機能面の特長
最小絞り値はF8。ただし、こんなに小さくてもNDフィルターを内蔵しているので、実用上は無問題です。又、レンズシャッターも搭載されており、レンズシャッター非搭載レンズよりも長時間露光の応用範囲が広いのも利点です。
*天候により今回はNDも長時間露光もしておりません

●周辺光量/周辺画質
今回使用したボディはQ7。Qシリーズは初代Q/Q10までが1/2.3型センサーを搭載していましたが、Q7からはセンサーサイズが一回り大きくなって1/1.7型となりました。その分、周辺光量落ちは目立ちやすくなっているのでは・・・等々思いつつ、大きな光量落ちを期待して一枚。

02スタンダードズーム

F2.8 1/1000Sec. 5mm(広角端)

・・・あんまり光量落ちしないようです。画面隅まで目立った光量落ちは感じられません。
万が一、今後Qシリーズの新モデルが出たとしたら・・・更にセンサーサイズが大きくなっているかも♪なんて淡い期待を抱いてしまいます。

周辺画質に関しては絞り開放と云う事もありまして、左手前の樹木、ダイナーの看板等がかなり緩くなっていますが、一段絞るとかなり改善されます。

●ディストーション
広角端5mmと云うスペックからも予想されましたが、ディストーション補正ありきのレンズです。余程何かしらの作意が無い限り、ボディ側のディストーション補正をONにしておきましょう。
↓ディストーション補正無し

02STANDARD ZOOM

5mm(広角端)。補正OFFでは両脇ともにまるっとしています。

↓ディストーション補正有り

02スタンダード

補正ON!まぁなんとか不自然さは消えました。

ひょっとすると、ディストーション補正OFFにして広角端でペット写真とか撮ったら・・・とは思いましたが我が家はペット禁止。そのうち、近所の猫さんに一枚撮らせていただこうかと思います。

●深い被写界深度
広角端では、余程被写体に踏み込んで撮影しない限りボケません。と云いたい処ですが、実は望遠端でも同じ事が云えます。

02スタンダード

F2.8 1/1000Sec. 5mm(広角端)

絞り開放から、背後のランドマークタワーがくっきりと・・・
絞り込むと、多少AFポイントが出鱈目でも全景を描き込み易くなります。

02スタンダード

F8 1/40Sec. 5mm(広角端)

画面右側の手すりで合焦させていますが、深い被写界深度を十分活かせました。
基画像で見ると、背後の木立の枝振りに色収差が少々見られますがこの状況ではあまり気になりませんでした。

背後をボカそうとすると、望遠端で被写体にグっと寄り、背景との距離を大きく取る必要があります。

02STANDARD ZOOM

F4.5 1/250Sec. 15mm(望遠端)

●望遠/開放はほんのりにじみ?
あれこれ撮った後にPCで画像チェックをしていると、望遠端・近接・絞り開放ではほんのりとにじみが出ている事に気が付きました。
何故撮っている現場で気が付かなかったか?それは・・・
1:私が老眼だから液晶が良く見えていない為。
2:こんなに可愛いのに、Q7の液晶はお世辞にも視認性が良いとは云えないから。
上記2点によります。
光学性能云々の話であれば「おやおや、ちょっとなぁ」となりますが、PENTAX Qシリーズの使い手はそんな無粋な事は云わないんじゃないでしょうか。そんな味が出せるらしい、と受け止めるのが健全な「Q使い」でしょう。

02スタンダード

F4.5 1/250Sec. 15mm

 

02STANDARD ZOOM

F4.5 1/250Sec. 15mm

絞って撮ったのがこちら↓

02STANDARD ZOOM

F8にて。

02スタンダード

F4.5 1/800Sec. 15mm

 

個人的にはごく身近な物を撮る事の多いQ7ですが、遠景もそこそここなしてくれます。

02STANDARD ZOOM

F8 1/125Sec. 15mm

PENTAX Qシリーズを手にしている方々の中には、「Dマウントレンズで遊びたいから」と云った理由の方もいらっしゃるかと思いますが、この02STANDARD ZOOMは常用レンズとして是非ともお手元に置いていただきたいレンズです。時々色収差が目立つ場合もありますが、その辺の事に目くじらを立てる方はそもそもQシリーズを愛し続けないでしょうし・・・

Q→Q10→Q7→Q-S1と続いたQシリーズですが、最近は関連新製品情報がとんと聞こえてきません。ロードマップから消えてしまったレンズさえある始末です。
とは云うものの、先日PENTAXのスタッフさんとお話しして伺ったところ、「具体的に〇〇プロジェクトが・・・と云うのは無いんですが、継続です!」との何とも悩ましいお答えをいただきました。
Qシリーズを愛する同朋の皆様、今しばらくのんびりと待ちましょう♪

レモン社;松浦

PENTAX 02STANDARD ZOOM
レンズ構成:7群8枚
絞り羽根:5枚
開放絞り:F2.8~F4.5
最小絞り:F8
最短撮影距離:0.3m(ズーム全域)
寸法:φ48.5×48mm
フィルター径:φ40.5mm
重量:約96g

お問合せはレモン社
又はナニワオンラインまで

02スタンダード

F3.2 5mm     インチキRフィルターとWBで遊んでみました

 

02スタンダード

F5 8mm


110フィルム在庫あります!

2017年3月13日

長らく入手が困難だった110フィルムですが、この度レモン社で「lomography」製110フィルムの取扱いを始めました。
世間様では既に販売されていましたが、遅ればせながらの販売開始です!

ロモ 110

TIGER、ORCA、LOBSTER、PEACOCK・・・みんな動物さんの名前が付けられています。24EX。

一番左のTIGER/虎さんは感度200のごくスタンダードなカラーネガフィルム。
何で虎なんでしょうか?と思って調べたら、フラッシュを使えば夜の撮影も刺激的に、云々との事・・・フラッシュ使えばねぇ・・・先ずは、中庸感度の扱い易いタイプ、とご理解いただければよろしいかと思います。

左から二番目がORCA/鯱さん、感度100のやはりスタンダードなモノクロフィルム。
白黒で鯱って事でしょうね。こちらはD-76等の通常モノクロプロセスで処方可能です。

三番目はLOBSTER/海のザリガニさん、赤被りの強い感度200のカラーネガフィルムです。
茹でる前のロブスターって赤くないようですけどね。強烈な赤味が特徴のレッドスケールフィルムと呼ばれるタイプですが、どうやら裏面露光を逆手に取って赤被りを起こさせるフィルムのようです。暗室でのフィルムの装填に失敗した経験のある方ならお判りでしょう・・・うっかり裏っ側で装填して真っ赤っかになるアレです。

四番目はPEACOCK/孔雀(♂)。感度200のクロスプロセス向きリバーサルフィルムです。
クロスプロセスによる碧/青系の色転びから孔雀(♂)なんでしょうね。孔雀(♀)はちょっと地味めの体色ですし。(パッケージには♂とか♀とかは書いてません)
クロスプロセスの際にはカラーネガ用のC-41処方となりますが、事前にご利用になられるラボがクロスプロセス処理対応かどうかを確認しておいた方が良いかも知れません。現像液が傷むのでクロスプロセスは受け付けない場合も多いですよ。
E-6処方ではノーマルなリバーサルフィルムとしてお使いいただけます。

取り敢えずマウントアダプターを使ってマイクロフォーサーズ機でレンズだけ活かす・・・なんてユーザーさん、今一度110カメラを活躍させては如何でしょう?

ロモ 110

可愛らしいデザインの物が多い110カメラシリーズです。

ネーミングはちょっぴり強引な気がしないでもないですが、今後もあれこれと個性的なフィルムを発表していただいて、いっその事「十二支」を制覇する位のラインナップが出来たら面白い・・・なんて思います。

お問い合わせはレモン社各店までどうぞ。


商品レビュー:NOKTON 25mm F0.95 TypeII

2017年3月8日

今回使用したのはマイクロフォーサーズ用MFレンズ、フォクトレンダー「NOKTON 25mm F0.95 TypeII」。F値0.95の変態大口径標準レンズです。使う前からクセ玉の雰囲気ぷんぷんな予感を抱かせるレンズです。

TypeIIと云うからには前モデルがあって当然ですが、変更点は動画撮影用に絞りリングのクリックを解除し、無音・無段階で絞りコントロールが出来るようになった点です。
ところでこのNOKTON 25mm F0.95 TypeII、電子接点を持たないので自分が絞り幾つで撮影したかを後でチェックする事ができません。レビュー作成にあたってこれはちょっと厳しいです・・・と云うワケで、絞りクリックを活かしたまま、0.95から1段ずつ絞って撮影、後から使用絞りを割り出すと云った具合に今回は撮影を進めました。

●MFの感触
ヘリコイドの回転は程良い重さでとてもスムーズでして、操作していて気持ちの良いものです。だが、しかし。回転範囲がかなり大きいので、中間~遠景スナップ撮影の直後に近接でボケ味を楽しもうとすると、思いっきりヘリコイドを廻す事になります。回転角度を大雑把にお伝えしますと、∞マークが時計の12/0時の位置から、時計周りにグルリと廻って、長針で云えば43分位の処に来ると最短撮影距離、と云った感じです。

●MF操作
普段使うMFレンズのつもりで、ついつい絞り開放でMF操作をすると軽く驚きます。とにかくピントが浅く、かつ、盛大な収差がEVFに溢れかえっています。霞がたなびき色が滲むホワッホワの世界です。フォーカシングの際は、F2程度にしておいた方が操作が楽かも知れません。

●推奨ボディ
日中もF0.95の世界を楽しもう!と云う方は、電子シャッター搭載で少なくとも1/16000Sec.が使えるボディがよろしいかと思います。今回はPEN-Fを使いましたが、感度拡張LOW/電子シャッター1/16000Sec.でもちょっとギリギリだったかな、なんて事もありました。E-M1 MkIIならば1/32000Sec.、拡張LOW64相当が使えるので、もう少し余裕があったかも。

 

●周辺光量落ち
まずは周辺光量落ちから・・・と思って撮影したのが下の写真2枚なんですが、光量落ち云々以前のコトが気になってしまいました。

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F5.6 1/640Sec.

ちょっと絞ると普通にマジメなレンズでしたが・・・開放では?

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F0.95 1/8000Sec.

何だかトイカメラの様な・・・周辺光量どころか、全体がトロットロになってしまいました。ハイライトは完全にマゼンタ被りしていますが、そもそも画面全体のカラーバランスも変わってしまいました・・・
そうそう、周辺光量落ちに関しては、これだけの変態的大口径レンズなのでもっと強烈な落ち具合かと覚悟(期待?)していたのですが、0.95と云う開放F値を考えると控え目な落ち具合で収まりました。

●耐逆光
ここ暫く使ったレンズと比較すると、いくらか耐逆光性は弱いのかな・・・?と云った印象です。

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F5.6 1/2000Sec.

画面右下にゴースト発生、右下1/4位の範囲は明らかにコントラストが低下してしまいました。ついでに絞り0.95のも撮りましたが・・・

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F0.95 1/16000Sec. ワイヤが桃色に・・・

もうこの際、0.95を使う時は現実ではないつもりで撮影した方が良いのかも知れない等と感じてしまいました。

 

NOKTONの名誉の為にも、ここからは暫く褒めてあげる内容になります。
まず発色の傾向は、やや渋めのクラシカルな色合いのようです(収差オンパレードの開放付近は除く)。

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F8 1/640Sec.

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F5.6 1/400Sec.

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F5.6 1/800Sec.

↑同じカットをF8で撮りましたが、看板文字はF5.6の方がシャープでしたのでこちらを採用しました。

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F5.6 1/640Sec.

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F5.6 1/3200Sec.

↑最近よく使うお気に入りの意地悪な撮影場所です。四隅に枝を配しつつ逆光の按配も見ようてぇ寸法です。
枝振りを基画像で見る限り、F5.6でも画面コーナーは「仕事で使うべきではない」レベルです。
是が非でも0.95!と云う決意が無いのならば、オリンパス&パナソニックの標準レンズの方が画面全域の均一性等の安定しているのでそちらがオススメです。・・・あ、褒め損なった!

●開放0.95
まぁ、クセ玉と云えば済んでしまう問題ですので、折角なのでここからは開放付近の撮影です。
開放ではフォーカシングがやり難いのでF2でMF操作、その後開放に・・・その途端、まったく違う世界が現れます。
最短撮影距離は撮像面から0.17m、マクロ的な使い方も楽しめます。

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F0.95 1/5000Sec.

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F0.95 1/16000Sec.

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F1.4 1/2000Sec.

1段絞ってF1.4。それでもまだハロっぽさが残ります。

あまりの被写界深度の浅さ故、風にそよぐ被写体はもうお手上げです。連写してなんとかなるかどうか・・・

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F0.95 1/4000Sec.

寄りばかりでなく、ちょっとだけ引いても開放の雰囲気は楽しめます。

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F0.95 1/800Sec.

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F0.95 1/1250Sec. ASA400

近接時よりは収差が穏やかに見えますが、元画像ではまだまだホワホワ感が残っています。
少し絞ってF2で、もう一歩踏み込むと・・・

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F2 ボケつつも引き締まった感じかと

絞りでボケをコントロール出来るように、距離でもある程度はコントロール出来るワケですから、あまりホワッホワなのがちょっとなぁ・・・と云う方は、一歩踏み込める状況ならばF2位が扱い易いかも知れませんね。

 

●玉ボケ
通常の撮影においては滑らかなボケを見せてくれたNOKTON 25mm F0.95 TypeIIですが、開放時の玉ボケはちょっと苦手の模様。

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F0.95、レモン型のボケっぷり

こちらもやはりF2位から均整が取れるようです。

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F2 ちょっとカクカクが出ますけど。

 

大雑把な感想を申し上げますと、F2より絞ると(割と)優等生、F2より開くとおきゃんな性格が出るようだ、と云うのが感想です。
MFレンズ故にサクサクっと撮影をするにはちょっと不向き、どうやら絞っても四隅は甘いようですが、ホワッホワのトロットロがお好きな方には「無二の存在」となるレンズです。

レモン社;松浦

フォクトレンダーNOKTON 25mm F0.95 TypeII
レンズ構成:8群11枚
絞り羽根:10枚
最短撮影距離(撮像面から):0.17m
寸法:φ60×70mm
フィルターサイズ:φ52mm
重量:435g

お問合せはレモン社各店
又はナニワオンラインまで

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F0.95 1/10000Sec.  ASA200

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F0.95 1/2500Sec.

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F0.95 1/4000Sec.

NOKTON 25mm F0.95 TypeII

F0.95 1/160Sec. ASA400

 

 

 


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