商品レビュー:LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.

2017年2月20日

今回はパナソニックのマイクロフォーサーズ用高倍率ズーム「LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」を使ってみました。35判換算で24-240mm相当、ほとんど大抵の用途に対応できそうな画角を持ち、レンズ交換さえ面倒くさい旅行等にうってつけのレンズです。何より、この画角域をカバーしながらも重量たったの265gと云うのが大きな魅力です。

●まずは実写♪
結構、広角側絞り開放では落ち込みがありました。

LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.

F3.5(開放) 14mm広角端

空の蒼は勿論の事、手前の地面も結構落ちています。
何分軽量小型なレンズなので完璧を期待してはいけません。ごく最近の高倍率ズームには広角端・絞り開放から光量落ちを気にせず使えるレンズもありますが、LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.は「開放は落ちる」のを意識して使いたいところです。
上の写真と同じアングルでF8に絞ると・・・

LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.

F8で撮影。

手前の地面は殆ど気にならなくなりました。

望遠側はどんな具合でしょうか・・・

LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.

F5.6 140mm(望遠端絞り開放)

四隅はやはり結構落ちます。も少し絞って比較したかったのですが、この日は強風が吹き荒れてまして。横浜ではバス停がなぎ倒される始末ですので・・・絞った状態で撮影したカットは全てブレてしまいました。もう、手ぶれではなく体が揺さぶられてましたのでご勘弁を。

画面中央付近は望遠端でも開放から実用充分な解像でしたが、ちょっと色収差が出ている気もします。
色収差は実はちょくちょく気になるケースがありまして、あまり撮影枚数の進まなかった今回でもしばしば「おややや?」と感じる事が。

LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.

F7.1 1/1600Sec. 14mm

本当は、逆光耐性チェック用に撮影したのですが、水面のきらめきがあまりにも色カブリしてしまいそちらに気を取られてしまいました。
この写真ではちょっぴりゴーストが出ているのですが(画面中央の渡り廊下の辺り)とても小さく、そちらの問題はあまり気になりませんでした。

下の写真は、逆光と画面隅のチェック用でしたがこちらも枝振りが色カブリです。

LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.

F5 14mm

雲越しの太陽を画面に入れているので、いくらか光芒が出ていますが全体としてのコントラストは維持できています。逆光には結構強いのではないかな、と感じました。

続けて望遠端もチェック。

LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.

F5.6(望遠端絞り開放)

やはり光量落ちが目立ちますが・・・画面中央部80%位の範囲は開放から使えそう。四隅はちょっぴり甘いですね。
一段絞ってF8では。

LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.

F8(望遠端開放から一段絞り)

大分改善しまして、四隅の角っこがちょいと甘いかな、程度にスッキリしました。
逆に云うと、いくら絞ってもちょっぴり隅の甘さは残ります。メイン被写体を極端に画面端に置かない限り、実用上の問題にはならないとも思います。

LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.

F8 140mm(望遠端)

中央部の画質は中間域でも良好です。

LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.

F6.3 97mm

 

ボケ、口径食の様子見をば。

F5.2 61mm(絞り開放)

比較的良好な円形に仕上がってくれました。

近接&ボケを見ますと。

LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.

F5.6 140mm(望遠端絞り開放) ほぼ最短撮影距離

 

F5.3 65mm 最短からやや引いたスタンス

ガサツキも感じられない、ごく自然なボケ具合でした。最短撮影距離は望遠側で0.5m、普段使いにはあまり不満を感じることはなさそうです。

強風の為に歩いて直進するのもままならない日でしたのであまりカット数が伸びませんでしたが、こんな日に屋外で「さて、レンズ交換しなきゃね・・・」なんて事になったらさぁ大変です。10倍ズームながら小型軽量、普段使いでこのレンズにストレスを感じる事はまず無いでしょう。
便利すぎて、フットワークが悪くなりそうなのはちょっと怖いですけれど、オススメできるレンズでした。
レモン社 松浦

パナソニック LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.
レンズ構成:12群14枚(非球面×3・ED×2)
絞り構成:7枚羽根円形虹彩絞り
最短撮影距離:0.3m(焦点距離14~21mm)/0.5m(22~140mm)*センサー面からの距離
寸法:φ67×75mm
フィルター径:φ58mm
重量:265g

お問合せはレモン社
又は、ナニワオンラインまで

 


商品レビュー:FE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90M28G)

2017年2月15日

いまだ風は冷たいながら、梅の花香る頃合となりました。今回はそんな梅に誘われたわけでもありませんが、SONYのEマウントフルサイズレンズ、FE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90M28G)を試してみました。ボディはα7S、フード装着&フィルターレスでの撮影です。

FE 90mm F2.8 Macro G OSS

「G」マークも誇らしげです。

●外観・操作性
上の画像からもお判りの通りフォーカスリミッター&手ぶれ補正のスイッチを備え、Gマークの下にはフォーカスホールドボタンも装備されています。いずれもカメラをホールドするとごく自然に左手親指でコントロール出来る位置にレイアウトされ、なかなかに操作性は良好です。
ただし、ファインダーを覗きながらブラインドで操作しているうちに「リミッターを弄ってるつもりで手ぶれ補正OFF~!」なんて間抜けな事を今回やらかしてしまいました・・・如何なる機材も、慣熟が大切と云う事ですね!

SEL90M28G

切替作動・MF操作共にとてもスムーズでした

ヘリコイドを前後させる事でAF/MFの切り替えが素早く行える「リングスライドスイッチ」はオリンパスユーザーの私としても大変使いやすく(あちらはクラッチフォーカスと呼びます)、ヘリコイド操作の重さも重すぎず&軽すぎずで好感触。最短撮影距離付近でAFが戸惑い始めたら、即座にMFに切替、の流れがとてもスムーズでした。

AF作動は大口径マクロとしては十分な速さですが、先述の通り最短撮影距離では撮影環境によっては延々と悩み続ける事があります。
フォーカシング時にレンズ全長は変化しませんが、もともと大柄なレンズであり、かつレンズフードを装着するとかなりの大きさとなりますので、近接時には手前の枝振りに引っかけたりしないようちょっと注意した方が良いかも知れません・・・はい、これも今回やりました。

●周辺光量落ち&逆光
今回は周辺光量補正「オート」のまま撮影していますが、目立った減光は感じられませんでした。ごく自然に緩やかに落ちる程度。近接撮影時には多少光量落ちがあっても、ボケを意識した撮影では殆ど気にならないでしょう。

FE 90mm F2.8 Macro G OSS

F2.8(絞り開放) 1/3200Sec.

FE 90mm F2.8 Macro G OSS

F2.8 1/800Sec.

絞り開放から画面中央付近の解像力は大変良好で、ちょいと絞ってあげれば風景撮影用中望遠レンズとしても存分に使えそうです。
ただし、上段の日比谷公会堂の写真を拡大した際にいささか色収差が認められました。

逆光テストでゴーストを出そうとすると、随分と無理で不自然な太陽の入れ方をしなければならない程度でした。

FE 90mm F2.8 Macro G OSS

F4.5 1/8000Sec.

ナノARコーティングの効能なのか逆光には強いようで、今回目立ったゴーストはこの1枚っきり。
も少し違うシチュエーションで逆光を試しましたが。

FE 90mm F2.8 Macro G OSS

F5.6 1/500Sec. 逆光でも十分にヌケを感じさせてくれました

ほとんど太陽に正対するアングルですが、コントラストの低下の最小限に抑えられています。
さりげなく背後には玉ボケを入れてみましたが、F5.6では画面隅でもかなり均質に形状を揃える事ができるようです。
●開放F2.8のボケ量
実を申し上げますと、私自身はマクロレンズを使う際にほとんど開放絞りを使いません。開放ではあまりにピントが浅いのでF5.6~F8あたりを多用しています。
今回使用したFE 90mm F2.8 Macro G OSSともなると極めてピントが浅く、余程イメージが決まっていない限りはちょい絞り気味が無難な使い方となるでしょう。
例えばほぼ最短撮影距離で絞り開放で万年筆をばペン先に合焦させて・・・

FE 90mm F2.8 Macro G OSS

F2.8 1/100Sec. 何だかよく判らない程のボケ量。

FE 90mm F2.8 Macro G OSS

ちゃんと合焦はしているのですが・・・絞り開放&最短付近はこんなもんですね。
大きく絞ってみますと・・・

FE 90mm F2.8 Macro G OSS

F11 1/15Sec.

マクロ慣れしている方には申し上げるまでもないでしょうが、昆虫撮影なんかしようって時にはそれなりに絞る事が必要なケースが多いですよね。ついつい大口径レンズのボケの魔力に負けてしまいがちですが、絞り設定はケースバイケースですよね。

開放付近でのボケ量の大きさを逆手に取るのも勿論可能で、特に手前のボケ量は必然的に大きくなるので「はっきり写って欲しくないもの」に対しては有効です。

FE 90mm F2.8 Macro G OSS

F2.8(絞り開放)  写って欲しいような欲しくないような・・・

ちょっとお尻のあたりが際どい状況なので、ボケを使って「自主規制」とさせていただきました。

再び最短撮影距離付近で、開放とちょい絞りを。

FE 90mm F2.8 Macro G OSS

F2.8 最短撮影距離付近

FE 90mm F2.8 Macro G OSS

F5 同アングルで

FE 90mm F2.8 Macro G OSSは等倍マクロレンズなので、腕時計もこれくらい寄って撮影できます。
さすがに「G」が着くだけあって、ソリッドな被写体の切れ味は上々。

 

大振りなレンズなので、コンパクトマクロの様に何時でも気楽に持ち歩けるワケではありませんが、本気でマクロ撮影にのめり込みたい方には是非お使いいただきたい上等なレンズである事は間違いありません。
梅は咲いたか~♪桜はまだかいな~♪
そんな季節ですしね!

SONY FE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90M28G)
レンズ構成:11群15枚(非球面・ED・スーパーED各1枚使用)
絞り構成:9枚羽根円形絞り
最短撮影距離:0.28m
最大撮影倍率:1倍
寸法:φ79×130.5mm
フィルター径:φ62mm
重量:602g

お問合せはレモン社各店
又はナニワオンラインまでどうぞ

FE 90mm F2.8 Macro G OSS

F5.6 1/1000Sec.

FE 90mm F2.8 Macro G OSS

F4.5 1/500Sec.

FE 90mm F2.8 Macro G OSS

F3.5 1/2000Sec.

 


新入荷【中古】トキナー AT-X Fisheye 10-17/3.5-4.5 (EOS用)

2017年2月14日

今回は新入荷レンズ トキナー AT-X Fisheye 10-17/3.5-4.5 (EOS用)のご案内です。

※APS-C用のレンズなので35mm換算で16~27mm相当です。

商品画像

大きく変化する画角、遠近感、被写体のデフォルメ等、通常の超広角ズームレンズとは明らかに違う、ディストーションを生かした映 像表現を可能にしました。

トキナーホームページより

[商品情報]

商品名:AT-X 107 DX Fisheye

掲載商品名: AT-X Fisheye 10-17/3.5-4.5 (EOS用)

商品コード:2111040018226

販売価格:35,000円(税込)※2017/2/14現在

付属品:元箱、FRキャップ
ランク:AB+
商品の状態:
・若干の使用感がある商品です。
・描写は下記の写真をご確認下さい。

※今回はキヤノン EOS 70Dにて試写致しました。

先ずはボケ具合

ボケ具合・10mm

ボケ具合・17mm

次に周辺光量落ち

周辺光量落ち

F4.5で若干出てるかな?という程度なので、気にせずに撮影に臨めます。

※10mm側は色々な物が写りこんでしまい、いまいち分からなかったので17mm側だけ掲載いたします。

最後に逆光テスト

逆光・10mm

多少は出ておりますが、充分許容範囲内かと思います

 

ここからは気軽に撮影した写真です。

1/3200 F4 ISO200

 

1/2500 F4.5 ISO200

 

1/200 F4.5 ISO200

 

1/40 F3.5 ISO1600

 

1/125 F3.5 ISO200

最短撮影距離が0.14mなので迫力のある写真撮影が可能です。

 

1/250 F3.5 ISO200

こちらはディストーションのお陰で迫力の出る写真に。

 

10mm側

17mm側

同じ場所で撮影するとこんな感じの画角になります。

 

軽量・コンパクトで携帯に便利です。使用していて特に不満はありませんでした。ただ、フィッシュアイレンズという事でレンズが盛り上がっています。散歩しながらの撮影はどこかに当たらない様に気を付けた方が良いです。

180cm

 

担当:レモン社秋葉原店 88(B2)

※中古品は1点ものです。販売済みの際はご容赦ください。

こちらの商品はナニワオンラインでもご購入いただけます。

商品仕様

焦点距離 10 ~ 17mm フォーカス方式 IF(インターナルフォーカス)
明るさ F3.5 ~ 4.5 ズーム方式 回転式ズーム
最小絞り F22 絞り羽根枚数 6枚
レンズ構成 8群10枚 最大径 70.0mm
コーティング 多層膜コーティング 全 長 71.1mm
画 角 180゚ ~ 100゚(ニコン APS-Cカメラ使用時)
※キヤノンAPS-Cカメラでの広角端画角は162°です。
重 さ 350g
最短撮影距離 0.14m 最大撮影倍率 1:2.56

【ご注意!】キヤノンデジタル(APS-C)ご使用の場合、下記の点を必ず守ってお使い下さい。

レンズのマウント近くのM/AF切り替えスイッチを【AF】に合わせた状態で、フォーカスリングを手動で動かすと、レンズ内部のギアに負担がかかり故障の原因になります。

手動でピント調整を行う場合、切り替えスイッチは必ず【M】に合わせて下さい。


商品レビュー:SONY FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS(SEL24240)

2017年2月8日

今回は広角端24mmから望遠240mmまでをカバーする高倍率ズーム、FE 24-240mm F3.5-6.3 OSSを使ってみました。手ぶれ補正能力が今一つ解らなかったので、ボディはα7S初代を使っています。いつもの通りにレンズフード装着、フィルターレスの条件です。

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

さすがにズッシリ、780g。お値段もちょっぴり重たい10倍ズーム。

10倍ズームともあれば、出先でレンズ交換がまず不要の便利ズームではありますが。画質にあまり多くを望めない製品もしばしば見受けられるのですがこちらは如何に・・・

耐逆光
まずは太陽をモロに画面に入れてみました。

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F8  1/4000Sec. 33mm

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F3.5 1/5000Sec. 24mm

フレア、ゴーストはこれと云って悪さをしていませんが、幾らかコントラストの低下が認められます。もっとも、この日は都心でも風速20mを越えた日。ご覧の通り多摩川辺りは砂塵舞う晴れながらの好天、橋の上ではおばちゃんの自転車が直進出来ない有り様でして。砂嵐の影響が無いとも云えませんが・・・

むしろモロに太陽が入っていない場合で影響を受ける事も多々あります。個人的な経験としては、茂みを通して差し込む陽の光にしばしば悩まされる事があります。

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F6.3 1/400Sec. 48mm

ちょいと立ち位置を変える、左手でハレ切りをする、とかで対処出来るケースも多いので、初心者さんは覚えておいて損はないですよ。

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

対処後です。

勿論、その時のフレアやゴーストが美しければ構わずに撮っちゃいましょう!

周辺光量落ち
先程の砂塵舞う多摩川の画も周辺光量落ちが見られますが、広角端開放ではかなり光量落ちが見受けられます。

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F3.5(広角端絞り開放)

光量落ちが大好きな人には(私です)好まれそうな落ち具合ですね。そのままちょいと絞ってみます。

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F5.6

F5.6程度ではかなり穏やかになり、F8で気にならなくなる、と云った按配でした。下がF8です。

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F8

 

周辺画質
ところで、上のF8で撮影したカット。リサイズをかけていない元画像の周辺部がかなり残念な事になっていました。

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F8まで絞ってますが、とってもユルユルでした。

中央部はなかなか良好な画質なのですが、周辺部はちょっと厳しい評価を下さねばなりませんかね。拡大せずとも描写の劣化にすぐ気が付くレベルですし、色収差も目立ちます。
なるべく主題は画面中央に、なんて留意が必要かも知れません。
中間の焦点距離では?

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F6.3 1/2500Sec. 126mm 奉納の文字が甘いです。

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

部分アップです。

望遠端

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F10 1/1600Sec. 240mm

パッと見良さそうですが、こちらも周辺部を拡大すると・・・いえ、もう拡大画像は辞めておきます。ちょっと可哀そうになってきました。
高倍率ズームの場合、広角/望遠どちらかに弱みがある事が多い印象があるのですが、この子はどちらも周辺画質に難ありの模様。

どこかしら周辺まで良さそうな画角は・・・と思って数日撮った中から探すと、35mm辺りは結構良さそうです。

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F8 35mm

枝振りも下草も、画面隅まで十分許容できる描写でした。

タマ惚け/玉ボケ
一部例外カットを除いて、大体において素直な玉ボケが得られました。

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F6.3(望遠端開放) これなら周辺画質関係無し!

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F6.3 128mm

ちょっと例外的なのは次のカット。

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F8 240mm F8と云っても、開放から2/3絞り

神田川の水面、ビルの谷間から光が差す条件でしたが、何かしらそう云った影響があったのでしょうか・・・両端がちょっと何だか半月状に。
レビュー作例以外にはまず玉ボケテストをしないので、私の経験/知識不足があるのかも知れませんが・・・

その他のボケ
望遠端240mmともなれば被写界深度は浅く・・・でありながら、開放F値は望遠端F6.3。それでも寄ればボケるのが筋と云うもの。

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F7.1 237mm 開放から1/3絞り

ちょっと後の枝がウルサイですね。

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F8 240mm 開放から2/3絞り

中央の描写はまずまずでしたが、やはり背後の枝やら花の輪郭がザワつく印象が拭えません。尚、近接時にはよくAFがドっ外れになりました。

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F6.3 194mm 1/2000Sec.

何とはなしに左後の花のボケが気になって、ついうっかり拡大すると。

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

本当に、中央合焦部はそこそこなんですが・・・

二線ボケって奴でしょうか。
背景をそれなりに整えてあげればあまり気にはならないと思いますが、そうも行かない状況のが多いんでしょうね、きっと。

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F6.3 1/3200Sec. 146mm

柄杓の柄、青竹のボケ方もこれ位ならそんなに気にはならないかと思いますが如何でしょう・・・

 

何だかあんまり褒めてあげられなかった気がしますが、それでも広い画角をカバーするこのFE 24-240mm F3.5-6.3 OSS。本気で風景写真を撮りたい方にはお奨めしたくありませんが、自在なズーミングで撮影を楽しもう!と云う方ならば楽しんでいただけると思います。
そうですね、「満足」よりも「楽しむ事」に向いているのかも知れません。

あ、そうそう、一言忘れていました。
砂塵舞う多摩川河川敷でもしも「レンズ交換しろ」と云われたら私は拒否したと思いますが、その点では実に助かるレンズではありました。
防塵防滴に「留意」されたレンズでもあります♪

SONY FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS
型名 SEL24240
レンズ構成:12群17枚
絞り構成:7枚羽円形絞り
最短撮影距離:広角端0.5m/望遠端0.8m
寸法:φ80.5×118.5mm
重量:780g
フィルター径:φ72mm

SONYαボディ・レンズのご用命は
レモン社秋葉原店
又はナニワオンラインまで

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F9 1/2000Sec. 240mm やばっ!降りられなくなった・・・・

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F7.1 83mm 狛犬の範囲位はそこそこ優秀

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F8 24mm

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F3.5 24mm 近接

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

F8 24mm

 

 

 

 

 


商品レビュー:ソニーSonnar T* FE 35mm F2.8 ZA(SEL35F28Z)

2017年1月31日

今回はSONYさんのEマウントフルサイズ対応単焦点レンズ、Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA(SEL35F28Z)を使ってみました。
青いZEISSマークが目立ちますが、別段ドイツブランド信者でもありませんので一切気にせずに撮影に臨みました。

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

重量120g、附属のフードもコンパクト

開放F値はF2.8と控えめながら重量わずか120g、公称寸法も全長36.5mmと大変コンパクトなレンズです。
これと云った強い個性を感じさせないカタログスペックとお感じの方もいらっしゃるかとは思いますが、個人機材がマイクロフォーサーズ機の私には「小型軽量」と云うだけでも十分な魅力だと感じられます。又、専用フードも効率良さげながらコンパクトなデザインで、小取り回しが良く常時バッグに放り込んでおくにも好適です。

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

単純な丸抜きではなく、ちゃんとスクェア状に絞り込まれています。

AF速度は爆速とは云えませんがスナップ撮影には必要十分な速度で、今回の撮影では迷い・ためらいを見せる事はありませんでした。無印α7と同期のレンズですが、現在でも問題を感じる事無く撮影に臨めました。

さて、作例を出す前に一つお断りをば。
ボディの「レンズ補正設定」を切った状態で一通り撮影を済ませ、その後PCで作業に掛かったのですが・・・周辺光量落ちが予想を超えた落ち具合でして、補正無しの条件ですと人によっては「こりゃ使い物にならんわい」とか思われそうなレベルかも知れません。そんなワケでして、このSonnar T* FE 35mm F2.8 ZAの名誉の為にも、まずは光量落ち補正有/無から見ていただこうと思います。
まずは、絞り開放で、補正の有無を。

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28Z

F2.8 周辺光量補正無し

絞り開放 周辺光量補正あり

絞り開放 周辺光量補正あり

ボディの補正機能はなかなかのモノのようです。
ところで、通常は多少絞ると周辺光量落ちは緩和されるものですが、Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZAは補正機能を使わなかった場合、多少絞っても光量落ちを見せてくれるようです。
今度はF5.6、補正の有無を。

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

F5.6 補正無し

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

F5.6 補正有

補正無しですと、撮影条件によってはF8でもしっかりと光量落ちが認められる場合もあるのですが、これは立派な一つの個性かな・・・とも感じます。

これより、全て補正「切」状態での撮影となります。
取り敢えず逆光撮影から。

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

F5.6 1/5000Sec. ASA200

モロに画面に太陽を入れています。流石に光源近くの第三マストはコントラストが低下していますが、第一・二、四マストは充分に描写されました。四隅の解像も立派なものです。
直接ではない太陽の入れ方ですと。

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

F7.1 1/800Sec.

部分的にフレアっぽくなりましたが、支柱に絡まる弦草達はしっかり描写できています。逆光条件で無機質的なモノと植物が混在していますが、このレンズの表現力もなかなかのものではないでしょうか。
太陽を画面に入れても負けないレンズが最近は多い様に思いますが、むしろ直接太陽が入らない場合に色々な問題が出がちな気がします。
例えば・・・・

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

たまたまカメラを振ったら強烈なフレア/ゴーストが・・・

こんな状況とか、茂みの向こうから低い夕陽が差し込む場合とか。勿論、このSonnar T* FE 35mm F2.8 ZAに限らずのお話ですが。結果から申し上げれば、このレンズは結構逆光には強い部類に入ると思います。

開放絞りF2.8、最短撮影距離0.35mと云うスペックはフルサイズ用レンズとしては平凡な数値かも知れませんが、APS機/マイクロフォーサーズ使いにはちょっと物足りなく感じられるかも知れませんね。とは云うものの、昔MF一眼レフを使っていた頃にはお手頃で馴染み易い(お求めやすい)レンズラインナップが各メーカーからあったものです。そう考えると、このスペックに特に不満はありません。まぁ、このSonnar T* FE 35mm F2.8 ZAが当時のそう云ったクラスのレンズより明らかに高額なのは事実ですが・・・

そんなこんなで、寄って絞り開放で撮影です。

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

F2.8 1/1600Sec.

大口径とは呼べないレンズですが、石鉢の手前、背後ともに十分にボケました。電線、冬枯れの枝ぶり等もうるさくないボケ具合かと感じます。
花の輪郭等は結構うるさいボケ方になる事がありますがその辺は・・・

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

F2.8 1/1600Sec. 最短撮影距離

こんな具合です。F2.8ではここらがボケ味の限界でしょうか・・・
背景が大きく抜けた条件であれば、F2.8でもしっかりボケます。

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

F2.8 1/1600Sec.

周辺光量落ちと相俟って、気分的にもボケた気がしてしまいます。ちなみに、クリックして拡大していただきますと海面のきらめきで玉ボケ~口径食の按配が何となくお判りいただけるかと・・・

前ボケを狙った配置であれば、35mmF2.8のスペックでもボケを作りやすいでしょう。

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

F5.6 1/3200Sec.

ちょっと抜けが悪いのは、ガラス越しの撮影だからです。

ややハイキー気味では然ほど目立ちませんが、ややアンダー気味にすると一気に光量落ちの楽しさが現れてきます。

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

F2.8 1/3200Sec.

赤も少し引き立つ感じです。

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

F2.8 1/8000Sec.

手前の被写体を見る分には、開放からキレ良く濁りの無い白を再現してくれています。

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

F2.8 1/5000Sec.

ちなみに上の写真、F7.1まで絞りますと・・・

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

F7.1 1/800Sec.

先程申し上げましたが、絞っても「補正 切」であれば、この程度に周辺光量を落せます。

35mmクラスになると、パンフォーカス的な使い方も可能ですね。

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

F9 1/640Sec.

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

F8 1/1000Sec.

焦点位置をちょいと間違えてしまいましたが、遠景のコスモクロックまでなんとか描写できたかな・・・

あれこれと振り回していて、ディストーションを殆ど感じなかったのですが。取り敢えず、直線構造物をほぼ正面から。

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

F8 1/400Sec.

マイクロフォーサーズ機で換算24mm相当のレンズを使う際、しばしばディストーションを「誤魔化せるアングル」を探す事がありますが(フルサイズ35mmと比べるのも酷な話ですが)、このSonnar T* FE 35mm F2.8 ZAではそう云った気遣いはほぼ無用のようです。F8で光量落ち無補正でも、この露光バランスではほぼ「落ち」を感じません。

レンズ補正有無の設定、露出バランスの選択(ローキー気味か、ハイキー気味か)で随分と態度を変える子のようです。
その点さえ踏まえておけば(値段はさておき)、解像力が高くかつコンパクトで面白く遊べるレンズなのではないか、と思います。

印象としては、F8まで絞り込まなくても良好な解像力を発揮してくれます。少し距離があって、特に絞り込む必要がなければF5.6辺りで良好な解像力を得られると思います。

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

F4.5 1/1600Sec.

手前の金網、画面隅の金属部等々もちゃんと解像してくれています。重箱の隅を突くような事を云いますと、基画像をグリグリ拡大すると隅っこに幾らか色収差が見えるのは事実ですが、商業写真でもなければ実用で問題になるレベルとも思えませんでした。

そんなワケで、プライベートユーザーさんには何ら気にせずにサクサクと撮影していただきたいですね。
上々の解像力を持ち、周辺光量落ちは設定次第でガラリと豹変する。そんな所もお楽しみいただければと思います。

SONY Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA (SEL35F28Z) 
フルサイズEマウント対応
レンズ構成:5群7枚
絞り構成:7枚羽根円形絞り
最短撮影距離:0.35m
寸法:φ61.5×36.5mm
重量:120g
フィルター径:φ49mm
お問合せはレモン社
又はナニワオンラインまで

SONNAR T*FE35/F2.8 ZA

F8 1/400Sec.

SONNAR T*FE35/F2.8 ZA

F2.8 1/2000Sec.

SONNAR T*FE35/F2.8 ZA

F9 1/500Sec.

SONNAR T*FE35/F2.8 ZA

F8 1/400Sec.

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

F7.1 1/2000Sec.

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

F6.3 1/125Sec.

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

F8 1/50Sec.

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

F2.8 1/100Sec.

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

F8 1/320Sec.


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